ＭＢＡという言葉を聞いたことがありますか？Master of Business Administration(経営修士学)の略で、ビジネス各分野のリーダーを育成するためのプログラムです。大学によっては非常に難易度が高く、欧米ではＭＢＡ取得者はエリートとして一目置かれるほどの資格です。今回、アメリカ留学科から単位を移籍して、短大、大学、大学院と進学して
5年でＭＢＡを取得した先輩に話を聞きました♪

留学にあたって日本外国語を選んだ決め手は？

JCFLで取得した単位をアメリカの短大へ移籍できるから。

MBAを取得しようと決めたのはどうしてですか？

Skagit Valley College（短大）を卒業後、Montana State University Billings（４大）に単位を移籍でき、2年で学士を取得しました。その後OPT(アメリカの大学を卒業した留学生が合法的に１年間現地で働ける制度）で現地就職を考えたのですが労働ビザを取得できず、キャリアアップのため、MBA取得を考えました。

田舎の州立大学は学費も安く勉強しやすい環境です。私の卒業した大学は主に経営と、Performing　Arts に力を入れていました。

ＭＢＡ取得は何が合格基準になるんですか？

ＭＢＡを取得するには、トータルの評定平均がＢ以上必要です。それ以下は修士を取得するのは不可能です。合否判断は、論文30%、プレゼンテーション20%、テスト30%、出席率20%で決まります。卒論はチーム対抗(各チーム２名）のプロジェクトで、論文は最低３０ページ、プレゼンは１時間、パワーポイントのスライドは３０ページ以上に達しました。

MBA取得にかかった費用は？

MBA 取得にかかった費用は年間約１００万円です。これはミネソタ州が留学生に対して州内の学生と同等に扱っているので安いほうだと思います。ちなみにUniversity of Montanaは１学期１００万円でした。

留学生もアルバイトができるので、私は大学内のInternational student officeや学食でバイトをしていました。モンタナ大学で学生だった時には、高校生に日本語を教えていました。時給は場所によっても異なりますが日本に比べると低いと思います。私の日本人の友達は夏休みごとに日本へ帰国し学費を稼いでました。

MBA取得までにどんなことが大変でしたか？また今後の予定は？

とにかく課題のレベルが高く、卒業が大変でした。プレゼンテーションもとても多く練習を何度しました。皆、働いているのでチームメイトとのスケジュール調整が大変でした。今はひと山越えた気分でほっとしています。今後は同州内の総合大学で博士号を取得する予定です。博士取得後は大学教授として経営学を教えたいです。

留学生活を振り返って、JCFLでの1年間が役立ったと思った経験はありますか？

JCFLでの経験はどのレベルにも適応する基礎なのでクラスを取っておいて良かったと思います。JCFLで学んだ忍耐もアメリカでは役に立つと思います。

留学を考えている人にメッセージ

留学の魅力は異文化交流です。都市を選ぶか都会を選ぶかによって生活習慣が異なりますが、初めは大学のサークルに参加するなど気負わずに楽しんでください。私の経験によると3年目あたりがとても楽でした。周りの状況に慣れ友達もでき楽しく過ごせました。ただ上に行けば行くほど難易度や教授からの要求も増え難しくなります。留学経験は、国際色豊かなクラスメイトと切磋琢磨することで人間的にも成長できますし、何より就職に役立つと思います！