ニュージーランド留学現地レポート

REPORTER

東京都立町田高校出身 
オーストラリア留学科 2007年卒

マセー大学 防衛学専攻

BACKNUMBER

2007年4月

 

NZにやって来ました

街の中心にある公園「square」。NYのCentral Parkみたいな感じです(行ったことはありませんが・・)

みなさん、はじめまして。私は今年の2月18日にニュージーランドへ渡航し、ホームステイをしながら、マセー大学のファウンデーションコースで勉強しています。 私の滞在しているパーマストンノースはニュージーランドの首都ウェリントンから北へ車で約2時間、私の通っているマセー大学の本キャンパスがある、人口約7万人の学園都市です。ニュージーランドは北島と南島の二つに分かれていて、パーマストンノースはオークランド、ウェリントンと同様、北島に位置しています。ホストファミリーの話では、北島より南島のほうが、寒さが厳しいようです。
 
こちらではいま、晩夏を迎えつつあるのですが、平年よりも暑く、日中の最高気温は24℃にもなります。ホストファミリーはしきりに暑い、暑いと言っていますが、最近の東京の夏の異常な暑さを経験している方であれば、ここはかなり過ごしやすいでしょう。

NZでの食べ物

NZの首都Wellingtonに行ってきました。港にNAVYが停泊していました

食事は、平日の朝はフルーツ、ヨーグルト、昼はサンドイッチ、夜はご飯とおかず2~3品です。
 
幸いなことにホストファミリーがフィリピンからの移民なので、私は毎日お米を食べることができます。が、そうでない家に行った場合は自分でリクエストしないと作ってくれないこともあります。ニュージーランドでも、とてもおいしい食べ物はありますが、日本の料理(煮物など)の繊細なおいしさ、旨みというものはないと思いますし、まだ出会ったことがありません。最近は少し日本食が恋しいです。いま日本にいる皆さんは今のうちに日本のおいしいものを食べておいた方がいいかも知れません(笑)。

車内アナウンスのないNZのバス

近所のバス停

私はバスで通学していますが、ここパーマストンノースのバスと日本の一般的なバスはかなり異なります。まず一つに、車内アナウンスがありません。加えて一つ一つのバス停に名前がついていないので、学校へ通った最初の一週間は自分の降りたい所でなかなか降りられなくて苦労しました。日本のバスは土日でも夜遅くまで運行していますが、こちらは平日だと午後6時まで、土日は午後3時までで、車がないと不便です。
 
あと、忘れてはいけないのが、バスを降りるとき必ず一言、Thank you と言わなければなりません。これはバス以外のサービスでも常識で、何か食べ物を注文してお金を支払った時などにも、やはり最後にThank you と言わなければなりません。こちらではこれがマナーです。

クラスで唯一の日本人

ファウンデーションコースのクラスメイト

ここへ来てもう3週間ほど経ちますが、一番驚いたことと同時に不安に思ったことは、自分がファウンデーションコースで唯一人の日本人だったことです。クラスにはたくさんの留学生がいて、中国、インド、韓国、香港、東ティモール、スリランカ、インドネシア、オマーン、コンゴ、アイルランドなどから来ています。 他のコースの日本人学生も同じ校舎で勉強していますが、クラスでは私一人だけなので、日本語や日本の文化についてクラスメイトに尋ねられることもよくあります。
 
いま一番仲のよい香港出身のフランキーは日本のアニメ、「ガンダム」が好きで、日本語も少し話せます。また、私の向かいに座っているオマーン出身のムハンマドもかなりのアニメオタクで、日本人でも知らないような業界用語を知っていました。通学途中のバスで、短期留学で来た日本人学生と乗り合わせたり、放課後、街の通りで見かけたりしますが、日本人同士で母国語を話しながら行動しているので目立ちます。でもせっかく海外に来ているのだから日本人のコミュニティから離れてここでしか学べないことを学ばなければ損だと思います。自分がコースで唯一人の日本人であったことに感謝しています。

文法・語彙力が重要!

大学の看板。まわりには羊がいっぱいです!

