Ｑ アメリカ留学を目指し始めたきっかけは何ですか？
Ａ 国際化を謳う高校にいたので、毎年30人くらいアメリカから交換留学生が来ていました。１人、結構仲良くなった留学生がいて、向こうに帰ってしまった後も手紙やメールでやり取りしていたんです。英語がしゃべれる訳ではないんですが、外国の人と絡むのは好きだったんですよ。高校卒業後も続いていて、浪人中の夏休みにはその友達の家に3週間ホームステイもしました。親の希望で予備校には通っていましたが、留学は心に決めていましたね。もっと新しい世界が見たかったし、今まで踏み込んだことのないことに挑戦した時、自分は成長できると今までの経験で分かっていたから。アメリカの環境が自分を大きくしてくれる！と思ったんです。
Ｑ アメリカ留学科を選んだ理由を教えて下さい。どんなメリットがありましたか？
Ａ ポンと行けると思ったら、調べてみると意外に手続きが大変なことが分かったんです。それでインターネットで見つけたJCFLに来ました。1年間働いてお金を貯めてから来たので、何だかんだ年数はかかりましたが、ここでTOEFLのスコアを取ってから留学して良かったな〜と思います。高校から直接留学をした人もいますが、3年経ってもまだ大学に入れずに語学学校に通い続けることもあるんです。やっぱり今充実した生活を送れているのは、JCFLで頑張ったからだなと思います。
Ｑ 留学先ではどんな勉強をしているのですか？
Ａ コミュニケーション学部でジャーナリズムを勉強しています。簡単に言うと新聞記者。例えば、ある授業では大学新聞のレポーターとして、「経済」とか「芸術」とか分野に分かれて各自コラムを担当するんです。対象となる人とのアポ取りから始まり、インタビュー、記事おこし、チェック、時には写真まで全て自分で受け持ちます。人の話を引用する時は、一字一句でも間違えると嘘になってしまうから、何度も聞き返したりしながら慎重に。僕はこれで結構人の輪が広がりました。取材を通じて警察官の友達もできましたもん。笑） ジャーナリズムの中でも、僕はOnline Journalismというウェブを使ったジャーナリズムが専門なので、今はコンピューター言語や画面の構成や色彩などの勉強もしています。
Ｑ 留学経験は、自分にとってどのような点でプラスになりましたか？
Ａ 知識や英語力も得ましたが、人間的に成長したなと感じます。人に感謝することを覚えたと思います。留学すると何もかも自分でやらなくちゃいけないじゃないですか。料理洗濯も公共料金の支払いも、今まで親がやってくれていたこと全て。昔は両親とはそれ程仲良くなかったのですが、今はすごく仲良いですよ。感謝しているし、素直に頭を下げられるようになりました。やっぱり、親や友人の大切さに気付けたことが一番の財産かなと思えます。
Ｑ 将来の夢、今後の目標について教えて下さい
Ａ まだはっきり決まっていませんが、新聞記者とかテレビ局の現地レポーターとか。できれば英字新聞のライターとか。スポーツが好きなので、その分野でやっていけたら面白そうだなと思っています。向こうで野球チームに所属しているのですが、そこでスポーツジャーナリストの方と知り合う機会があって、その姿を見てるといいなと思いますね。その方に同行させてもらって、イチローに簡単なインタビューをさせてもらったこともありました。
Ｑ 留学の興味のある人へメッセージ
Ａ 英語が不安な人もいるかと思います。僕も行く前はそれ程しゃべれた訳ではありません。でも会話を超えて伝えられるものが自分の中にあるかどうかが大切だなと今思います。こちらが一所懸命話そうとしていれば、向こうも聞こうとしてくれますから大丈夫です。金銭的にも大変だと思いますが、それだけの価値はあるので、可能であればぜひ留学してと勧めたい。特に、今人と関わるのが苦手な人とか、人をあまり大切にできない人に。沢山の経験をして下さい。男にしても女にしても、絶対カッコイイ人間になれます！
