アメリカ・サンフランシスコ州立大学
Broadcasting(放送学)専攻

JCFLアメリカ留学コース卒業
岡山県立岡山城東高校出身

アメリカ留学・目指せ!ニュースキャスター放送学を学ぶ

どうして日本の大学ではなくアメリカの大学へ?

私の夢はニュースキャスターになることなのですが、そもそものきっかけが中学生の時に「NHKワールドニュース」という番組で見た女性キャスターの方が、日本人なのに全て英語でニュースを読む姿を見たことなんです。その姿がとにかくカッコ良くて、「私、絶対コレになる!」と決めました。最初は日本の大学を調べていたのですが、あまり本格的にできるところがなく、机上の勉強に偏っている印象を受けました。しかも自分の目標はバイリンガルのニュースキャスターだったので、「英語と報道の勉強を効率良くやるにはアメリカの大学へ行くのが一番!」と考えたんです。

留学するにあたって、JCFLのアメリカ・カナダ留学コースで1年準備することを選んだ理由は?

地元は岡山で家族とずっと一緒にいたので、いきなり単身でアメリカに渡って現地の大学に入る勇気は無かったですし、両親からもワンクッション置いて、しっかり留学準備してからの方が良いと勧められたので、JCFLを見学しに来ました。当時留学科の担当だった三枝先生がとても格好良くて頼りがいがあったのと、JCFLからアメリカの提携大学への2年次編入システムが整っていることが決め手で入学を決めました。

JCFLでの1年の準備期間でどのような力がつきましたか?

JCFLで学んだことは今の留学生活に全部役立ってます!根本的なことですが、「勉強する習慣」はJCFLで教えられました。JCFLの留学科は本当にタフで、授業は9時から夕方6時くらいまでみっちりあって、その後で課題や予習・復習があるので、常に睡眠不足でしたよ(笑)。そのおかげで、時間の効率的な使い方も覚えましたし、膨大な量のテキストを要点を掴んで素早く読む技も身につきました。JCFLでみっちり鍛えられたので、はっきり言って、今、勉強面で大変と思うことはないですね。JCFLの方がよっぽどきつかったです(笑)。その1年を励まし合って一緒にがんばったクラスメイトの存在はとても大きくて、留学先で多少辛いことがあっても、「他のみんなも頑張っているんだ」と思うとまたやる気が出てきますね。

今はどんな大学でどんな勉強をしているの?

昨年の秋からサンフランシスコ州立大学でBroadcastingを専攻しています。サンフランシスコ州立大学はメディア、特に映画やラジオ、スポーツ報道とのコネクションが強い大学です。私はまずJCFLの単位移籍を利用してマーセッド大学の2年次に編入し、1年後、サンフランシスコ州立大学の3年次に編入しました。

イチオシの授業は?

私が好きなのは「Media Performance」の授業で、これは実際にTVカメラを前にキャスター、レポーター、ホスト、インタビュアーなどに分かれて実演するもので、私はキャスターとして実習を積んでいます。原稿を書くところから始まり、カメラの前でどうパフォーマンスをすればいいか考えながら原稿を読み上げ、実技が終わるとビデオカメラを見ながら先生がフィードバックをもらえるので、とても参考になります。
 
例えば、最初のうちは日本人アクセントを消してネイティブのように読むことばかり考えていましたが、先生に「サンフランシスコにはいろんな人種がいて、様々な文化に対して寛容な街だよ。自分のバックグランドを表すアクセントが強みになることもあるのだから、活かしなさい」とアドバイスを受けて、発想の転換になりましたね。翌々学期は、大学が持っている地方局の番組で、ニュースキャスターやレポーターとして出演できる授業があるので、責任重大ですが今からとても楽しみです!
 
サンフランシスコ州立大学で気に入っているのは、ニュースキャスターの勉強だけでなく、「照明の理論」や「カメラの回し方」、「コミュニケーションの取り方」、「編集作業」など、報道に関わるいろいろなことが勉強できること。どれも本当に面白いんです。他業界と同じく、今はTV業界でも、いろいろな仕事の知識を持っていて、何でもできる人が重宝されるので、なるべく色々なことを吸収しておきたいと思います!

今後の目標、将来の夢は?

私は3年次に編入したので、来年卒業です!アメリカの大学は卒業後、1年間企業でインターンシップができるOPT(オプショナル・トレーニング)という制度があるので、それを利用しようかどうか迷っているところです。留学生対象の「ボストン・キャリアフォーラム」(説明会と採用試験を兼ねたようなもの)には、フジテレビなどの有名企業がたくさん参加するそうなので、就職活動も進めていきたいと思っています。

留学に興味のある人へのメッセージ

もし留学しようか迷っているなら、まずは実際に留学のために準備を始めているJCFLの学生と会って話を聞いてほしいです。JCFLは先生方が本当に一生懸命になってサポートしてくれますし、ここでの1年はハードだけれど、アメリカに行ってから絶対に困らないだけの力、というかむしろ現地の学生よりも力がついている自分になれます!Challenge yourself!!