関係代名詞が接続詞と代名詞の働きを持つのに対して、関係副詞は接続詞と副詞の働きを持っています。例文を見ながら具体的に説明していきましょう。
まず、関係代名詞は下記のような仕組みです。
I have a brother. (私には兄がいます) He is a doctor.(彼は医者です)
「brother」と「He」が同一のものを指しています。そしてこの「He」は代名詞(主格)ですので、人が先行詞の時の主格の関係代名詞whoを使って、一つの文にすることができます。
⇒ I have a brother who is a doctor.(私には、医者の兄がいます)
一方、関係副詞の場合は以下のようになります。
That is the town.(あれは町です) She was born in the town.(彼女はその町で生まれました)
ここでは「town」が同一のものを指しています。ここで注意しなければいけないのが、2つ目の文のtownの部分は、「in the town(その町で)」という場所を表す副詞句になっているということです。こういう時に、場所を表す関係副詞のwhereを使って一つの文にすることができます。
⇒ That is the town where she was born.(あれは、彼女が生まれた町です)
同じように、時を表す副詞句が来たときには、関係副詞のwhenを使います。
Wednesday is the day. We have a meeting on Wednesday.
⇒ Wednesday is the day when we have a meeting.(水曜日は私達が会議をする日です)
他に関係副詞としては、whyやhowがあります。関係代名詞、関係副詞それぞれの性質を、例文にたくさん触れながら理解していってください。