こちらに来て思ったのですが、日本人の英語の文法、語彙力は他の留学生に比べてかなり良いです。スピーキングやリスニングも時間の問題で、慣れれば問題ありません。それよりも、ライティングやリーディングの方が重要です。宿題もリーディングやライティングに関連するものが多いので、日本で文法と語彙を鍛えておくことをおすすめします。去年JCFLで英語を教えてくれた辻本先生が、クラスの皆に「文法を鍛えておきなさい」と言っていた意味がようやく分かりました。
 
ニュージーランドへ来てまだ3週間ほどしか経っていないので、まだまだ分からないことがたくさんあります。次からも、そんな疑問を解決しつつ、みなさんのお役に立てるようなレポートを書いていくつもりです。

2007年5月

 

オークランドに行ってきました

スカイタワーから撮ったヒルトンホテル

みなさんこんにちは。今回はニュージーランドでいま最も発展している都市、オークランドについて書きたいと思います。
 
4月6日から5日間ほど、オークランドへ遊びに行きました。 NZの学校は、イースターが始まる前週の金曜日から2週間ほど休みになります。 最初の3日間は市内観光はできなかったのですが、パーマストンノースへ帰る前日には、昨年JCFLで一緒に勉強していた見川まゆかさんと会うことができました。彼女はAuckland University of Technology でビジネスを専攻しています。 彼女とはNZに来てからも連絡を取り合っていて、市内観光のガイドをしてもらいました。

南半球でも最も高いスカイタワー

オークランド駅のメインエントランス

最初にスカイタワーに行きました。スカイタワーはオークランドの中心にある建物で、高さは328メートル、南半球で最も高い建造物です。 その日は運良く快晴で、展望デッキから見たオークランドの景色はとてもきれいでした。港には豪華客船や小さなヨットが航行し、空の青が海に反射して港や街全体がとても活き活きとしているように見えました。
 
展望デッキから見る景色も十分に楽しめますが、120%、スカイタワーを楽しみたいのであればバンジージャンプをおすすめします。 飛び降りる場所は展望デッキのすぐ上にあり、写真撮影のために一度、展望デッキの前で吊るされ、その後急降下、最高時速は86kmです。私も見川さんの前で男を見せるためトライしようと思いましたが・・・やめました。次回来た時にやろうと思います。

Sail City オークランド

オークランド駅のプラットホームです。駅なのに人がほとんどいませんでした

展望台から見た港の景色がとてもきれいだったので、昼食はウォーターフロントにあるカフェで食べることになりました。 オークランドはSail Cityと言われていて、たくさんのマリンスポーツを楽しむことができます。イルカウォッチング、カジキ釣りなどのフィッシングなどが安価な値段でできます。 ウォーターフロントにはニュージーランドで最も高級なホテルのうちの一つである、ヒルトンホテルがあります。ヒルトンホテルは港に停泊している2隻の船のような形をしていて、オークランドでは有名です。次に来たときはぜひ泊まりたいですね。

初めてのバックパッカー体験!

オークランド-ウェリントン間を往復しているOVERLANDER号

見川さんとの別れを惜しみつつ、その日の夜はバックパッカーに泊まりました。 バックパッカーは一つの部屋を2~10人の人が利用し、値段は部屋の人数によりますが、1泊$30~60ほどで利用できます。 私はこういう施設を利用したのが初めてだったので、わからないことや驚いたことがいくつかありました。一番驚いたのは若いお兄さんが廊下を平然とタオル一枚、裸で歩いていたことです。日本の常識ではすこし考えにくいシチュエーションでした。

鉄道の旅

北島のちょうど真ん中にあるトンガリオ国立公園駅です.ニュージーランドで最初の国立公園で世界遺産にも登録されています

翌日の朝は鉄道を利用するため早起きをしてバックパッカーを去りました。
 
ものすごい高さの渓谷に架かっている鉄橋や美しい景色で有名な場所を通過する際には、ゆっくりと走行し、アナウンスもしてくれます。 行きは飛行機で1時間、帰りは鉄道で10時間の旅でした。10時間というと日本からNZへ行けてしまう時間ですが、車窓から流れるこの国の美しい景色のおかげで退屈することなく、無事に鉄道の旅を終えることができました。 途中電気系統の故障で1時間ほど停車しましたが、NZの鉄道では到着予定時刻+1~2時間はよくあることだそうです。 もしNZに来て時間的に余裕があるのであれば、ぜひ鉄道を利用してみてください。

