大学は、世界から選ぶ時代。憧れで終わらせず、高校生に海外大学進学をおススメしたい!IELTSの受験結果を新たなモチベーションにする、海外留学科の在校生に話を聞きました。

先日学内で行われた、IELTS(アイエルツ)の公式テストの結果が発表されました。アカデミックな内容など、高度な英語力が試される試験のため、個人での対策や高得点を取るのは難しいと言われているIELTS。しかし、「入学して半年もたたないのに、例年よりも好成績を修めた学生が多くいたのが今年の特徴」と話す海外留学科の藤原先生。これもJCFL入学から約4ヵ月、レベル別少人数の授業でIELTSの傾向と対策を学び、勉強法を知りつくしたプロの教員から指導を受けてきた在校生たちの努力の成果ではないでしょうか。
 
また、在校生は英語の勉強に加え、志望校選びや学部選び、出願など本格的な準備を控えています。10月末には保護者の方を招いて「留学オリエンテーション」を開催予定。夢の海外大学進学に向けて着実にステップアップする学生にIELTS初受験の感想や、JCFLでの学びの成果についてインタビューしました!
IELTS初回4.5取得(英検2級/TOEIC 500~550程度)
アメリカ・カナダ留学コース1年/東京都 関東第一高校出身

高校生の時、進路についてどう考えていましたか?

英語が好きだったので、それを活かした進路を考えていました。それに、英語以外の教科があまり得意ではなく日本の大学よりも留学したいと高校2年生ぐらいから考えるように。海外留学を経験している母が、せっかく留学に行くならば「正規留学=海外大学進学」と強く勧めてくれたことが進路選択に大きく影響。JCFL卒業生である姉をきっかけにJCFLについて知りました。また、自分で進路研究をし、他の学校と比較する中で1年という短い期間でしっかりと英語力を伸ばし、海外大学進学の準備ができるJCFLへの入学を決意。「留学するなら無駄なく、最短ルートで確実に行きたい!」という自分の希望に合っていたと思います。

IELTSを受けてみてどうでしたか?

緊張のせいかいつもより難しく感じました。まだまだ伸ばせるな、という手ごたえも。4技能それぞれのスコアが出るので、自分の弱点が分かり、これからどのように勉強すれば良いか分かりました。普段からJCFLのネイティブの先生に授業後に質問して英語で話すことに慣れていたので、スピーキングはリラックスして受けることができました。先生がいつも「分からないままにするな、分からないことはこの授業が終わるまでに解決するように」とおっしゃっているので、それを守ってコツコツ勉強してきた成果か、問題を解きながら分かる単語量が圧倒的に増えたと感じました。

海外大学進学を目指す先輩として、留学に興味のある高校生へエールを!

留学したいのに、留学「できない」理由を見つけてチャレンジをしない言い訳にしていませんか。英語力に自信がない人、今の英語力は関係ないと思います。今力がないのであれば、これから伸ばせば解決できます。環境次第で英語力は一気に伸びると考えているので、JCFL入学後、留学準備のためのこのコースで頑張れば大丈夫。「留学したい」「英語が好き」そんな前向きな気持ちさえあれば英語力は心配する必要ないと思います!留学に行きたいなら行くべき。若い今だからこそ失敗を恐れずに何にでも挑戦しよう、という気持ちで僕もJCFLで頑張っています。
IELTS初回5.5取得(英検2~準1級/TOEIC 600~740程度)
総合英語科 留学準備専攻2年(アメリカ・カナダ留学コース)/埼玉県立大宮光陵高校出身

IELTSを受けてみてどうでしたか?

本番がどのようなものなのかまったく見当がつかなかったので、その雰囲気を知ることができて良かったです。程よい緊張感もあり、集中力を保ちながら全力で問題と向き合うことができました!自信のあったスピーキングが他よりも点数が高く嬉しかったです。スパービー先生の「Listening & Speaking」の授業が良いスピーキングの練習になったと思います。英語でディベートを行ったり、自分の意見を英語で話したりする授業。ものごとを考え、それを英語で表現する思考力と瞬発力が鍛えられている実感があります。英語学習は楽しいものだと思っているので、その言葉通り授業ではいつも楽しく英語を話しています。また、日頃から「ネイティブの先生がいたら絶対に話に行く、チャンスを逃さない」ことと、授業中に積極的に発言することを心がけていたので、その成果が出たのだと思います。

村井さんは、国際ホテル科から留学準備専攻にコースを変えたんですよね。何がきっかけだったんですか?

人と接するのが好きで、高校生の時から多くのゲストに笑顔を届けられるホテルマンになりたいと考えていました。それと同時に、海外留学への憧れも。JCFLの「国際ホテル科」で英語とホテルの専門スキルを学び、卒業後はJCFLならではの海外大学編入制度を使い、タイにある名門のプリンス・オブ・ソンクラー大学(以下PSU)への進学を入学当初から希望していました。「留学するなら正規留学」というのが私の譲れないこだわり。PSUへの進学はもちろん、海外大学進学を本格的に目指すために2年次進級時に「留学準備専攻」にコースを変えました。

留学準備専攻での日々はどうですか?本当に留学したいんだな、と村井さんの熱い思いが伝わってきます。

毎日が楽しいです!なんといっても、先生方の9割がネイティブの先生で、キャンパス中で英語が話せます。日本にいながらすでに留学した気分を味わっています。自分自身が積極的になることで、英語を話すことに慣れました。クラスメイトと英語で話すことも。クラスメイト全員が留学を目指す仲間なので、モチベーションを保ちながらお互いに刺激を与えあうことができます。当初はPSUに行きたいと考えていましたが、今は選択肢が広がり、他の国への留学も考えています。ただ、将来はクルーズ船やホテルといった観光業界でキャリアを積み、そういった会社の人事部で働くことが目標なので、国と大学選びは「人間行動学」や「人材管理」を学べることが基準。来月には保護者を交えての「留学オリエンテーション」もありますし、担任の小島先生に相談しながら最適な留学先を見つけていきたいです。
IELTS 6.5取得(英検準1~1級/TOEIC 820~870程度)
総合英語科 留学準備専攻2年(アメリカ・カナダ留学コース)/東京都立松が谷高校出身

受験直後もインタビューを受けていただきましたね。今回は結果発表後の感想を聞かせてください!

