Q どうしてJR東日本で働いてみたいと思ったの?
A 一浪をして大学に入ったのですが、すっかりやりたい事を見失ってしまって。「大学にこだわらず、将来やりたい事を勉強してみればいいんじゃないか」と父に言われて考えてみて、JRが浮かんだんです。高校の時に長時間の電車通学をするようになったのがきっかけで、電車は乗るのも見るのも好きになっていましたし、女の人でこんなに大きな乗り物の運転士になれるところってなかなか無いと思います。鉄道業界は、他社がJRの後追いをしている印象があって、JRには他には無いかっこ良さを感じるんですよ。
Q 国際観光科を選んだ理由は?
A JR就職をゴールにして、観光に絞った勉強をしよう!という目標ができた私に、父がインターネットで探し出したJCFLのことを教えてくれました。「ここは就職率がすごいぞ」と言われて学校見学に来てみたのですが、学校自体に専門学校としてのプライドがあって活き活きしているように感じたのが良かったです。また、カリキュラムに英会話の授業が毎日あったので、これまで持っていた英語の苦手意識を打破するいいきっかけにもなるな、と感じました。
Q 国際観光科で学んだことや身についたことで、就職活動に役立ったことは?
A マナーがなっていなかった自分を社会人として育ててもらえたな、と思います。授業の始めと終わりの挨拶などのマナーや、先生が教えて下さった社会人としての価値観など、最初は違和感を感じることがあったのですが、授業や学校生活を通して当たり前のこととして実践できるようになりました。こういった心構えは、取り繕ってもちょっとした態度に表れてしまうところだろうな、と思いますね。また、資格対策が充実していたので、採用試験を受ける頃には履歴書の検定欄を全て埋めることができました。授業がしっかりしていたので、少し復習するくらいで受けた資格検定試験は全て合格できたんですよ。
Q 将来の夢、今後の目標は?
A せっかく観光科で地理や地方の特色などの勉強をしているので、お客様に駅周辺のことについて聞かれた時にプラスアルファで答えられるようになりたいですね。例えば、雨の日で残念な顔をしている方がいたら、「雨の日の〜寺は素敵ですよ」とか。あとは、利用者としての目線をいつまでも忘れないようにしたいと思います。電車に乗った時には「嫌だな」「こうしたらいいな」ということは携帯メモに入れたりしているんですが、これは続けていきたいです。
Q 鉄道業界で将来働きたい人へのメッセージ
A どんな業界を目指すにしても、妥協しないこと、自分に負けないこと、後悔しないことが一番です。今やらなきゃいけない事を1つずつこなしていくと、新しい目標はどんどん見つかっていきます。今できる最善を尽くして下さい。これから色々な道を選択していくにあたって、沢山の人の話やアドバイスを聞くことがあると思いますが、その話をそのまま受け入れるのではなく、自分の経験や性格に照らし合わせて、自分のものにすることが必要だと思います。やりたいことが見つからず大学を中退した時には、家族にとても心配をかけましたが、今こうして第一志望だったJR東日本に受かることができ、みんなとても喜んでくれています。自分を信じて頑張って下さい。