南オーストラリア大学
教養学部

埼玉県 武南高校出身
イギリス・オーストラリア留学コース2017年卒

2020

8.6

【海外留学科卒業生・現地レポート】
オーストラリア・アデレードの大学での異文化交流を深めています

※記事の内容は2019年時点のものです

「日本の魅力を海外の方に伝えられる自分に」―高3になって「海外進学」へ進路変更。

私は高校2年生の時までは、留学という道は考えておらず、全く別の道に進もうとしていました。そして高校3年生の時、将来の就職について改めて考えている時にこれからの日本には英語が必要だと感じました。その理由としては、東京ではもちろんですが、日本中で多くの海外の方々を見かけるようになり、道を尋ねられたりする機会が増えたからです。しかし私の英語力では満足に伝えることができず、もどかしい思いをしていました。私はそのような機会を重ねるうちに、日本の魅力を海外の方に伝えたいと思うようになりました。そのためには英語を話すことはもちろんのこと、日本以外の国について知ることも必要だと思い、オーストラリアへ留学することを決めました。私の中で正規留学はとても大きな決断でした。
 
私はこれまで真剣に勉強に取り組んだことがありませんでしたが、ある程度の勉強をして、卒業には困らない程度の成績を取ってはいました。勉強を続けたいという思いはありましたが、日本の大学では行きたいところが思いつかず、このままでいいのかと考えることも多くなっていました。そのような時、やはり学生のうちにできることを真剣に頑張りたいと思い、両親に海外留学を相談しました。海外留学は安いものではありません。私一人の力では留学することは不可能です。両親はお金については気にせずに、「やりたいことをやりなさい」と背中を押してくれました。祖父母に報告した時もとても喜んでくれました。私は家族に激励の言葉をもらった時に、正規留学が現実的なものになり、何があっても最後までやり遂げようと思いました。私が正規留学を決めた理由は、自分の将来の夢のためでもあり、背中を押してくれた家族への「成果」という親孝行をしたいと思ったからでもあります。

JCFLとの出会い

オーストラリア留学に特化している専門学校を探している時にJCFLを知り、資料を取り寄せました。そして学校の雰囲気を知りたかったので母とオープンキャンパスに行きました。オープンキャンパスでは、オーストラリア留学コースの先輩や先生とお話をする中で不安だった点を相談することができました。JCFLは、ネイティブの講師がオールイングリッシュで授業をしてくれるところや、留学のためのサポートが充実しているところ、留学した先輩が多いことによる信頼感が1番の決め手でした。  

JCFLでの1年間は、とても距離感が近くなんでも相談できる担任の先生と、
お互い励まし合える友達に支えられて充実していました!

留学先を決める際は、先生が個人面談をしてくださいました。私の希望や予算などを考慮してアドバイスをくださり、とても親身になってくださいました。私の担任の先生はとても話しやすく、少しのことでも気軽に聞くことができたのですごく助かりました。長期休みの間も電話等で質問に答えてくださったのが印象的でした。
 
JCFLの学生はみんな生き生きしており、毎日学校に行くことが楽しみでした。中でも同じコースにいた子とは親友になり、毎日一緒にいました!空きコマは一緒にご飯を食べたり、授業の予習・復習などをしたり、辛い時にはお互い支え合いながら過ごしていたら、なんと親友とともに皆勤賞をとることができました! 

海外大学の授業はどれもアクティブ!日本語の授業ではアシスタントも担当!

オーストラリアのアデレードには3つの主要な大学があり、3つを比較しました。私が選んだUniversity of South Australiaは総合的に評価が高く、費用の面でもアデレードにある他の2つの大学に比べたら少し経済的でしたので、今の大学を選びました。また専攻したい学科があったのも決め手の1つです。
 
私は現在、Global Politics(国際政治学)とSocial Media(ソーシャルメディア学)を専攻しています。Global Politicsではテロや貿易などの世界的な問題に焦点を当てた授業を受けています。またSocial Mediaではソーシャルメディアの活用法を学んだり、実際にウェブサイトやコマーシャルのような動画の作成をしたりしています。また、企業がどのようにSNSを使用してマーケティングを行なっているかも分析しています。
 
大学ではグループワークの課題が多くあります。現地の学生は自分の意見をはっきり言うので話の進むスピードが早いです。苦労する点は時間に集合しないところです。日本では5分前は当たり前ですが、私の大学の学生は時間ぴったりかそれ以降に集合することもあります。笑
 
その他の活動として、私は大学で日本語授業のアシスタントのボランティアをしています。みんな日本に興味を持っていて、覚えたての日本語で一生懸命質問してきてくれたり、学校が無い日も一緒に遊びに行ったりしていてとても貴重な経験だと思っています。また、アデレードには日本文化のフェスティバルもいくつかあり、私はネイティブジャパニーズスピーカーとして、そのようなフェスティバルのボランティアもしています。現地の学生の中には日本語がとても上手な子たちがいて、英語と日本語の言語交換ができるのでとても楽しいです! 

1週間の時間割例と、ある1日の過ごし方 
※「Lecture」は集団講義、「Tutorial」は少人数ゼミ

      課題や外出 課題や外出 課題や外出 課題や外出
  11:00-12:00World History
Trends and
Transformations
(Lecture)
 
12:00-13:00Production for
News and
Social Media
(Lecture)
  12:00-14:00Framing the
International:
Representations of
Global Politics
(Tutorial)
11:45-13:45Part time job 11:45-13:45Part time job
14:00-17:00Framing the
International:
Representations of
Global Politics
(Lecture)
14:00-15:00Media Low
and Ethics
(Lecture)
14:00-16:00Media Low
and Ethics
(Tutorial)
課題や外出 課題や外出
15:00-17:00Production for
News and
Social Media
(Tutorial)
16:00-18:00Production for
News and
Social Media
(Tutorial)
17:30-22:30Part time job 18:00-22:30Part time job 18:00-22:30Part time Job
8:00 起床
10:00 出発
11:00〜17:00 学校
18:00 帰宅
18:00〜20:00 ハウスメイトと夕食
20:00〜22:00 勉強
22:00〜23:00 シャワー
24:00 就寝

異文化交流&理解をさらに深め、卒業後は日本に帰国しての就職を視野に。

もっとオーストラリアの現地の方々と触れ会う機会を増やしてオーストラリアの文化を学びたいと思います。また、他の国からの留学生の友達をさらに増やすことが私のこれからの目標です!また、留学をして自分と向き合う時間がとても増え、自分の得意なことや不得意なことも知ることができ、自分について新たな発見ができたと思います。また、日本の便利さにも気づけたと思います。特に日本のコンビニの便利さは身にしみて感じています。
就職は日本でしたいと思っています。日本で何か海外の方々のサポートができる仕事に就きたいです。この留学の経験を存分に生かすことのできる職業に就くのが夢です!

JCFLや留学に興味があるみなさんへ

JCFLの留学科は周りの友達と同じ目標に向かって勉強しているのでお互いを高め合うことができる素晴らしい環境です。みんな同じような悩みや不安があるので友達と話をしたり相談したりすることができます。そして、留学を若いうちにすることは大切だと思います。英語を話すことだけではなく、他の国の文化を理解することはこれからの人生で必要なことだと思います。留学は自分自身にとって貴重な経験になるので興味があるのであれば是非夢を叶えてください!