羽田旅客サービスのグランドスタッフに17名の日本外国語専門学校生が内定しました。運航状況や羽田空港内の案内だけでなく、関連交通機関や宿泊施設に関する知識も必要とされる仕事です。今回は、短大を卒業後、エアライン業界で通用する英語力をつけるために日本外国語に入学した田上さんに話を聞きました。
羽田旅客サービス グランドスタッフ
エアライン専科
青山学院女子短期大学(千葉県立千葉西高校)出身
A 高校2年の時、家族で初めて海外旅行に行くことになったのですが、チェックインが遅れてしまって家族一緒に座れる席がなくなってしまったんです。その時にグランドスタッフの方が、チームワークでお客様やキャビンアテンダントの方に呼びかけて、何人かずつ一緒になれる席を用意して下さったんです。待っている間も小まめに状況を報告してくれて…。将来こんな仕事を目指したいと思いました。
A 英語力が必要だろうと思って英語で有名な短大へ進んだのですが、周りに流されてすっかりだらけてしまって、英語も伸びず就職活動でも納得のいく内定は取れませんでした。そんな時、エアライン業界を目指している短大のクラスメートから、「私も行くからどう?」とこの学校を紹介されました。就職実績も良かったですし、同じ短大の先輩も沢山入学しているようなので、ここで専門知識を学びながら英語を身につけよう!と思いました。
A すごく充実していました。授業がこんなに楽しいことなんてあるんだ!と驚きました。先生方が良い意味で厳しくて、そして一緒に入ってきた子たちがすごく良かったんです。短大や大学、会社勤めをして、‘やはりエアライン業界に行きたい’と思って来ている人ばかりなので、集中力が違いましたし、話が合いました。色々なタイプの人がいましたが、共通していたのは‘友達想い’という所。お互いアドバイスし合って採用試験に備えました。
A 短大時代は英米文化の勉強が中心で、スピーキングは週1,2回。1クラスの人数が多いのでしゃべれる子はしゃべるけれど、しゃべれない子はしゃべらない。何となく発言するのは恥ずかしいという雰囲気があったのですが、エアライン専科では、周りの子たちは英語を伸ばすことを目標に来ているので、恥ずかしいと感じることは全くありませんでしたね。少人数なのでつたない英語ですが発言できましたし、毎日英語を聞いているのでリスニングやリーディングの力がつきました。入学から半年で、TOEICは480点から590点に上がりました。
A 就職活動は、履歴書の書き方から教えてもらえたのが良かったです。短大では教えてもらえないことの1つです。志望先ごとに担任の山崎先生に添削して頂けたので安心感がありました。面接練習に関しては、山崎先生だけでなく授業を持って下さった先生方が個々で見て下さったんです。緊張感があって本物の面接のようでした。観点は違っても、的確な指摘をして頂けたのでためになりました。
A 同じ業界を目指す人がここまで集まる場は、他ではなかなかないと思います。自分には向いてないかなと諦めそうになることがあっても、授業内容も周りの友人たちもみなエアライン業界を向いているので、自然と‘やっぱり頑張ろう’という気持ちになる環境がありました。エアライン業界で活躍していた先生方が教えて下さるので内容も実践的ですし、やる気さえあれば英語力も伸ばすことができる学校です。私はここに入って、努力は無駄にならないんだなと実感できました。今までの人生でないくらい、頑張ることができました。