目標は7.0だったので悔しいです…。やはりこれまで学んできたことをいかにアウトプットできるかが大事だな、と感じました。JCFLで過ごす中で、単語力を身につけたり、問題の解き方のポイントを学んだりとインプットは十分できている自信があります。ただ、それを今度はスピーキングやライティングなどの自己表現をする場面、そしてリーディングやリスニングで文章を理解しなければならない場面で、瞬時にこれまで学んできたこととつなぎ合わせられるか、という勉強に移らなければいけないということを課題に感じています。やるべきことは明確なので、あとは努力するのみです!

いつもポジティブでモチベーションが高い印象を受けますが、その原動力は何?

「好きなことをやっている」ということが一番だと思います。英語の勉強が好きなんです。それに、もう一度アメリカに行く、充実した大学生活を現地で送りたい、とも強く考えています。幸せなことに、JCFLには「好きなことを好きなだけ頑張れる」環境が整っています。モチベーションの高いクラスメイトがたくさんいることは前回のインタビューでも話しましたが、本当に周りの影響は大きいです。毎日ある50問の英単語テストでは、満点が当たり前。負けたくない、できることは全力で頑張りたい、という気持ちが原動力の一つです。それに、今頑張っていることは将来の自分のためになることばかり。語学の勉強の良いところは、自分が習得した能力次第でいくらでも世界を広げられること。さまざまな国から留学生を受け入れているアメリカで、英語という共通言語を通して世界中の人とコネクションを作りたいです!

ずばり、高校生に留学をおススメしたい?

もちろん!迷っていたら、絶対に留学するべき。高校卒業後、実際にアメリカに留学していた経験からもこれは絶対に言えること。「英語ができないといけないのかな」「自分に留学なんて」など、考え始めたらきりがないと思いますが、ネガティブな感情は置いて、留学に対する憧れからスタートさせてOK。その代わり、情報収集はしっかりと行ってください。留学は、渡航前の準備が特に大事。しっかりと準備をしなければ、充実した留学生活も手に入らないと思います。だからこそ、私はJCFLへの入学を決めました。1年間という短い期間でアメリカ大学1年分の単位を取得でき、英文レポートの書き方や英語で行われる授業など、成功する留学に向けたカリキュラムが大きな魅力。ネイティブの先生が多く行き交うキャンパスで、学校にいる間は常に生きた英語を耳にすることができます。この記事を読んで、少しでも留学に対して前向きに考えられるようになっていただけると嬉しいです。
IELTS初回7.0取得(英検1級/TOEIC 870~970程度)
イギリス・ヨーロッパ留学コース1年/神奈川県 横須賀市立横須賀総合高校出身

IELTSを受けてみてどうでしたか?

初めての受験で少し緊張しましたが、試験会場が毎日通っているJCFLのキャンパスだったので、すぐリラックスすることができました。試験直後は手ごたえのあるセクションとそうでないセクションとが明確に。その感覚が結果を見て正しかったことが分かりました。全体的には、JCFLでの日々の学びの成果を発揮できたと思います。JCFLでの授業は高校までの授業とはまったく異なります。ほとんどの授業がネイティブの先生によるもの。日本語の聞こえない授業を受けるのは、入学したばかりの時は少し不思議な感じがしました。しかし、今では英語を聞く、英語で話すことが日常なので英語がもっと身近に。このまま日々の授業とIELTSの対策授業、自習を積み重ねてもっと高いスコアをとりたいです!

そろそろ出願先を決める時期ですが、志望校は決まりましたか?

実は、とても迷っています…。国もそうですが、何を勉強するのか学部を決めるのも大変です。ヨーロッパにも行きたいし、オーストラリアやニュージーランドも魅力的。本当にいろいろなことに興味があり、学部をどれか一つを選ばないといけないのがとても惜しいです。最近は担任の藤原先生に相談し、その都度アドバイスをいただいています。もう少し時間があるので、藤原先生や先輩の体験談など、さまざまな情報をもとに納得のいく志望校選びをしたいです。

たくさんの選択肢から選べるのが海外大学進学の醍醐味ですよね。高校生の時に進路は迷いませんでしたか?

私の出身高校は、大学、専門学校、就職といろいろな進路を選ぶ人が多く、私も自然と広い視野で進路を考えていました。大学に行きたいと考えるようになりましたが、日本の大学は悪くはないけれど、4年間の学生生活を終えると就職という決まったルートがあることに納得がいきませんでした。就職を前提として日本の大学で学ぶ自分の姿がイメージできず、海外の大学に行きたいと思うようになりました。海外大学に進む方法を調べると、エージェントを使う方法や自分で勉強から出願までする方法などあることが分かりました。他の専門学校も見てみましたが、その中でもJCFLでなら留学準備がしっかりとできそうとオープンキャンパスで感じ入学を決意。海外に行く前から留学しているような授業が受けられ、行きたい国別にコースが分かれていることに惹かれました。入学後もその2点はもちろん、同じ目標を持つクラスメイトや親身になって相談にのってくださる先生方がいるので、「ここでの1年間でしっかり留学の準備ができる」といった安心感をいつも感じています。