更新日08.12.5
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■国連難民高等弁務官事務所の講演会が行われました!

 UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)という名前を聞いたことがありますか?1951年に発足して以来、世界各地で難民の保護と支援活動を展開している国連機関で、現在は約6千人の職員が3千万を超える人々のための支援事業に携わっています。今回は、UNHCR駐日事務所の上級法務官のAlkhal氏がJCFLに来校し、UNHCRの活動を中心に難民支援問題について講演して下さいました。一口に‘難民’と言っても時代の変化と共に定義が広がって対策が複雑化していること、また難民問題に対する日本の取り組みには不十分な点があることなど、私達が知っているようで知らなかった難民問題の実情を分かりやすく教えて頂きました。
 このように、JCFLではNGOや国連関係機関のスタッフをお招きして、社会が抱える問題への意識を高める機会を設けています。今回の講演では、国際関係学科の学生を中心に他学科からも大勢の参加者があり、皆真剣な表情でノートを取っていました。

国連難民高等弁務官事務所の方が来校して講演して下さいました
国際関係学を学ぶ学生の難民問題についての感想

(福岡県立香椎高校出身)

 自分は今まで難民問題について理解しているつもりでしたが、この度の講演を聴いて、まだ全く理解できていない面があることに気付かされました。メディアを通して知ることについてもただ「大変だなあ」とその一時は思っても、意外と早く記憶から消えてしまっている日本人が自分も含め、多いと思います。先進国の一員であることの義務について考えるチャンスを与えられたように思います。
  僕達はこれからどのようなことができるのかを学ぶと同時に、ただなんとなく募金をするだけではなく、真に大切なことは「難民について関心を持つことなのだ」ということを強く感じました。もっと詳しく知り、もっと勉強をして、知識がある人として本当の意味での協力ができるようになりたいと思っています。

   
国際関係学を学ぶ学生の難民問題についての感想

難民問題の講演に対する英語通訳科の学生の感想(群馬・桐生市立商業高校出身)
 
 日本は、難民条約に加入していて迫害を恐れている人たちを助けることができるにも関わらず、条約の存在や内容、またそういった人たちに対する認識・意識がとても低いと思いました。このままではいけない、という危機感を強く感じさせられました。そして、このことを改善するために、難民保護の状況などを沢山の人に伝えられるような仕事に就きたいと改めて思いました。

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