■新入生紹介

国際関係学科1年の上原さんは、南米の国ペルーから8年前に日本へやって来ました。日本に着いたばかりの頃は日本語が全くわからず、カルチャーショックを受けることも多かったという上原さん。帰国子女体験が、国際関係学科というチョイスや将来の夢にも大きく影響しているようです。国際関係学科に入ってみて感じたこと、目標にしていることなど、インタビューしました。

上原ウェンディーさん
群馬・共愛学園高等学校出身
国際関係学科 1年 

上原さんにインタビュー★

Q. ペルーってどんな国? 

A. ペルーは日本のような先進国とは違い、貧富の差が激しく、街でストリートチルドレンの姿を見かけることも少なくありません。でも、みんな心が温かくて、社交的。とにかく明るいんです!週末は親戚や友達同士で集まって踊ったり、語り明かしたりするのが当たり前。どんなに深刻な問題を抱えていても、ペルーの家には笑いが絶えません。


Q. カルチャーショックはあった? 

A. 日本の学校に通い始めてまずビックリしたのは、授業中シーンとしていて誰も手を上げないこと。ペルーでは思っていること、感じたことを表現するのは自然なことですから。それと、日本の子はシャイな子が多くて、初めは距離をはかるのが難しかったです。言葉の壁の厚さというものも初めて経験しました。早く日本語を覚えないと友達ができない!その思いで必死に勉強しましたね。お互い心で通じ合う部分はあっても、やはりコミュニケーションのツールとして言葉は大切だな、と思います。


Q. どうして国際関係学科に? 

A. ずっと興味があった国際関係学を専門的に学べること、同時に英語の力を伸ばせることに魅力を感じました。将来、国際的な舞台で何か仕事をしたいという夢があるので、自分にピッタリの学校だなと思って入学しました。JCFLは学生がみんなフレンドリーで、授業中も積極的なんですよ。国際関係学科のクラスメートとはすぐに意気投合して、楽しいキャンパスライフを送っています!


Q. お気に入りの授業は?

A. 色々ありますが、「地球環境」の授業では、毎回違う国をピックアップして、その国の社会や歴史、文化や宗教を学べるのが楽しいです。担当のベイツ先生は世界の国々を旅していて色々なことを知っているし、授業の進め方もユニーク。この前はジャマイカを取り上げて、みんなでボブ・マーリーを聞きながら勉強しました。


Q. 力を入れている勉強は? 

A. 英語をがんばって勉強中です。洋画が好きなので、DVDを使ってリスニングの練習をしています。ネイティブの先生におススメの映画を教えてもらい、最初は日本語字幕付きで、次に英語字幕付きで、最後は字幕を消して見ます。洋楽も好きで、繰り返し聞いているうちにカラオケで歌えるくらいまで覚えちゃいます。やっぱり自分の好きなことを活かして勉強するのが長続きのコツですね。


Q. 将来の夢は?

A. 将来の夢は、母国語のスペイン語、日本語、英語を通じて世界のたくさんの人々と触れ合うこと、そして開発途上国の人々の役に立つことです。途上国の孤児のために様々な支援活動をしていて、自らも孤児を引き取って育てている女優のアンジェリーナ・ジョリーの書いた本を読み、とても衝撃を受けました。ペルーではストリートチルドレンをよく目にしていましたし、そういう子供達の助けになれればと思います。できれば教育関係の職業に就いて、国の未来を担っている子供達にちゃんとした教育を受けさせてあげたいと思っています。


Q. 大切にしているものは?

A. 好きな言葉は「友情」と「夢」。この2つがなかったら人間は「生きてる」という実感が湧かないと思います。私の一番の宝物は日本で得た友達です。これから国際関係学科で過ごす3年間で、英語と国際的な感覚や知識を身につけて、友達の輪をもっと広げていきたいです。


★上原さんからスペイン語でメッセージ

〒161-0033東京都新宿区下落合1-5-16(入学事務局) TEL:03-3365-6141JR・西武・東京メトロ 高田馬場駅 徒歩3分
(本部:豊島区)