イタリア留学現地レポート2006年4月
さて、何よりもまず私が書きたいのは、CASA(家)のことです。なにって全く知らない器具がそこら中に散乱しているんですよ!まずはビデと呼ばれるもの。日本では用を足すのと一緒に付いているこの器具が何故かヨーロッパでは別。いちいち移動しているのでしょうか?(笑)いまいちまだ理解ができません。しかし、ビデのことについては、JCFLの時にすでに聞いていた話だったので、初めて見た時は感動してしまいました! それから当然のことですが、玄関がなく、そのまま靴で部屋まで行きます。私は自分の部屋に靴で上がるのは気持ちが悪いので、素足で歩いています。私と一緒にシェアーしているスイス人の女の子は靴、私は素足。おかしな現象が起きています。まだまだたくさんあるのですが、ここは省略。しかし、思ったよりも困惑せずに済んでいます。
今まで私が関わってきたペルージャの人々はすごく親切で、明るくて憎めない人たちばかりです。小さくてショッピングには全く向いてない街ですが、サッカー選手中田英寿選手も以前プレーしていたことですし、日本人は一度は行ってみたいと思うに違いありません。是非遊びに来てください!親切な人々とすばらしい景色がお出迎えしてくれるに違いありませんよ!! それでは今回はここまで。Ciao!! 2006年5月
イタリア人の人に、「朝は何を食べているの?」と言われたことがあるのですが、私が「今日はパンとジャム。」と答えると、驚いて、「えっ、それだけ?死んじゃうよ。もっと食べなきゃ」と言われました。また、私がペルージャで知り合った日本人の友達はイタリア人の女の子3人と暮らしているのですが、夜ご飯はものすごい量を食べるそうです。プリモ、セコンド、サラダ、そして、フルーツ、その後にさらに食べる時もあるとか。
私は、日本では結構食べる方だけれど、イタリアでは小食です。恐ろしや、イタリア人。
まだまだ私は、イタリアの食べ物を完全に分かりきってはいないのですが、徐々にいろんな食材にチャレンジしていこうと思います。
FORZA,GIAPPONE e ITALIA!!!!!!(頑張れ、日本とイタリア!!) 2006年7月
優勝が決まった直後、イタリア国旗を手に町に出ていたのですが、小さなペルージャの街が、ものすごい人で満ち溢れていました。私もイタリアを応援していた一人。イタリア人らと一緒に踊ったり歌ったりしたのですが、彼らは本当に親切です。目が合うたびに肩を組んで踊ったり、一緒に騒ごうよー!と言って騒いだりしてくれました。言葉も人種も違うのにイタリア人のように近づいてきてくれて本当に親切な人たちです。イタリア人。あとから聞いた話ですが、イタリアだけだそうですね、こんなに狂喜してよろこんでいるのは。周りからは快く祝福されていないようですが、それでも嬉しいのです。イタリア人は。どんなに周りが引いていても、イタリア人は嬉しいのです!!! さて、私は7月から大学が設定するレベルで中間のレベルであるTerzo Gradoという段階で勉強をはじめました。今までほぼ90%は先生の言っていることが分かっていたのに、突然難しい言葉を先生が使いはじめ、以前のように分からなくなってしまいました。今はとても辛いですが、勉強をやめることなく、分からないなりに少しずつ勉強を進めていきたいと思います。Terzo gradoでは、イタリアの文化や歴史を大学で学びます。一番初めに習ったのがペルージャの歴史でした。 そういえば、まだペルージャの建物などを紹介していなかったと思いますので、写真と共に紹介していこうと思います。
ペルージャの中心街と言うのは、結構みなさんが想像するほど大きいものではありません。とても小さい町ですが、年中通して何か小さなイベントがあったりして面白い町です。 10月には、チョコレートフェスティバルというものも開かれます。次のレポートでおそらく紹介できると思いますので待っていてください。それではまた。 最後にもう一度言わせてください! Italia,CAMPIONE DEL MONDO!!!!!!!!!!!(イタリア、世界一!!!!) 2006年9月
以前少し紹介したように、今月はチョコレートフェスティバルEuro ciocolateエウロ・チョコレートがペルージャで行われますが、今回のレポートでは間に合わないので、次回、紹介しようと思います。 イタリア語が上達!
