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アメリカ留学科
更新日05.12.21

■オレゴン大学で国際関係学を学ぶアメリカ留学科の卒業生来校


静岡県浜松海の星高校出身
2003年3月JCFLアメリカ留学科卒業
2003年6月アメリカ留学 ピアスカレッジ 2年次編入
2004年9月オレゴン大学3年次編入
現在オレゴン大学国際関係学専攻4年生。9月から12月まで大学の研究でガーナへ。ボランティアハウスに滞在後、ガーナ人の家でホームステイも経験

先日アメリカ留学科卒業生で現在オレゴン大学で国際関係学を学んでいる大場さんが来校し、在校生の様々な質問に答えてくれました。在校生にとっては、留学している先輩から話を聞ける貴重なチャンス。その大場さんにアメリカ留学の様子をインタビューしました。

オレゴン大学で国際関係学を学ぶ学生

Q アメリカ留学を決意したきっかけを教えて下さい

高校時代にオーストラリア、イギリスで短期留学を経験し、別の国で生活すること、違う文化を持つ人々と交流することがいかに自分の視野を広めるかということに気が付きました。同時に、短期留学ではその国や人のことを深く理解するのは難しいことも実感しました。その後、短期ではなく長期留学をしたいと考えるようになり、また、海外の大学では専門分野と英語が両方学べるということもあり、アメリカ留学を決意しました。

Q JCFLに入学したきっかけを教えて下さい

もともと日本の大学への進学も考えていた私は、高校の進路選択の時期に多くの大学や専門学校の資料を取り寄せ、興味を持った学校には積極的に足を運んでいました。その中でも気に入ったのがJCFLで、学校説明会やセミナーなどでお会いする先生方が学校や留学制度について自信を持って説明される姿はとても印象的でした。TOEFL対策ができる、米国と同じような形式の授業が受けられる、単位が移行できる、など無駄のない勉強面での準備に加えて、精神面でも留学の準備がしっかりできるという利点を理解し、JCFLへの入学を決意しました。

Q JCFLの勉強で役に立ったことは?

JCFLでの1年はとても忙しく、慌ただしく過ぎていきました。毎日いくつもの授業があり、家に帰ったら宿題、予習、テストの準備などをしなければならず、それは決してらくなことではありませんでした。しかし、1年間どうにかやり遂げたということはその後の自信につながりました。JCFL卒業からアメリカ留学して2年以上が経過した今でも、大学の勉強が大変なときには、JCFLでの頑張りやそこで得た自信のおかげでどうにか乗り越えることができます。

Q 留学先では今、どんなことを勉強していますか?

ワシントン州ピアスカレッジで一般教養を勉強後、オレゴン州、オレゴン大学では国際関係学を専攻、また平和学を副専攻しています。大学の卒業が近づくにつれ国際関係学についても、平和学についても勉強内容はより深く、専門的なものになります。具体的にはAid to Developing Countries (発展途上国への支援)やPost-Colonial Era in Africa (独立後のアフリカ)などの授業があり、どれも自分自身にとって興味深いものばかりです。

Q アメリカでの留学生活について教えて下さい 

大学編入後、9ヶ月は大学内にある食事付の寮に住み、バーレーン出身の大学院生とルームシェアをしていました。その後はアパートに移り、友達と自炊しながら生活していました。金曜日は友達と外に出て遊んだりもしますが、土・日は主に勉強をします。アメリカの大学生は勉強と遊びのメリハリをしっかりつけるということは、JCFLにいる時から聞いていましたが、まさにその通りで、休日も図書館は学生でいっぱいです。アルバイトは、寮のカフェテリアでやっていたことがあります。留学生でも学校内であればアルバイトができるので、授業スケジュールと照らし合わせながら働きます。 

Q アメリカに留学して大変だったことは?

留学したカレッジ、大学のそれぞれの1学期目は授業についていくのが大変でした。それは授業のスピードに驚いてしまったり、1学期目ということで新しいタイプの授業に不安を感じていたからかもしれません。しかし、JCFLでどのような授業形式なのか、どのように先生とコミュニケーションを取ったら良いのかなどを学んでいったので、余計な心配をせずにいられたという事実もあります。もしJCFLに入学せずに直接現地の大学に留学していたら、日本の学校とは全然違う授業スタイルについていくことができたか、わかりません。

Q アメリカ留学して良かったと思いますか

胸をはって”良かった”と言えます。もちろん大変なこともありますし、どうしたら良いのか分からなくなることもあります。しかし、嫌と言うほど自分と向き合わされて、自分のことを知り、友達や親、その他周りの人がいかに支えてくれているかも分かりました。日本の外に出ることで、日本の良さに改めて気づくこともできます。そして何より、様々な国の学生と交流、そして一緒に苦労するうちに、自分の視野が広がっていくのは、留学の醍醐味だと思います。

Q 今後の予定を聞かせて下さい

大学を卒業後は1年間のオプショナル・プラクティカル・トレーニングビザ(アメリカで1年間研修のための労働が可能)を取得し、アメリカに残って仕事の経験を積みたいと思います。今後も国際協力、国際開発、特にエイズ教育や難民への支援活動に携わっていきたいので、その分野でのインターンシップやボランティア活動にも積極的に参加し、知識をつけていきます。最終的には世界のどこかで自分の興味や関心のある分野で働くことができたらと考えています。国際関係学や平和学をさらに深く学ぶため、アメリカの大学院への進学も検討しています。

ガーナでの写真

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