JCFLで毎年開催され、進化し続けている「語学フェスティバル」。各学科の代表生徒が集い、「英語スピーチ」「多言語（英語以外の言語）プレゼンテーション」「多言語劇」の3部構成で行われます。今年は新型コロナウィルス感染症対策を十分講じた上で、ホテル椿山荘東京で実施。おもに全学科の1年生が集結し、大舞台で日ごろの語学学習の成果を発表しました！ 
 
英語スピーチでは、ネイティブのCraig先生から英語のみならず「スピーチパフォーマンス」の指導も受けて登壇。流ちょうな語学運用能力だけでなく、テーマも「多様性」にあふれており、それぞれ個人的な気づきや、今まさに社会が抱えている課題そのものに対して問題提起していました。また、「全国専門学校英語スピーチコンテスト(全国語学ビジネス観光教育協会主催)」特別賞受賞者スピーチも披露されました！
 
多言語プレゼンテーションでは、語学を学ぶことは、異文化を知ると同時に自国(日本)についても再認識することだと改めて気づかされ、知らない国や人を知る好奇心を刺激してくれました。またベトナム人留学生が発表の中で、日本に対して感じた違和感に触れた際には、会場全体が「確かにヘン！！」と温かな笑いに包まれる場面も！
 
多言語劇では、学科の枠を超えた100名以上の仲間が集まり、それぞれの才能が開花！脚本、翻訳、字幕、撮影、CG、作画、音響、照明、ヘアメイク、衣装、エンドロール…すべてを自分たちで作り上げました。特に今年のアート部門では、海外芸術大学留学コースの齊藤先生の指導のもと、「影絵」に初挑戦。また9ヵ国語+手話が飛び交い、斬新でメッセージ性の高い完全オリジナル脚本で披露されました。
 
英語スピーチの発表では、話し手である学生だけでなく、聞き手の学生たちも、これから国際社会の一員として活躍するという意識や、語学力を高めたいというモチベーションを改めて実感したのではないでしょうか。そして多言語・多国籍のパフォーマンスを通じて、異なるバックグラウンドや文化、価値観を感じられる素晴らしい1日となりました。

2021年度「スピーチコンテスト」プログラム及び登壇者

■英語スピーチ部門

■多言語シネマ「ピーターパン」

毎年、世界の言語が飛び交う多言語劇。英語をはじめ多言語学習に日々励む在校生やJCFLで日本語を学ぶ外国人留学生を含む総勢100名以上が参加。今年は、昨年の経験を活かして劇中に「シネマ」を取り入れたり、「影絵」にも初挑戦。「チェロ/フルート/ピアノ演奏」「オペラ/演歌」「剣道」「サーフィン」、最近注目を集めている「パルクール」まで…さまざまなパフォーマンスを学生が担当。コロナ感染予防のため、リハーサルがすべてキャンセルになる前代未聞の事態にも直面しましたが、学生たちは全力で本番に取り組み、臨場感を味わいながらオーディエンスの学生たちと一体となって盛り上がりました！

★劇で使用された言語
●英語　●韓国語　●中国語　●ベトナム語　●タイ語　●イタリア語　●フランス語　
●スペイン語　●日本語　※計9ヵ国語+手話

■多言語スピーチ部門