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アメリカ留学科
更新日 2005年1月31日

■1月28日(金)アメリカ留学中の卒業生来校!


アメリカ留学科2002年卒 べサニー大学国際関係学部卒業
東京都立戸山高校出身 

1月28日、アメリカ留学科の卒業生山田さんがJCFLに来てくれました!アメリカ留学して約2年半で全ての単位を履修し、もうすぐべサニー大学を卒業する山田さん。専攻は国際関係学。約2時間のインタビューで、彼のアメリカ留学や人生について、たくさん語って頂いたのでご紹介します!留学で自分の将来を変えたい人、必見!

アメリカ留学を決めるきっかけ

高校はいわゆる進学校で、周りは皆、早慶、東大などを目指している環境。高校3年は何の疑問もなく受験勉強をしていた。高校3年の夏、母親の知り合いでアメリカ留学していた人と話す機会があり、そんな「留学という選択肢もありなのかな」と思ったのがきっかけとなった。最初はなかなか親にも言えず、やっと12月頃父親にその気持ちを伝えたが、「受験を途中で投げ出すな」と言われてしまった。そこで、山田さんがとった行動は?なんと受験勉強はそのまま続けJCFLの試験も内緒で受けてしまった。「両方受かったところで、再度父親の前で『今、この二つの選択肢が目の前にあるんだけど、僕は留学したいんだ』と言って大学の合格証を破ったんです。」その熱意に父親も反対はしなかったが、自ら留学先の学費を払うと宣言。それまで貯めてきたアルバイトのお金を使うことにした。自分への投資に全く迷いはなかった。

バイトも頑張った。アメリカ留学を目指したJCFL在学中

男に二言はない。アメリカ留学後の学費を稼ぐためにJCFL在学中もアルバイトをした。時間割もハードで宿題も多い米国大学留学科。そんな中でどうやってバイトをする時間を見つけたのだろうか。「宿題はその日のうちに休み時間にやったり、テキストは電車の中で読んだりとできるだけ時間を有効に使いました。」クラスメイトたちよりもバイトで時間がない分、少しでも時間をみつけて勉強に励んだ。JCFLの授業で役に立ったのはネイティブによるアメリカの大学への単位移籍科目授業。本からでは学べないような、アメリカ式の授業の雰囲気を体験した。

いよいよアメリカ留学 ― キャンパスライフと世界での経験

ずっと世界史が好きでアメリカ留学後は国際関係学を専攻するとJCFLに入る前から決めていた。アメリカの大学でも国際関係学を勉強できる所は意外に少ない。二つの候補から少人数制のべサニー大学を選んだ。学費が少し高めで諦めていたが、その年だけ、なんとべサニー大学の学費が奨学金により下がった。次の年からまたもとに戻ったと言うから、すごくラッキーなことだった。

アメリカ留学早々、山田さんは持ち前の行動力を発揮する。留学したべサニー大では学部の勉強の他に写真をやりたかったが、写真部がなかったので、自ら作ってしまったのだ!一つのクラブを作るのは、並大抵のことではない。100人の署名を集めたり、理事会面接を受けてプレゼンテーションをしたりという長い道のりがあった。それでもやりたいことをやるための努力は決して惜しまない。始めは5人ぐらいからスタートした写真部も今では30人ぐらいの部員がいる。もちろん部長は山田さんだ。写真部では大学のバスケットボールチームの写真を取ってカフェテリアで売ったりもした。本人たちも買ってくれるし、スタンドに持っていけば親も買ってくれる。良く撮れていると喜ばれるのが嬉しかった。他には日本人クラブやInternational Students Association(留学生の集まり)にも入り精力的に活動した。

もちろん留学しているわけだから、勉強の方も忘れてはいない。べサニー大学で出会った教授にはとても満足している。海外での講師経験がある人もいて、アメリカ人のビジョンではなく、国際人としてのビジョンで講義をしてもらえたのが良かった。クラスも平均10名程度で5,6人のクラスもあった。ディスカッションも多く、山田さんは必死にノートを取るクラスメイトを尻目に、ノートも持たずに行ってとことん話すことに徹した。インターンシップは全部で2回。3年の夏にエクアドルに3ヶ月、4年の夏にモロッコで5週間。エクアドルにいる間にはスペイン語も身につけ、モロッコに行った時はヨーロッパ14カ国も周ってきた。世界の文化・言語に触れるのが好きで、人と話すのが大好きという山田さん。行く先々で様々な人に出会い、交流した。また旅行する時には必ずカメラも忘れない。山田さんの写真には風景だけでなく、その国の人々が入る。その見知らぬ人物の生活の一部がさりげなく写真に入ることで、そこに流れる時間や空気さえも感じることができる、実に魅力的な写真だ。

今現在、企業に勤めるということはあまり考えていない。確かに自分の世界を自分で開拓してきた山田さん、企業という枠にははまりそうにない。旅してNGOなどで働きながら生活をしたいという。自ら経営をするという野望もある。お金を得るために必死になって働くのではなく、生活を楽しみたい。

最後に今留学を考えている方へのメッセージを聞いてみると「諦めないで、自分の目標に向かってできることは全部やってみてほしい。後で後悔しないように。」と言ってくれた。「留学がなければ今の自分はない」と語る山田さん、アメリカ留学を通して得た経験や人・文化との出会いが、これから先も彼の財産となり、原動力となっている。

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