留学でしかできない経験

車窓から撮った風景です。典型的なニュージーランドの田舎風景です

私はまだNZに来てから2ヶ月ほどしか経っていませんが、今回書いたことのようにたくさんのことを経験し、学びました。 日本は安全ですが、留学でしか経験できないこともたくさんあります。
 
皆さんの中には不安に思っている方もいると思いますが、JCFLでは英語はもちろん、自分の行きたい国からきたネイティブの先生の授業やスタディスキルズなど、留学に役に立つことがたくさん勉強できます。私もJCFLの先輩として皆さんの留学の役に立てるように、次回はパーマストンノースの実生活について書く予定です。

2007年7月

 

山の上には雪が!NZは今スキーシーズン真っ只中です

みなさん、お久しぶりです。
 
日本は暑いですか?NZは季節が逆、冬なのでとても寒いです。
 
先日TVを見ていて、日本で大きな地震があったのを知りました。この前の台風もそうですが、TVで日本のニュースが流れると、どんなニュースでも家族のことが心配になります。

日本に里帰り!JCFL訪問

完成間近の時計台 町のシンボルです

さて、Semester1の終わる6月の初めから、Semester2の始まる1週間前まで、約1ヶ月間日本へ一時帰国していました。その間に、同じく06年卒業生の見川さんと一緒に留学科の校舎に行きました。在校生の方は、Massey Universityのオリジナルボールペンをお土産に置いていったのでご存知の方もいるかもしれません。
 
オーストラリア留学科の授業で、1年先の先輩としていろいろ質問を受けました。おもしろかったのは、僕たちが一年前にした質問とほとんど同じことを質問されたことです。 不安に思うことはたくさんあると思いますが、同じような不安を持っていた僕がいまNZの大学で勉強している事実を見てもらえれば、今ある不安はそれほど深刻なものではない、そう感じていただければ、僕がJCFLに行ったことも十分意味もあるのかなと思います。
 
日本で留学準備をしている時の不安は、専らIELTSのことだと思います。ですが、IELTSはあくまで留学するためのひとつのプロセスに過ぎません。スタートラインに立つための、準備体操のようなものです。僕が一番大事だと思うのは、目標、それに伴うモチベーション、そして何のために勉強するのかという理由です。

アジア料理店

一番早い人でも、渡航まであと半年以上あります。何を勉強しようか、将来何がしたいか迷っているはまだまだたくさんいるでしょう。もちろん、こちらに来てから決めても遅いということはありませんが、できれば早めに決めるか、少なくともある一定の方向付けをしたほうがいいと思います。
 
もし、最後まで決められなければ、ぜひMassey Universityに(笑)!キャンパスも3つあり、学部・学科もたくさんあるので、自分のやりたいことがきっと見つけられると思います。

大学の2学期がスタート

アジアンショップに売っていた茶そば

新学期が始まって一週間が経ちました。一通り授業を受けて、いまは戦々恐々しているところです。Semester2は前期に引き続いて英語、加えて新しい教科にManagementとEconomicsがあります。今期の科目は来年から始まるメジャー(専攻科目)の授業に備えて、より大学の授業らしくなっています。
 
3教科あるすべての科目にグループワークやディスカッションが含まれており、なかにはネイティブスピーカーの学生もいるので、そのような授業で対等に渡り合う(会話する)のはかなり大変です。Managementの授業では3人ずつのグループに分けられ、Kiwi(ニュージーランド人)の女の子とイランから来た留学生の女の子と組むことになりました。この授業では学期末にGroup Presentationが課されており、全体の評価の15%に当たります。1ヶ月間日本に戻っていたせいで、英会話力、特にスピーキング力が落ちており、このグループワークはかなりハードなものになりそうです。

