■アルバイトをしながらダブルメジャーでオーストラリアの大学を卒業した先輩
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A 始めはホテルマネジメントに興味があって留学したのですが、一般教養で学んでいた金融の方が面白くなってきて、専攻を経済に変えました。ある教授が「経済学は小さい仕組みを見る。金融学は大きい仕組みを見る。両方やると全体が見えてくる。」とおっしゃっていたので、ダブルメジャーにして両方勉強してみようと思ったんです。幸い共通する授業が幾つかあったので、3年で卒業することができました。1つの教科が大体週に3コマほどあるのですが、それを1学期間に4教科以上取るペースでしたね。生活費を稼ぐためにアルバイトをしていたので、集中して授業を聞き、あとは移動時間にメモを見るくらい。復習を重点的にやりました。試験前でも同じペースでアルバイトをすると決めていたお陰で、逆にメリハリがつき、タイムマネジメントができるようになったと思います。
A 回転寿司レストランでウェイトレスのアルバイトをしています。始めてもう2年になるので、キッチンやクレーム処理も任せて頂いています。お客様の8、9割は現地の方なので、TPOに応じた話し方や同じ意味を表現するにも色々な言い回しができるようになりました。私が経済を勉強していることを知って、オーストラリア経済や時事問題について話してくれるお客様もいらっしゃって、そういったお客様とのコミュニケーションを通してエッセイのテーマを考えついたりすることもあります。オーストラリアでは、週20時間以内であれば留学生もアルバイトができます。私は週末だけ仕事をしていましたが、生活費全てをこのアルバイトで稼ぐことができました。私はオーストラリア人とフラットをシェアしているのですが光熱費や通信費込みで家賃は月に3万程、あとは食費と交通費、携帯代で月1〜2万円程しかかかりません。
A クイーンズランド工科大学で会計学を勉強します。学部ではコースの一部として勉強した会計学をもっと勉強してみたいという単純な興味もありますが、CPAなどの会計の資格が取れればオーストラリアだけでなく他の国でもやっていけるという話を聞き、やってみようと思いました。今のところ、オーストラリアの会計事務所に入れたら、という希望があります。これまでもそうですが、大学院に進むにあたっても家族が応援してくれているので、勉強を含めて、留学生活でやれる事は全部やってみたいと思っています。
A 留学が本当にやりたいと思うことなら、どんなに遠回りをしてでもやれると思う。今反対されていても、お金が無くても、大切なのはやりたいという気持ちを表面に出すこと。そして言葉だけでなく、少しでも自分から動き出してほしいです。例えば学校見学に行ったり、情報収集してみたりするだけでも違ってくると思う。私も最初は「1年目までは面倒見るけど、その後は自分でやりなさい」と言われていたけれど、自分でアルバイトをしたり家族にも留学の様子を伝えたりしているうちに、学費は祖母が出してくれることになり、家族からかけられる言葉も「早く帰っておいで」から「頑張りなさい」に変わりました。自分なりに計画を立てて行動していけば、年数がかかってもお金を貯めることもできると思うし、たとえ道が違う方向へ開けていったとしても後悔はないと思います。