カナダ留学現地レポート

REPORTER

栃木県立宇都宮北高校出身 
アメリカ・カナダ留学コース2008年卒

メディスン・ハット・カレッジ
Child & Youth Care専攻

BACKNUMBER

2010年3月

 

オーロラを見ました!

オーロラです!

冬休みを使って、ユーコン準州イエローナイフと、お隣ブリティッシュコロンビア州バンクーバーに友人と旅行をしてきました。イエローナイフではオーロラを鑑賞するために2日間滞在しました。
 
ずっと見られない日が続いていたので心配でしたが、グレード5のうちグレード4まで見ることができました。グレード5はピンク色まで見えるのに対し、グレード4では活発な動きを捉えることができるそうです。わたしも知らなかったのですが、実はオーロラは、肉眼では写真のように綺麗にはっきりとは見えません。なので他の日本人観光客の中には少し残念がっている方もいましたが、自然の神秘の織り成す緑色のカーテンは幻想的でロマンチックでした。
 
今オリンピックで盛り上がっているバンクーバーですが、私はクリスマスシーズンに訪れたので、どの店も閉まっていて、あまり楽しむことができませんでした。ただ魚介類、特にロブスターがとっても美味しくて、2食続けて食べてしまいました(笑)。スタンリーパークなど、もっと観光名所を訪れれば良かったなと思います。

実習やプレゼンを通して学んでいます

犬ぞり

なんと今学期が終わると卒業です!!このレポートを書くのを毎回楽しみにしていたので、これが最終回だと思うと悲しくなります。今学期はメンタルヘルスと薬物乱用問題、アセスメントとインターベンション(Assessment & Intervention)、異常心理学、そして実習の4教科しか取っていませんが、宿題が多いのでとても忙しく感じます。
 
メンタルヘルスでは様々な障害について勉強しています。先日のプレゼンテーションで、私たちのグループは統合失調症を選びました。JCFLの授業中に「ビューティフル・マインド」という映画を鑑賞して以来興味を持っていたからです。 この障害は幻覚症状があることで有名です。実際に統合失調症について詳しい方に話を聞きに行き、世界人口の1%、メディスンハットでは約600人がこの障害と闘っていることや、治療薬が一人ひとり異なり、一度その薬を使うのをやめてしまうと、また新しい薬を処方してもらわなければならないという事実を知って驚きました。

メディスンハットにオリンピック聖火が来ました!

メディアによって、この障害のある人は危険だというイメージを持たれていますが、治療薬を服用していれば、問題なく彼ららしい人生を送ることができます。大切なのは、私たちが正確な知識を手に入れて、その間違った認識を取り払うことです。
 
アセスメントとインターベンションの授業の一環で、Core Association(レポート8回目参照)のクライアントの1人とエコロジーマップ(クライアントの環境との関係性を図式化したもの)、家系図、インターネットを使っての様々な観点からのアセスメントなどに取り組んでいます。
 
クライアントは注意欠陥他動障害があり、作業に集中するのが困難です。また、まだ幼いので家族の助けが必要だったり、説明に時間がかかったりと大変ですが、毎回たくさんの発見があって面白いです。

メディスンハットでの就職が決まりました♪

オリンピックフェスティバル

ずっと卒業後の進路を決めかねていましたが、メディスンハットに残り働くことを決意しました。幸運なことに、実習先から働かないかというオファーを受けたので、卒業までは週に1回アルバイトをさせてもらい、多分5月から正社員として働くことになると思います。今はどこも不景気なので、スムーズに仕事がもらえそうなことに感謝です。
 
2年間を振り返って、1番自分が変わったかなと思うのは、人を受け入れようとする姿勢が身に付いたところです。まだまだ私は人を見た目で判断したり、差別したりしますが、カナダ人も日本人も1人ひとりユニークで、その点においてみんな同じであることを肌で感じました。だからお父さんがいなくても、変わった癖があっても、シャイでも、勉強が苦手でもいいんです。自分が自分として生まれたことに誇りを持って、愛してあげて下さい。