Q アパレルの仕事に就きたいと思ったきっかけは何ですか?
A 母が縫製が好きで、よく手作りの服を作ってくれていたんです。だから割と小さい頃から、‘こんな服が着たい’とか服に対するこだわりがあって、雑誌のまとめ買いをしたり、実家は青森なのですが時々東京に好きなブランドを見に来たりしていました。好きな服に囲まれて仕事ができたらいいなとは漠然と思ってましたね。ショップスタッフはカッコよく見えたので、「自分もカッコつけたい」という思いも正直ありました。笑)
Q アパレル就職の夢を叶えるために、当校の国際ビジネス科 に入学した理由を教えて下さい
A 地元は本当に田舎で、どうやってアパレル系に就職できるのか分からなかったので大学へ行ったんです。生物工学系を勉強していたのですが、どうしても興味が持てなくて。半年程でやめ、今度こそ好きなことをやってやろうと思って東京に出てきました。でもメンズのアパレルの仕事は採用が厳しくて、今の自分の力では難しいと実感したので、専門学校へ通うことにしました。東京は外国人が多いということを実感していましたし、将来海外で活躍できるバイヤーを目指していたので、ファッションだけでなく英語も勉強できる学校に。学校見学でビジネス教養科の江原先生の熱さに触れて、'この先生の下で勉強すれば何とかなりそうだな’と思ったので、JCFLに決めました。
Q 現在の仕事について教えて下さい
A 『ワールド』のブランドの1つである、タケオキクチの新宿小田急店のスタッフとして働いています。10時オープン8時クローズですが、セール中やシーズン始め、クリスマスや年末年始などの繁忙期だと夜の11時頃までミーティングをすることもあります。お客様は、ビジネスの方から、お母様に連れられた高校生くらいの方、ご年配の方など幅広いのですが、それぞれの方に合った服や着こなしをご提案して、満足してお買い上げ頂くのが仕事です。
Q 仕事で一番やりがいを感じる時はどんな瞬間ですか?
A 服をお買い上げ頂いた時です。売れる=お客様とちゃんとコミュニケーションを取ることができた、ちゃんとご希望に合った提案ができた、そして気に入って頂けたという証ですから。パッと見で他店との違いが分かりにくいスーツ類は難しいのですが、お客様の情報を掴んだ上で商品をご紹介して、その結果納得して頂けるとやりがいを感じますね。買う気が全く無かった方や、他のブランドと迷っていた方にお買い上げ頂いた時も嬉しいです。やはり、お客様の求めるものに対して、どれだけこちらが付加価値を付けられるかという所が面白味だと思います。嬉しいことに、顧客について下さるお客様も増えてきて、名前で呼んで下さったり、わざわざシフトを聞いてからご来店下さったりすることもあるんですよ。
Q 国際ビジネス科 で学んだ事で、今の仕事に活かされていることはどんな事ですか?
A 沢山あります!やはり接客の仕事ですから、ビジネスマナーの授業で習った言葉遣いや対応の仕方はすごく役立っています。在学中にサービス系の資格やファッション関連の資格を色々と取得できたのですが、その中でも特にカラーの勉強はしておいて良かったと思います。色の表現のバリエーションが広がりました。例えば、同じ色でも‘暗い’だったり‘落ち着いた’だったり色々な表現の仕方があるので、与えたい印象によって使い分けたりできるんですよ。それから、マルコ先生の『ファッション・イングリッシュ』という授業で習った接客英語の表現はよく使いますね。場所柄外国の方が多いのですが、アジア系の方もみなさん英語をお使いになるので、ヒアリングや一連の英会話ができると強いんです。
Q 今後の目標を教えて下さい
A 最初はバイヤーに憧れていたのですが、実際仕事を始めてみて、店長や副店長など後輩の育成に関われる仕事も面白そうだなと感じています。企業の内部にも興味があるので、いつか人事などにも携われたらと考えています。その他にもVMD(ショップのディスプレイや店内の雰囲気作りをする人)など、やりたい仕事、かっこいい仕事が沢山あるので、いろいろ挑戦していきたいですね。
Q アパレルの仕事、国際ビジネス科 に興味がある人へ
A JCFLでは、ファッションの知識やマナーなど今役立っていることが学べましたし、学んだことがそっくりそのまま活かせているので、迷っている人には、ここなら間違いないと言いたいです。せっかくなら自分の好きなこと、興味あることに進んでみて下さい。無駄になることは1つもないと思うので。接するお客様は幅広いので、意外な話題が活かせたりするんですよ。だから、英語とかマナーとか専門知識とか、必要なことを押さえた上で、いろいろなアンテナを張って過ごしてほしいなと思います。