■メルボルンでホスピタリティを学ぶ高木くんにインタビュー
![]() William Angliss ホスピタリティ・マネジメント専攻 2006年 オーストラリア留学科卒業 (沖縄県立名護高校出身) |

![]() William Angliss ホスピタリティ・マネジメント専攻 2006年 オーストラリア留学科卒業 (沖縄県立名護高校出身) |
A William Anglissという専門カレッジでホスピタリティ・マネージメントを勉強しています。教科や実習自体から学ぶこともありますが、先生自身の人となりなど、ちょっとしたことから学ぶことも多いです。この学校は「オーストラリアで一番良い先生がそろっている」と自負しているだけあって、尊敬できる先生もいます。例えば、Davidという先生の授業でこんな話がありました。左利きの人がレストランに行き、最初は右利きの人用にフォークとナイフがセットされています。客が左手でナイフを使っていることにウェイターが気付き、デザートの後のコーヒーの時、持ち手が左手側に出てきたら客はどう思うか?「なんとも思わない」という学生もいましたが、僕はすごいと思いました。サービスとは小さな思いやりなんだなって。
A 視野が広がったことです。それまでは生まれ育った沖縄が一番、友だちもこの人たちが一番、先生もあの先生が一番・・というように、狭い世界でしか物事が見れませんでしたが、オーストラリアに来てもっとすごい人がたくさんいることを知りました。そして沖縄の素晴らしさにも気付くことができたし、逆に沖縄の悪いところ、同じように日本の良いところ、悪いところを確認できたのも良かったと思います。
A 環境が沖縄に近いこと。それから、人ですね。普通にいたら会えなかった人に会える。みんな自分を持っている人だから、ぶつかることもある。でも、ぶつからなくては築けない関係や自分自身の成長もある。沖縄にいたら何事もスムーズで楽で、人とぶつかることもない分、成長もなかったと思います。
A 僕は高校で全く勉強しなかったので、基礎がありませんでした。そういう意味で、JCFLに行って良かったと思います。いきなり一人で留学する度胸もなかったですから。JCFLで親友に会えたのも大きいですね。JCではフレンドリーな教室で、寝ていたらすぐに分かるような環境だったし、みんな目的意識があったので、授業中うるさい人がいればみんなが「うるさいよ!」と言える環境でした。「コイツには負けたくない」というライバルもいたから頑張れた。今でもイギリスとかで頑張っているJCの友だちの様子をHPで見たりすると、自分も頑張ろうと思って良い刺激になります。
A 何か始める時は必ず不安や恐怖はつきもの。でも一歩踏み出さなければ何も始まらないと思います。ただ「やりたい」と言っていても何にもならない。その「やりたい」と言うパッション(情熱)があれば逆境も乗り越えられると思います。それから、留学とは語学の習得だけではないと思います。苦労して泣いたり、笑ったりすることで感性が豊かになるし、自分という人間を知ることができる。失敗も成功もあるけれど、やってみないよりも、両方経験になるし、人間として成長できると思います!