Q 数ある旅行代理店の中でも、志望先を選んだ理由は何ですか?
A ユーラシア旅行社は、海外旅行のみ、しかも旅好きの方の知的欲求を満足させるためのオリジナルな企画を出しているところに惹かれました。高額なパッケージ旅行ばかりということもあって社員教育はとても厳しいという評判なのですが、私は人間的に成長できる所で働きたいという希望があるので、この環境は自分に向いているんじゃないかと思いました。それに、大きな代理店だと、カウンター業務を最初に任されたらずっとカウンター業務、という風に1つの仕事に限定されてしまうことが多いのですが、ユーラシア旅行社なら海外ツアーの添乗に月1回出ても、それ以外の日は内勤でビザの手配やカウンターなど色々な業務にあたれるんですよ。視野を広げられると思いました。
Q 海外ツアーコンダクターの仕事は英語が必須。英語は最初から得意でしたか?
A 実はまだTOEICの点は十分ではありませんし、会話力ももっと伸ばしていかなくてはと思っています。高校の頃は英語は好きだけれど、特に力を入れていたわけではなく、JCFLに入って初歩の初歩から始めました。入学時はTOEIC320点だったのが、1年で505点まで上がりました。得点アップにつながったのは、TOEIC対策のクラスで毎日小テストがあったので、とにかく満点を目指して頑張ったことと、TOEIC直前講座で長文の読み方のコツや解き方のテクニックを教わったこと。単語力や熟語力がつくと長文が少しずつ分かるようになってきて、テストが苦でなくなりました。
それから、毎日ネイティブの英会話の授業があったことも良かったと思います。最初は質問すら理解できなくて辛い時もありましたが、ある日予習をしてみたら、先生の話していることが少し理解できて、発言もできるようになりました。毎回予習をするのは大変だけれど、その分得るものも大きいし、自分が楽しめることが分かりました。ちょっとした時間だけでも、毎日やることが大切だと思います。
Q 観光科で得たもの・学んだことで、就職活動に役立ったことは何ですか?
A 色々な旅行会社を調べても働きたい所が見つからなくて困っていた時にユーラシア旅行社を教えて下さったのが佐藤先生でした。その後も、志望動機は先生に何度も何度も相談をして書き直しましたし、面接試験の際は色々なアドバイスを頂き、就職活動ではものすごくお世話になりました。本当に佐藤先生が担任の先生で良かったなと思います。観光科で学んだことは全部役立ったけれど、特に良かったのはビジネスマナーの授業です。頭髪やスーツの着こなし方にしても基本的なマナーにしても、教わっていてよかったと面接会場に行ってみて感じましたね。
Q どんなツアーコンダクターになりたいですか?
A どう動けばお客様に感動して頂けるか常に考えながら、旅行を陰で支えていきたいです。‘この添乗員ならまた来たい’と思ってもらえるような、頼られる添乗員になることが目標です。私は初めて海外に行って世界観が変わり、環境破壊や貧困などの問題が他人事でなく、身近に感じられるようになりました。観光に携わる者として、お客様がその国の良い所だけでなくその国の抱えている問題にも目を向け、自分なりの課題を見つけて帰るような、後に続いていく旅をご提供できたらと考えています。
Q 海外ツアーコンダクターに憧れている人、国際観光科に興味がある人へのメッセージ
A ‘英語ができないから・・’と迷う人も多いかと思いますが、まず英語や知識の面は入学してからJCFLがサポートしてくれるから大丈夫。私も観光科に入るまでは何県がどこにあるかもわからないような状態でした。今はわからない事だらけでも、1年でビックリするくらい色々な資格が取れます。大切なのは、人の気持ちを考えて、どう行動できるかということ。例えば、身近なお母さんやお父さん、友達のために何かをしてあげたり、喜ぶことを考えて行動してみたらいいと思います。観光科は、みんなサービス精神旺盛で、誰かを喜ばせることが大好きです。就職活動中も誰かの誕生日があると、みんなでサプライズのパーティーを開いたりしてとても仲が良いんですよ。先生方も、熱心でいい先生ばかりなので、安心して学生生活を送れると思います。