日本外国語専門学校
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アメリカ留学科
更新日07.1.9

■アメリカで博士号を取得して、大学教授を目指す!
 
 アメリカ インカーネート・ワード大学 国際教育と起業学の博士課程在籍
 1998年米国大学留学科卒業(東京・八王子高校出身

 2002年同大学『ファッション・マネジメント』で学士号、2005年『国際教育学』で修士号取得
米国大学留学科を卒業後、カレッジを経てインカーネート・ワード大学に編入、ファッションマネジメントで学士号、国際教育学で修士号を取得しました。現在は同大学の『国際教育・企業学』の博士号取得を目指しているという長島さんに、アメリカの大学や将来の夢などについてインタビューしました。
教育学で博士号取得を目指す先輩

Q 留学をしようと思ったきっかけは? 
 高校の時に1年間留学をして、もっと生きた英語を学びたいと思ったんです。日本の大学では受験英語しか学べないと思っていましたし、形だけで中身のない教育を受けても意味が無いと思ったので、海外の大学しか考えていませんでした。

Q 米国大学留学科を選んだ理由は? 
 「1年を無駄なく 留学を成功させる」というキャッチにやられましたね。教育システムの違うアメリカで単位移籍ができるのは、他ではなかなかないシステムだと思います。実際に留学フェアに参加して、先生方にとことん気になることを質問してみたのですが、筋の通った答えが返ってきたのでここに決めました。

Q 米国大学留学科に入って良かったところは?
 単位移籍ができるところ、TOEFL対策をしっかりとやってくれるところ。忙しいカリキュラムで辛い時もありましたが、やっていて良かったとアメリカに行ってから実感しましたね。他の留学機関から‘TOEFL免除’という枠で来た人は、最初に易しい道を選んでしまったのでその後耐え切れなくて帰国してしまう人が多かったんですよ。

Q 大学でどんな研究をしているの?
 グローバリゼーション(地球規模化)の中で教育システムが果たす役割の大きさを検証し、どうあるべきか研究しています。グローバライゼーションとは、政治・経済・教育、そしてテクノロジーがお互いに作用し合うことで進んでいくものですが、僕はビジネスも音楽も元をただせば全て教育に行きつくと思っていますし、教育システムを時代・社会・文化に合わせて改善・発展させていくことが必要だと考えています。その国の文化や社会を無視してアメリカ化することで起きている問題が沢山あるので、その辺を含めて「本当の国際教育とは」ということを研究しています。

Q アメリカ留学をして何が良かった?
 第三者として客観的に日本を見つめられるようになったこと。自分が知っていると思っていた日本の文化や言葉について、教授に聞かれた時に何も答えられなかったんです。その時に教えてもらったのが『Research』(研究する)の意味。『Re(もう一度)-search(探す)』、つまり‘自分が知っていると思っていることに何度もあたって捜し求める’ということでした。その時から国際教育を勉強するのが楽しくなってきましたね。

Q 留学をして自分が変わったと思うところは?
 親も友達もいない環境で、自分でやらなければ物事が全く進まないので、自立心が育ちました。また、年長者、例えば先生の考えに黙って聴き従うのが一般的に良しとされる日本と違って、アメリカは自分の意見を言って参加することが尊ばれる文化なので、常にしっかりとした自分の意見を持てるようになりましたね。

Q 将来の夢や目標を聞かせてください
 博士号を取った後は、アメリカで大学教員として5〜10年くらいキャリアを積みたいと思います。その後で日本へ帰り、正しい国際理解を深める教育システムを作り上げたいと思っています。外国語と共にその国の文化を学ぶこと、そしてもちろん自分の国の文化を大切にすることを若い世代に伝えていける教育が必要だと思うので。

Q 留学を目指す人へのメッセージ
 アメリカに行く前に英語の準備も大切ですが、自分の国や言語に対する再勉強が大切です。日本人がアメリカという国に興味を持つのと同じように、アメリカ人も日本に興味がある人が多いんです。英語力に関しては、アメリカに行く前に英会話を使える環境をどれだけ身の回りに作れるか、ですね。身の回りにネイティブがいなければ、外国人のみのチャットに参加するとか、NHKニュースを英語で見るとか。

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