ケバブにはまっています

自分が気に入っているケバブのお店

大学の構内で食べるサンドイッチもおいしいですが、午後の授業が無い日や週末は、街に行ってランチを食べることもあります。最近よく食べるのは、ドネル・ケバブ(Doner Kebab)、トルコ料理です。JCFL在学生の方は高田馬場新館の近くにトルコ料理屋があるので知っている方もいるのではないでしょうか。
 
日本では(少なくとも私の地元では見かけません)似ているもので説明するとすれば、ケンタッキーのツイスターのようなものです。そのほかにもいろいろなタイプのものがありますが、僕が気に入っているものは写真に写っているような型のものです。中身はサラダとFalafelとよばれる、豆の揚げ物、日本でいったら、つくねの豆版のようなものでしょうか、とてもヘルシーです。僕はあまり肉が好きではないので、かなり気に入っています。

ケバブ

このように、とても田舎ではありますが、一応?インターナショナルな街なので、そのほかにもいろいろな国の料理が楽しめます。もちろん、日本料理屋もあります。
 
留学するということは長期滞在、半移民のようなものですので、食事はかなり大事だと思います。自分がNZへ来る前にしておけばよかったと後悔するものの一つに、料理の勉強があります。経験上から、留学を予定している方は日本にいるうちに料理の仕方は習っておくことを強くおすすめします!

2007年9月

 

ウェリントンのケーブルカーの最終駅(ラムトン・キーという丘)からの風景

皆さん、こんにちは、お久しぶりです。
 
Semsester2が始まってから、あっという間に1ヶ月が過ぎました。 大学の授業はMid-term breakに入り、8月最後の週から9月の最初の週まで休講です。 今日はこのレポートを書くために1週間ぶりに大学の図書館に来ましたが、ブレイクにもかかわらず多くの学生が勉強していました。自分もこのブレイク中にエッセーの仕上げ、クラスメイトとグループプレゼンテーションの準備をしなくてはいけません。今週からまた忙しくなりそうです。

生活の様子

ウェリントンケーブルカー

先週の水曜日から金曜日まで、ブレイクを利用して2泊3日でNZの首都である、ウェリントンまで一人で遊びに行きました。 今回の旅行では、NZで最大の博物館であるTepapa Museumに行き、ウェリントン名物のケーブルカーにも乗りました。
 
Tapapa Museumはウェリントンのウォーターフロントにある博物館で、建物の概観、内装、もちろん展示物も、とてもきれいでした。博物館というと、すこし古臭くて重みのあるところだというイメージがありますが、ニュージーランドは歴史の浅い国であるせいか、その分、(雰囲気としての)若さ、新鮮さを感じました。これは街の中を歩いていても感じることができます。

NZの国会議事堂。その形から「蜂の巣」(Beehive)と呼ばれています

街の中を探索すると、100年物の(100年前に建造された)ビルの中に、繁栄するNZ経済を象徴するような高級ショッピンモールが内接されています。そのようなショッピングモールにあるカフェも、建物の雰囲気とマッチしていて、上品そうなKiwiのビジネスマンがお茶を楽しんでいる風景を見ると、まるで何かのTVコマーシャルのような感じがして、バックパッカーの自分は何か場違いなような気がして恥ずかしくなりました。
 
そして、さすがウェリントン、首都だけあってたくさんの日本料理店があります。1日目の夜には親子丼、サーモンの巻き寿司は毎日必ず1回食しました。ここウェリントンは、自分のステイしているパーマストンノースと違って、新鮮なネタが手に入るので、少々高いですがお寿司は毎日食べることができます。日本では、たとえ内陸でも新鮮な魚が簡単に手に入りますが、NZでは生魚を食べる習慣がないので、海から車でたった2時間のこの街でも、そのような食材を手に入れることは難しいです。あの巻き寿司のことを思い出しながら書いていたら、また食べたくなりました。次にウェリントンに行けるのはいつになるでしょうか・・・。

