Q どうしてフランス語を勉強してみようと思ったのですか?
A 英語コミュニケーション系の学科のある大学へ少し通ったのですが、宗教の授業が多くて想像していた内容ではなかったので、大学をやめてカナダへワーキングホリデーに行きました。バンクーバーという都市で英語の他にフランス語がよく使われていて、標識で目にしたり人が話しているのを耳にするうちに興味が出てきたんです。それまでフランス語はボソボソしゃべる感じがしてあまり好きではなかったのですが、つづりが英語と似ていて何となく意味が分かるのが楽しくなってきました。
Q フランス語を勉強するために、JCFLアジア・ヨーロッパ言語科を選んだ理由を教えて下さい
A もともとワーキングホリデーに行く前から、日本に帰ってきたら英語系の専門学校へ行って就職しようと決めていました。JCFLへは、昔高校の先輩が進学したと聞いたことをふと思い出して見学に来てみたんです。英語以外も何かやりたいと思っていたので、フランス語専攻の話を聞いてみました。対応して下さったのが豊島先生で、「面白そうな先生だな」と思いましたね。フランス語の授業がいっぱいあり、特に会話を重視したカリキュラムだったので、1回目の見学で‘ここにしよう’と決めました。
Q 英語とフランス語。JCFLでの学習はどんな点で良かったですか?
A TOEICは160点アップして870点になりました。リスニングは変わっていないのですが、文章問題のスコアが上がりましたね。1年次のTOEICの担当が秋山先生で、授業がすごく分かりやすくて楽しかったんです。話も英語も分かりやすくて、今までの英語の先生とは違う!と感じました。その授業で単語テストが定期的にあったので力がついたと思います。フランス語は全くの初心者だったのですが、今は簡単な日常会話はできるくらいになりました。今仏検準2級の結果待ちです。授業は会話と文法に大きく分かれていて、文法の授業で覚えた表現は会話の授業で使えるので、文法自体はあまり好きではありませんが頑張っています。1年後期に1ヶ月間の短期留学があり、その時はレストランでの注文や買い物も全部フランス語です。ホームステイをしながら語学学校に通い、ずっとフランス語に囲まれた環境に置かれるので耳が慣れました。
Q ラコステを志望するまでの就職活動の流れを教えて下さい
A 最初は英語が使いたくて空港での仕事を考えていましたが、あまりうまくいかなくて、豊島先生にも相談したりして進路を考え直してみました。色々な企業を見た中で、たまたまラコステが目に留まりました。元々洋服を見るのが好きでしたし、ラコステはフランスのブランドで名前もよく知っていたので受けてみることにしたんです。
Q アジア・ヨーロッパ言語科で学んだり身についたことで、どんなことが就職活動に役立ちましたか?
A ビジネスマナーの授業があったので、面接試験ではきちんとした言葉遣いが自然にできたと思います。姿勢にも気を配ることができましたし。あとは2次面接でフランス語を話す機会があったので、話せるレベルのフランス語ができていて良かったと思いました。
Q どんなアパレルスタッフになりたいですか?今後の目標を教えて下さい
A 私は、店で話しかけられるのがあまり好きではなくて、迷った時にだけ来てほしいというタイプなので、お客様の微妙な感情を読んで対応できるスタッフになりたいです。あとは茶道や着付けなど、日本の伝統的なことを学んでみたいと思っています。海外にいる時に茶道を見せてほしいと言われたことがあったのですが、その時は適当にごまかしてしまったんですよ。これからは、日本人としてちゃんと伝えられるようになりたいと思います。
Q 英語以外の言語も勉強してみたいという人へ
A アジア・ヨーロッパ言語科の第二外国語のクラスは少人数で、ずっと一緒のメンバーなので授業もすごく楽しいです。他のヨーロッパ言語専攻の人と一緒の授業もあって、他の言語や文化の話が聞けるし、それぞれの専攻でカラーがあって面白いんですよ。豊島先生も、留学時代の話や脱線話がすごく面白いですし。第二外国語をやると知識が広がるし、世界が広がる気がします。何に使えるかは分からなくても、趣味としても楽しめますし、そういう心の余裕があってもいいかもと思います。