英語なんでもQ&A 
Q
準動詞と動詞の違い、また準動詞の使い方を教えてください。
A 

準動詞には「不定詞」「分詞」「動名詞」の3種類があり、これらは本来の動詞の性質を持ちながら、名詞副詞形容詞の働きをします。いくつか例文を見ながら、動詞と準動詞の違いを考えてみましょう。まずは不定詞

My brother asked me to play the piano. 弟は私にピアノを弾いてくれと頼んだ。

この文章で本動詞は、主語である弟の動作「asked」です。そして、弟は私に「ピアノを弾くこと」を頼んでいるので、名詞的な働きをしている「to play」が準動詞ということになります。不定詞は通常、「to+動詞の原形」で表されます。


次に第二の準動詞、分詞の例を見てみましょう。

This is the novel written by Soseki Natsume. これは夏目漱石によって書かれた小説です。

この文章で本動詞は、主語である「これ」の述語動詞「is」です。名詞「novel」の直後に置かれ、名詞の状態を表している「written」が準動詞です。この準動詞は分詞と呼ばれ、過去分詞と現在分詞(動詞の原形+ing)の2種類があります。

最後に動名詞を使った例文を見てみましょう。

My boyfriend likes knitting. 私の彼氏は編み物をするのが好きです。

この文章で本動詞は、主語である彼氏の動作「likes」です。では何が準動詞かというと、動詞「likes」の目的語(‘何を’にあたる語)にあたる「knitting」です。このように「動詞の原形+ing」で表される準動詞を動名詞といいます。ここでは名詞的な働きをしています。

このように、動詞の性質を持ちながら、名詞や副詞、形容詞の働きをするのが準動詞です。まずは各準動詞のパターンを頭に入れ、文中でどんな働きをしているのか考えながら文章を読んでみましょう。


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