イギリス留学現地レポート

REPORTER

慶應義塾大学出身 
海外芸術大学留学コース2008年卒

ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ デザイン専攻(3年制)

BACKNUMBER

2011年4月

 

卒業展の費用調達でイベント開催!

フィルム制作のワークショップで、僕はスイッチの上からスイッチの写真を投影してみました

しばらく更新していなかったので、まず昨年のクリスマスにあったことを報告させて頂きます。
 
僕らは最終学年になると、卒業展の費用を自分達で稼ぐ事になります。ぼくらはクリスマスに、ロンドンの南にある、社交ダンスなどで使用されるホールを借りて、クリスマスのイベントを行いました。ドレスコードはスマート、つまり正装で、本格的なブラスバンドも呼んで、盛況でした。大体500人程来てくれたと思います。僕自身もとても楽しませてもらいました。

エベレストに登るような本作りの作業

Tottenham Court Roadのスタバで

さて、年も変わり、3年目を迎えての近況ですが、インターンも無事終わり、現在は卒業制作に取りかかっています。卒論を先日仕上げたところですが、僕のいるデザインコースではA4の紙にプリントして提出、という訳にはいかず、勿論デザインも重視されます。僕は本を作ったのですが、すごく時間がかかって大変でした。
 
日本語でも本を書いたことの無い僕にとって英語で本を書くのは、富士山も登ったことないのにエベレストに登るようなもので、何度か燃え尽きそうになりましたが、締め切り当日の朝、印刷会社に依頼した本を手に入れ、事なきを得ました。そのため残念ながら出来上がった本の写真を取る暇はなかったのですが…。

情報とネットワークをテーマに

プロジェクトの一環で色々なモノをスピーカーとして使って、レコードの音を出してみました

3年生になると、セオリー(理論)のレクチャーも無くなり、個々人の卒業制作と、プレゼン(発表)がメインになります。学生は6人前後のグループに分けられ、それぞれのグループにメンターと呼ばれる担当チューターがつきます。隔週でメンターに制作過程や近況報告をして、アドバイスをもらうのです。
 
ぼくは現在、情報とネットワークをテーマにしています。最近ではツイッターのアカウントを使って、ある特定の言葉をつぶやいた人にたいしてメッセージを送るというプログラムを作りました。興味のある方はフォローして下さい。

日本人留学生紹介のサイトに参加

道を歩いてると、ふと違和感を感じたらゴミ箱に大きな鏡が捨ててありました

あと昨年の夏頃、バーミンガムのビジネススクールで学ぶ日本人の友人が始めた、イギリスにいる日本人留学生を紹介するサイトの一部として、僕もGoldsmiths大学の代表としてインタビューしてもらいました。
 
同じ日本人留学生として、他大学で頑張っている人たちの生の声を聞けるのは、とても励みになります。
 
卒論が終わったばかりですが、これからますます忙しくなりそうです。イギリス生活も残りあと半年なので、謹んで頑張って行きたいと思います。