第1回 こんなに便利な at, in, on の使い方

「時」を表す前置詞として代表格のat, in, on。この3つを使い分けることができれば、会話もかなりスムーズになります。まずは例題から。



  (空欄補充)
                                       
(1) 明日の朝9時に高田馬場駅でね!

    Let's meet ( at, on ) 9 tomorrow morning at Takadanobaba station.

(2) 誕生日は1987年6月25日です。

    I was born ( at, on ) June 25, 1987.

(3) 誕生日は1987年の9月です。

    I was born ( in, on ) September, 1987.

(4) 5年間で最も寒い日だった。

    It was the coldest day ( in, on ) five years.
 







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(1) at…特定の時刻など、きわめて短い時間を表す時に使います。

(2) on…日付や曜日など、「日」が単位となるものにはonを使います。

(3) in…週・月・年・季節など、比較的長い時間を表す時に使います。(例外として、in the morning, in the afternoon, at nightは覚えておきましょう)

(4) in…「時の経過」を表すこともできます。「2,3日で」や「1週間で」なども、in a few days, in a weekと言えます。
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場所を表す前置詞としても at, on, inは重要です。会話の中でも「どこで、どこへ」など場所を特定することはたくさんあるはずです。「なんとなく」ではなく、的確に使えるようになりましょう。




 (空欄補充)
(1) 私は東京の上野で生まれました。

    I was born (in, at) Ueno (in, at) Tokyo.


(2) 私の兄は、エリザベスストリート102番に住んでいる。

    My brother lives (in, at) 102, Elizabeth Street.


(3) 天井にハエがいる。

    There is a fly (on, under) the ceiling.


(4) ドアの取っ手は金製だった。

    The handle (at, on) the door was made of gold.
 


(1) in, in…inは地域・地区を示します。

(2) at…atは、地点「ある場所の一点」を示します。

(3) on…表面に接触しているものであれば、「・・・の上に」以外でも全てonを使います。There is a picture on the wall(壁に絵がかかっています)も、壁に絵が接触しているのでon を使うのですね。

(4) on…上と同じくonが使えます。取っ手はドアに接触しているからです。