【国際関係学科「今月の学びレポート」】
Can/ Do Challenge~What did you learn through this experience?

国際関係学科 2年 / 神奈川県 横浜翠陵高校出身

今年の夏の学園祭「七夕Day」では、ハイチ産のコーヒーを販売し、ハイチの魅力の1つであるコーヒーをJCFL(日本外国語専門学校)の皆さんにご紹介しました。国際関係学科では、1年生からラテンアメリカ地域の歴史・地理についても幅広く学びます。この学びがきっかけでハイチを知ることができました。

自分たちで立ち上げたボランティア団体「zanmi(ザンミ)」初のイベント

昨年私たちは国際関係学科の1~3年生の有志生徒で、ハイチ共和国の人々の支援を目標とする「zanmi」というボランティア団体を設立しました。「zanmi」とはハイチ・クレオール語で「友達」という意味で、支援を「する側」と「される側」という関係ではなく、「離れた場所にいる友人の力になる」という想いで活動しています。今回の七夕Dayで、zanmi初のイベントとして「ハイチ共和国のコーヒ―」の販売を行いました。ハイチのコーヒーは香りが強く、苦みが少ない特徴があるので、今回はブラックコーヒーのみ販売しました。コーヒー好きな人や普段コーヒーを飲まない人にも試してもらいたいと思い、サイズはS(100ml), M(200ml)の2種類を提供しました。
今回のイベント開催にあたり、2つの達成目標がありました。1つは、【ハイチに興味を持ってもらうこと】です。実際に「カリブ海地域の国なんだ!」「ハイチのコーヒーがこんなに飲みやすくて美味しいなんて知らなかった!」などのお声を頂きました。たくさんの人に関心の種をまくことができたので、これから少しでもハイチのことに敏感になってもらえたら嬉しいです。
 
2つ目の目標は【zanmiの認知度をあげる】ということです。私たちのボランティア活動の目標としている「ハイチの人々への支援」を達成するための前段階として、今からzanmiの認知度を上げていきたいと思いました。インスタのフォローとディスカウントを組み合わせたことで、フォロワーの数を増やすことができました。

zanmiが活動を続ける理由

「ハイチについて認識してもらいたい」「ハイチの魅力を発信する私たちの活動に興味を持ってもらいたい」という思いから、今回七夕Dayに参加させていただきました。ハイチは日本人にとってあまり馴染みのない国だと思います。しかし、お米を主食にしていることや地震大国であること、お盆が存在することなど、日本と似ているところがたくさんあります。そしてとても美しい海があり、おいしい料理もある、とても魅力的な国です。一方で、現在は自然災害や治安の問題を抱えている国でもあります。私たちは昨年ハイチ共和国大使館に訪問し、大使にハイチの魅力、国内問題を教えていただきました。ハイチについてリサーチを重ね、日本との類似点、魅力、国内問題、さまざまなことを知っているからこそ、まずはハイチ文化の魅力を感じてもらい、興味を持ってもらいたいと思っています。ハイチ共和国を「遠いどこかの国」ではなく、「身近で私の知っている国」という認識になってもらえるように、これからも私たちは活動を続けていきます。

私と国際関係学科の出会い

私は将来、貧困地域に住む子どもたちや女性の生活をサステナブルに向上させる活動をしたいと思っています。JCFLのオープンキャンパスに来た時の衝撃は今でも鮮明に覚えています。言語、世界史、国際関係学、地球環境学、メディアやマーケティング学など、自分の将来に必要な科目ばかりでビックリしました。大学では、JCFLの国際関係学科で学べる全科目を一度に学べません。どれか1つ(言語を含めたら2つ)に絞る必要がある大学がほとんどです。勝手に思い込んでいた「大卒」というステータスよりも、国際関係学科の学びこそ私には価値のあるものだと考えたため、JCFLの国際関係学科への入学を決めました。