羽田旅客サービスのグランドスタッフに17名の日本外国語専門学校生が内定しました。運航状況や羽田空港内の案内だけでなく、関連交通機関や宿泊施設に関する知識も必要とされる仕事です。今回は、大学と迷った末、エアライン科で一歩を踏み出したという原口さんに、インタビューしました。
羽田旅客サービス グランドスタッフ
キャビンアテンダント・エアライン科 2年
東京都立富士高校出身
A 私の場合は最初からエアラインという訳ではなくて、高校卒業後は大学を目指していたんです。私大は受かったのですが本命の国立がダメで、その時に‘今専門か短大に行けば、社会に出る時は同学年と同じスタートが切れる’と思い、興味のあった語学系のこの学校に見学にきました。
3月末でしたが、まだ学科も決まっていなくて、エアライン科に少し興味がある程度でした。でも小森先生が親身になって話を聞いて下さって、後日‘限界を自分で決めるのではなく、新しい自分をみつけよう!’とメッセージを頂き、ここでやってみようと思いました。
A キャビンアテンダント・エアライン科は、年が上の子も下の子もきちっと夢を持っていて、その目標に向かってみんなで頑張っていました。そういう姿を見ていると、私は物事を後回しにしがちだったのですが、自然と‘今できることはちゃんと頑張ろう’と感じるようになっていきましたね。ギリギリの行動をして人を待たせることもなくなりました。この学校を選んだ理由には、社会人になる前に生活を立て直したい、社会のマナーを身につけたいという気持ちもあったので、選んで正解だったなと思います。
A 入学時はエアラインの仕事についてのイメージしかありませんでしたが、授業と空港でのインターンシップを通して、グランドスタッフがいかに頭の回転と機敏さが必要か、同時に人と接することを大切にしていかなくてはいけないかを実感することができました。
就職活動では他業界もいろいろと受けてみたのですが、いい所まで行って落ちるということが度々あって、就活をやめて大学編入しようか…と考えたこともありました。でも担任の服部先生が「今すべき事とやりたい事が別の時もあるのよ」とアドバイスして下さって、また気持ちを整理して就活に臨むことができました。
A 全部役立ったのですが、敢えて言うならJob-interview の授業です。自分を前面に出すのが苦手なタイプなのですが、立居振舞い、話し方、身だしなみ、表情、アイコンタクトと細かく指導して頂いて、少し余裕を持って面接に望めました。
あと、エアライン知識の授業は、飛行機の歴史や仕組み、空港の様子が学べて、空港をあまり利用したことが無かった自分にとっては新鮮でした。授業で教わった事が面白くて、放課後、空港まで確かめに行ったこともあります。この知識は仕事でも今後活用できると思います。
A 周囲への感謝を忘れずに一日一日過ごしたいです。常に思いやりの心と言葉でお客様に接していきたいと思います。
A 悩んでいるなら、とにかく行動に起こしてみて下さい。私は大学4年間でやりたかった事を、この2年間に凝縮できました。英検もパソコンの資格も取れたし、就職もできました。その2年間は、大学と違ってJCFLは出席も厳しいですし、課題も沢山出るので本当に忙しいですが、その分今後活かせることが沢山学べます。なりたい自分を想像できれば、日本外国語はその自分になれる学校、夢を実現できる学校だと思います。