日本・海外で活躍するJCFL卒業生>ホテルオークラ アムステルダム
■JCFLで身に着けた英語を使って海外で働く
ホテルオークラ アムステルダム勤務
英語通訳翻訳科卒業
茨城県立土浦湖北高校出身
海外で就職しようと思ったきっかけは?
もともと英語にはとても興味がありました。また、ホテル業界志望だったので、JCFLでの学生時代にはホテル研修制度を利用し、ホテルオークラで2年間働きました。インターンシップもホテルオークラで、その時に海外にもホテルオークラがあり、四季折々の節句を伝えているという話をうかがったんです。お客様に第2の我が家のように感じてもらえるような心温まるプロのサービスをしたいと思い、ホテルオークラアムステルダムに就職を決めました。
どんなお仕事をされていますか?エピソードなどは?
レストラン「山里」に勤務しています。接客が主な仕事です。以前、日本からのお客様で、私の両親ぐらいの年齢のご夫婦と老婦人の担当を致しました。すき焼きをお出ししたんですが、色々とお話をさせてもらえました。お帰りになる時に、老婦人から「久しぶりに、ひ孫に会えたような気分でした。ありがとう」と仰って頂いて、とても嬉しかったです。また、外国人のお客様からフレンドリーな接客を喜ばれ、翌日も来店されて「ありがとう」と抱きしめられたこともあります。
JCFLで学んでいて、役立ったことはありますか?
なんといっても英語力がついたこと。私は英語が好きですが、話すことが実は苦手でした。JCFLの英語の授業は、ネイティブの先生方との会話中心だったので、話す力を楽しく身につけられたと思います。一番大きいのは、「伝えよう、と思って話せば、文法、発音がよくなくても伝わる」ことが学べたということ。今でも「伝えよう」という気持ちで話しています。
お仕事のやりがいや醍醐味を教えて下さい
ミシュランの1ツ星店「山里」は、海外の人々に和を伝えてきました。料理人が日本の文化、和を料理で表現し、私たちがお客様にそれを伝えるのです。ちゃんと伝わるとお客様に喜んでもらえて、それが仕事の醍醐味です。料理は2ヶ月に一度変わるのですが、1ヶ月に一度は、大島晃総料理長から料理の説明を聞く機会もあります。大島総料理長は、オランダの女王陛下から騎士の称号(Ridder)を授与された方。その大島総料理長が頑張っているので、私たちもそれに応えたいといつも全力投球です。
アムステルダムはどんなところ?
私は、就職するまでヨーロッパに行ったことがなかったので、色々な事に驚き、新鮮さを覚えました。アムステルダムは同じような造りの建物が多い街です。でも、日本にはない美しさがあります。例えば自転車道があったり、なんといっても運河の多さは特徴的だと思います。小さいですが、花の多いかわいい街。オランダの人たちは陽気で明るく、親切です。あたたかい国民性だと思います。
休日の過ごし方
マネージャーからは、週休2日のうち1日は勉強、もう1日は自分のために使いなさいと言われています。英語のスクールに通っていますが、費用は一部会社の負担で、自分自身の負担分は4分の1程度です。あとは、友人とお茶を飲んだり、オランダの観光地に行ったり。アンネ・フランクの家やファン・ゴッホ美術館などに足を運びました。自分1人でいる時間も大切にしています。年に5週間は休みを取る義務があり、その休みを利用して、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、イギリスなどにも行きました。
将来の目標
海外で働くというまたとない機会を利用して、英語力に磨きをかけたいと思っています。また、様々なことに興味を持っていろんなことを経験し、出会いに刺激を受けて視野を広げられるようになりたいです。ホテルマンは常に幅広い知識を要求される仕事。特に今は様々な国の人たちに出会えるので臨機応変力を養うチャンスだと思っています。今後は外資系ホテル、その中の和食部門で働きたいと思っています。
海外就職を目指す高校生への一言!
将来、こんな仕事をしたい!と思う気持ちがとても大切。JCFLには、インターンシップ制度があるので、一度働きたい職種で研修ができる事は大きいです。自分が本当にしたい仕事か、続けていけそうな仕事なのか確認することもできます。また、JCFLではネイティブの先生との会話中心の授業など英語の授業が多く、将来とても役に立ちます。私は、学生時代に資格を取り、インターンシップにも行けたので、とても充実していました。学生時代に得た出会いや経験は、将来の自分のベースとなり、人生に深みを与えてくれるはず。色々な事に興味を持ち、多くの体験をして下さい。何事も諦めずに夢を持つこと。大切なのは、ヤル気だと思います。