私は、日本人と過ごすよりも、外国人やイタリア人の人達と会話をする機会のほうが幸運なことに多いので、初めて会うイタリア人の人にイタリアに来て6ヶ月です、と言うと、驚かれることが多いです。これだけ喋れるようになると、また楽しみがたくさん増えてきます。 楽しみが増えました
人間関係でもいろんなことが起こりました。今月、とあることをきっかけに、いつも一緒にいる仲間と大喧嘩になったのですが、「こうやって喧嘩できるようになったのも、僕達のイタリア語が上手になって、分かり合えるようになったからだよ。」とベトナム人の友達が言っていたように、それまで以上に友情が深まりました。 それに、以前のルームメイトだったスイス人のヴェロニクとも久しぶりに再会することが出来て、一緒に住んでいた時は聞き取るので精一杯だったのが、今はほぼ同等にお話ができるようになって、食事にさそってあげたり、一緒に映画を見たりすることが増えました。 そして、イタリア人の友達ともとても深い関係になっています。道で会うたびに大きな声で名前を呼んでくれて、一緒にお散歩したり、8月には一緒にヴァカンスでシチリア島にも連れていってくれたり、みんなとても仲良くしてくれます。 新聞記事にはまだまだ四苦八苦
私の通うレベルは今月で終了。あと数日ほどでテストがあります。単語力がないのでもの凄く不安でいっぱいなのですが、友達からもらったいろんな幸運をもたらすグッズを手に、頑張って自分の出せる力をすべて出し切ってこようと思います。 シチリアでヴァカンス
私のお気に入りの写真が気に入ってくれると嬉しいです。それでは、Ci vediamo subito!(またすぐにお会いしましょう) 2006年12月
12月になりました。みなさん暖房の部屋でゴロゴロしている時期でしょうか?イタリアは残念ながら今年は暖かいようでまだまだ暖房なしでも生活が出来ます。しかし、私の先生曰く、これだけ11月、12月と温かい年は1月、2月が非常に寒くなるというので私はそれにブルブル震えているところです。昨年はペルージャの中心街のシンボルの噴水が完全に氷になってしまったそうです。今年は果たしてどうなってしまうのでしょうか…。
イタリア語が上達!
ラテン語が語源の言葉を母国語としている人たちがクラスをグングン引っ張り、ラテン語が語源でない人たちは少し遅れをとっている状況です。しかし、私達日本人がこの人達のようにイタリア語を上手に喋れるわけがないので、もう自分のペースで進めるしか方法がないと思います。焦らず自分のペースでゆっくり、これが一番いいのではないのでしょうか? イタリアのお祭り
イタリア人のお祭り好きは日本以上で、年がら年中どこかでお祭りが開かれています。実際、ここペルージャでも月に一度のペースで何かイベントが開かれており、今までペルージャにいてイベントがなかった季節は一度もありません。 例えば今月12月はウンブリアフィルムという映画のイベントが行われます。実は日本の映画も放映される予定になっています。「ハウルの城」と北野武さんの「ソナチネ」が放映される予定になっています。私も時間が許す限る足を運ぶつもりでいます。 チョコレート祭り
私のイタリア人の友達が、「ナポリの方言が聞こえる!」と言っていたので、恐らくナポリからも観光客がきた。ということは北イタリアからも南イタリアからもこの中部の小さな町、ペルージャに集まったではないでしょうか。 今回のテーマはCazzuola。この意味は塗装職人が使うコンクリートなどを滑らかにするための道具。ペルージャをチョコ一色に塗り上げてしまおうではないかというのが今年のテーマ。それに合わせ、cazzuolaの形をしたケースに入ったチョコレートが今回の目玉。
そんな突然の変化に悲しくなりました。もう一度私を天国に連れていってほしいものです…。
その他のお祭り
10月に北イタリアのベルガモというミラノの近くの町に行った時にイベントの準備をしていました。その翌日子供達が踊っているのを見ました。
もうすぐクリスマス
そして、12月、イタリアでは非常に大事にされているクリスマス。11月ごろからスーパーにはクリスマスのグッズが並び、町にイルミネーションの準備が着々とすすんでいるところです。フィレンツェに行ったときはもう一部でイルミネーションが始まっており綺麗でした。
また、大晦日のイタリアのカウントダウンも非常に気になるところです。クリスマス、お正月は首都のローマで過ごす予定になっています。何か面白い発見があればまた次のレポートで紹介しようと思います。 サッカーの観戦もイタリア留学の醍醐味!
さて、今回はここでおしまい。次は2月にお会いしましょう!それでは、みなさん、少し早いご挨拶ですが、Buon Natale e Buon anno!!(よいクリスマス、よいお正月を!!) |