日本外国語専門学校
キャビンアテンダント・フライトアテンダント・グランドスタッフをめざすなら
キャビンアテンダント・エアライン科の先生

エアライン専科 山崎 直子先生 元スイス航空キャビンアテンダント

犬1匹に猫9匹!

趣味はと聞かれれば、まずは犬・猫ですね。今家には犬が1匹と猫が9匹(!)います。えさなどの世話をしたり一日2回犬の散歩をしたりと大変ですが、やっぱりとってもかわいいですよ。帰って家のドアを開けると待っていてくれますし、散歩では飼い主同士挨拶や話しをするのでいいコミュニケーションにもなります。

それから最近は歌舞伎や文楽をよく見に行きます。元々国文学が好きなので、知っている作品を見たりするのが楽しいですね。文楽でやったものを歌舞伎で扱うことも多いので、両方見比べたりしています。着物にはまっていて、だいたい観劇に出かける時は着物です。最近はもう洋服はあまり買わないかな。

商社からスイス航空日本人乗務員第1期生へ!

英語が好きで、英語を使う仕事がしたいと思い商社に就職しました。でも、今では法律も変わって女性も男性と同じように働きますが、私が働き始めた頃はまだ女性は男性社員の補佐、秘書的な役割だったんですね。それで何か物足りないなと思っていて、たまたまスイス航空が日本人キャビンアテンダント第1期生を募集していて、応募しました。高度経済成長で海外旅行ブームが始まった頃で、スイス航空も日本人団体客に対応するために日本人キャビンアテンダントが必要になったんですね。20人の枠に1、600人の応募があったと聞いています。一次試験の会場に行った時はさすがに受からないだろうなあって思いましたね(笑)。でも順調に選考が進んで、無事に就職することができました。

世界中をフライト

キャビンアテンダントの仕事は楽しかったですね。海外旅行は一生に一回、という時代だったので、お客様も行きはウキウキ、帰りも旅行を終えて充実した様子でした。旅行について色々お話を聞いたり、お土産を見せてもらったりしました。お客様と色々なお話ができて楽しかったですね。今ではあまり考えられないでしょう?羽田空港の国際線は赤じゅうたんで、お客様も女性はスーツにハイヒール、男性もスーツをバッチリ着ていました。今のようにジーンズで乗る人なんていなかったですね。それだけ特別なことだったんです。また帰りの機内では免税品が大人気で、日本では買えないものも多かったので、まさに"争奪戦"でした(笑)。スイス航空ではどの国の通貨も使えたので、色々な国の通貨を合わせてお支払いになるお客様も多く、その計算は本当に大変でしたね〜。計算機はなかったので筆算ですよ!
日本を出発して、香港⇒バンコク⇒ボンベイ⇒アテネ⇒チューリヒというルートを、各地に滞在しながら往復しました。家を出てだいたい2週間後に戻ってくるというペースでした。最長21日という時もありましたよ!一つのフライトに日本人乗務員は一人だったので、精神的に大変ではありましたが、各滞在先でスイス人の仲間達と観光や買い物をしたり、おいしいものを食べに行ったり、色々と楽しい経験をしました。それから、この仕事をやって一番良かったなあと思うのは、家族を旅行に連れて行くことができたこと。家族は航空券が割引になるので、まだ今ほど航空券が安くはなかった時に家族で海外に行くことができました。


エアライン専科の学生は?

みんな、キャビンアテンダント、グランドスタッフになるというはっきりとした目標を持っているので、本当に一生懸命頑張っています。私が現在受け持っている専科(大学・短大・専門学校卒業以上対象)で学生達が言うのは、大学や短大の時にはエアライン業界を目指すという人がなかなか他にいなくて、どうしたらいいのか分からなかったということです。そしてこの学校にきたらみんなが同じ夢を持っていて、一緒に頑張れるのが嬉しいと言っています。学生からは厳しい先生と思われていると思いますが、エアライン業界は就職も大変ですし、入ってからも基本的に女性社会で上下関係がとても厳しいんです。お客様に対してはもちろんのこと、職場内でも礼儀をわきまえていることがとても大切です。ですので、大学や短大で横(友達同士)の関係の中だけで過ごしてくると、就職も難しいですし、そのまま入れたとしても大変苦労をします。それだったら、せっかく学費を払って学校に通っているのだから、在学中に厳しくして、就職試験や実際の現場では"大したことないな"、と感じるくらいの方がいいと思うんです。学生に「いいのよ」と優しくするのは簡単ですが、そうやって甘やかしても学生のためになりませんので、きちんと指導しています。(実際、エアライン業界で活躍中の先輩の多くが、JCFLでの面接練習の方がずっと緊張して、本番は全く緊張せず楽しく受けられたと言っています。)


エアライン専科に興味のある方へ

大学や短大生の方の中には、1年では準備ができないと思っている方も多いんです。でも本当にやりたいのなら必ず1年間で目標を達成することができます。毎日会話など英語の授業がありますので、英語力もグンと伸びます。この学校での1年を最後の学生生活と思って実践的な英語力とエアライン就職のノウハウを身につければ、必ず夢を実現させることができます。まずはぜひ一度学校にいらしてください。そして、遠慮せずに相談してください。

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