ニュージーランド留学現地レポート2014年6月
ニュージーランドで夏休み
皆さんこんにちは!二年生になってから、取る授業もどんどん専門的になってきました。そして、一年と二年の間には、かなり長い夏休みがありました。ニュージーランドの大学の夏休みは、季節が日本とは真逆なのでだいたい11月の初めから始まります。それから年を越してだいたい2月の中ごろまでが夏休みです。3ヵ月ほどあるので、この期間にみんな働いたり海外に行ったりいろいろなことをします。この間に夏の短期コースをとって好きな勉強をすることもできます。僕の場合は日本には帰らずこっちに残ってちょっとした森林関連の仕事と旅をしました。今回はそれらのことについて書こうかと思います。
松ぼっくり摘みの仕事
僕の大学の林学のコースは、卒業するためには夏休み等を利用して実際の職場で90日間以上働かないといけない規則があります。そういうわけで、僕も今回の夏休みの間に働くことに決めました。職場は学校の関連のスタッフの方々が助けてくれたこともあって意外と簡単に決まりました。僕はチェーンソー等の機械のトレーニング(伐採をするには修了証が必要になります)をその頃受けていなかったので、伐採の仕事ではなく、結構簡単な仕事をすることになりました。それはCone Picking(ここで言うconeとは松ぼっくりのこと。Cone picking=松ぼっくり摘み)です(笑)!
そこで僕ら夏休みに雇われた学生、それから季節労働者たちの出番です!松の実をすべて手で抜き取り、花も実もなくなった枝はのこぎりで切り落としていきます。そうして収穫された松ぼっくりたちは特別な機械で乾燥、さらに実と種を分離して分離された実を森林関係の会社に供給します。植えられている木は区域によって品種が異なり、顧客の欲しい品種を育てられるようになっています。 僕の仕事の大部分は松ぼっくり収集、加工。あとはボスから頼まれた仕事をしました。例えば、成長を促進するホルモンの注入、新しい苗場の建設等です。すべて外での直射日光の下で行われるのでかなり厳しい仕事です。それにこちらの紫外線は日本の5,6倍はあるのでサンスクリーン(日焼け止め)は常に塗っておかないといけません。それでも結構楽しいです! 一日に休憩タイム(smokoっていいます)が2回あり、昼のランチタイムが30分あります。学生もいるし、地元のおじさんおばさんもいるし、いろいろな国からの労働者もたくさんいました。そのような環境でいろいろな国の人、年代の人と仕事を話ができてとても貴重な体験ができたと思います。シーズン終了間際ではみんなでバーベキューをして盛り上がりました! 車でNZの北島へ旅行
特にTaupoの周りの自然は本当にきれいでニュージーランドに来たら絶対に行かないといけないですね(笑)!あのあたりは映画「Lord of the Ring」が撮影されたところでもあるんですよ。そして今は大学に戻ってまた忙しくなっています。次回はその忙しい間に行った6日間の校外研修のことをメインに書いていこうかと思います。 2014年8月
校外研修で森林調査
今回の校外研修はなんと6日間という長丁場で、クライストチャーチが位置する南島東海岸から反対の南島西海岸まで行ってきました。僕らが泊まった街(Hari Hari)には大学の所有するフィールドステーションがあり、そこをベースにしていました。 今回の研修の課題は二つあり、1つはNZ West Coastにおける土壌の経年変化に伴う優勢木の変遷、二つ目は特定の優勢木下における昆虫類の構成です。日本語にするととても難しく聞こえますね(笑)
そのために、実際に毎日様々な地域の森まで行って、土壌の性質を掘り返して調べたり、森林構成を知るために一つ一つの木の数を数えてサンプルをとったり、昆虫類用の簡単なPitfalls(落とし穴)を何個も仕掛けてサンプルをとったりしました。毎日帰ってきた後はたらふく地元の方々に作っていただいたおいしい手料理(絶品です!鹿肉とか当たり前のように出てきます!)をいただき、夜には昼間に得たデータをパソコンに入力して分析して、みんなのデータをまとめました。研修の終わりにすべてのデータを二つのショートレポートと一つのロングレポートにまとめて提出しました。 森林学ならではの経験
今書いてる時点でNZは真冬です。寒いです!Christchurchに雪が積もることはほとんどないのですが、車で一時間も運転すると山々が雪で覆われていてとてもきれいですよ。日本の夏にスキーしたい方はぜひNZまで!一応宣伝しておきます(笑)。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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