アメリカでインターンシップ!学生インタビューPart3

毎年、海外のホテルやレジャー施設で行われるインターンシップ。今年は20名以上の学生たちがアメリカでインターンシップを行いました。今回はそのうち、アメリカ・アラスカ州アンカレッジの『Kumagoroレストラン』でインターンシップをした学生にインタビューしました!(写真は英語通訳科秋山先生・英語通訳科内田さん提供)

★海外インターンシップ・インタビューPart1 インタビューPart2

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アメリカでインターンシップをした学生

Q インターンシップに参加しようと思ったきっかけは?


 私の通っていた中国の学校では英語が必修科目ではなかったので、英語は日本に来てから独学と総合英語科で学びました。現地で自分の英語を試してみたいという気持ちがありましたし、このインターンシップは経済的な負担にならないので、入学当初からの目標だったんです。

Q インターンシップではどんな仕事をしたの?


宮野 日本食レストランで、キッチンや洗い場のヘルプをしました。
   主にウェイトレスやキャッシャーです。お客様の半分は現地の方で、残りは日本・中国・韓国の観光客でしたね。

Q 職場でのコミュニケーションはうまく取れた?


宮野 最初は速くて何を言っているのか聞き取れなかったのですが、下宿所でコミュニケーションを取るうちに、単語単語は聞き取りやすくなってきましたね。

  最初は注文を取るのが大変でした。速いし、日本料理でも発音が少し違うんですよ。‘酒’を‘saki’と発音したりして。聞き返す時の表現を授業で習っていたので役立ちました。ホームステイ先にネイティブの方もいたので、半月くらいで耳は慣れてきました。

Q アラスカ滞在中、印象に残った出来事は?


宮野 インターンシップ先からの帰り道、すれ違ったパトカーから「今日は熊が出るから気をつけて」と呼びかけられたことがあったんです。少し歩くと森や川があって、動物たちが身近な存在なので、出ても不思議はないかなと思えました。時間があると森に1人で散歩をしに行ったのですが、ムース(鹿の一種)と道の真ん中でばったり会って、見つめ合ったりしたこともありました。

 アメリカ人はユーモア感覚が優れているなと思いました。ある日、お客様から「傘を下さい」と言われたことがあって、お店の中なのに変だなぁと思ったら、テーブル脇の壁にかけてある花瓶から水が溢れていたんです。(笑)お店に入ってきたらすぐに挨拶をしてくれるし、話しやすくて、中国の人と近いなと思いました。日本の人はシャイですが、中国では知らない人同士でも電車で隣合ったりすると話が弾むんですよ。

Q インターンシップを終えて、今後の目標は?


宮野 インターンシップに行く前は、漠然と海外がかっこいいと思っていたのですが、初めて海外に出てみて、逆に日本の良さが色々と見えてきました。今回のインターンシップでコネクションができたので、英語を学ぶために少し海外で働くのもいいかなと思いますが、将来的には日本で外国人を相手にする仕事をしたいと思います。今のところ興味があるのは、日本料理の板前や外国人滞在者向け不動産の仕事です。

文 
日本に来てから7年半が経って、いつの間にか自分が外国人ということを意識しなくなっていたのですが、久しぶりに知り合いのいない土地へ行き、改めて友人や家族の大切さを感じました。お店に来るお客様に対して、日本語・韓国語・中国語・英語と修得した全ての語学を活かせたのですが、日本語はまだまだ伸ばしていかないとダメだなと感じました。TOEICももう少し上げて、日本で貿易関係の仕事に就きたいと思います。

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