生活の様子

Kiwi saver

ウェリントンでは直にNZ経済を感じてきました。大学の経済の授業では、そのNZ経済をモデルとしながら、経済学の基礎を勉強しています。
 
在校生の方はもうすでにJCFLでEconomicsの授業を受けていると思いますが、自分にとっては昨年JCFLで勉強したことがかなり役に立っています。授業では経済学の基礎を勉強するのと同時に、各国の先生の英語の訛りを体験してもらうために、Lecturer(講師)が数週間ごとに入れ替わります。そのため、先生によってはかなり聞き取りづらかったり、ほとんど何を言ってるのか分からない時もあります。そういう場合に、ある程度の基礎知識があると、たとえ聞き取りづらかったとしてもかなり楽になります。 加えて経済学の用語は、その定義を理解するのに確かな英語力と理解力が求められます。前者は習得中であっても、後者は日本語での力なので、英語での理解が不十分であれば母国語である程度学習することも大切だと思います。

Reinvetioning Paradise

Mid-term breakを迎え、この授業も後半戦を迎えようとしています。この授業を受けていくうちに、NZ経済がいかに発展していったのか、もっと知りたくなりました。先週訪れたウェリントンには大きな書店がいくつかあり、その中で自分の興味に合いそうな本が数冊見つかったのでここで紹介したいと思います。
 
【 Kiwi saver 】日本では今夏、参議院選挙が行われ、年金についても盛んに議論されたことは自分もインターネットを通じて知っています。 NZでは、新たな年金制度が今年の夏からスタートしました。実はまだあまり読んでいないのですが、この若い国が年金で困るようになるのは、あと20年後だそうです。 その時にこの新しい制度の真価が発揮されるわけです。日本の現状から見ると、この点ではNZの方が、まだまだ未来があり、これからどこに住もうかと考えている若い自分にとっては、魅力的です。

New Zealand Unleashed

【 Reinvetioning Paradise & New Zealand Unleashed 】残りの2冊は共にNZの経済的な将来を描いたものです。今年はNZドル高が史上最高を記録し、インフレも激しく、いまNZ経済は繁栄を迎えています。新聞、雑誌、テレビでもNZ経済の先行きについて盛んに議論されています。
 
さすがに日本のような経済大国にまではならないと分かっていても、成長を直で感じることのできるような新しい国にいることは、特に若い人たちにとっては楽しいのではないか思います。最近は(まだ早いですが)NZで就職することも考えるようになったので、経済のことについてこれからも情報収集を怠らず、しっかりと見極めていきたいです。

2007年12月

 

NZの春

もう散ってしまいましたが、NZの桜です

みなさん、お久しぶりです。
 
NZでは、春を迎え、本当にゆっくりですが、いまは夏に向かっています。暖かい日中に街を歩くと、タンクトップで歩いているKiwiもたまに見かけるようになりました。実際、夏の服装で出歩くにはちょっと寒いのですが、ニュージーランド人はどうやら平気のようです。数字だけ見れば、いまの気温はちょうど11月の東京とそれほど変わらないのですが、NZの長くて寒い冬を過ごしてきた自分にとっては、今がちょうど良い暖かさになっています。

花火大会と移動遊園地

アヒル隊長(日本でいったらヨーヨーすくい?のようなものだと思います)

先週、自分の住んでいる街から20kmほど離れた、フィールディングという小さい街で花火大会がありました。会場は、街の中心にある大きな公園で、花火はそのなかにあるサーキットの中から打ち上げられていました。サーキットに入る手前には、小さな移動遊園地や、日本の夏祭りの夜店のように、輪投げや射的のお店がたくさんありました。花火が打ち上げられる前、日が沈むまでの時間は、バイクのスタントや馬術ショーなどが披露されていました。そのなかでも驚いたのは、航空ショーです。最初に複葉機、そのあとに曲技飛行用の飛行機が、最後に消防ヘリが飛来、これには、日本でもめったに見られないことなので、すごく興奮しました。
 
本番の花火は15分ほどで終わってしまいましたが、その前に十分楽しんだので、満足して帰りました。

花火大会

最後に、移動遊園地にあった遠心力加速器のようなものに乗ったのですが、見た目によらず、G(重力)がかなりかかって、降りたあとに首を痛めてしまいました。
 
ニュージーランドには、遊園地のようなレジャー施設はほとんどないので、移動遊園地があったことだけでも、かなり驚きです。ただし、ほとんどの機械がたよりなさそう(古い)だったので、次は乗りたくないです・・・。

ファウンデーションコースが修了

航空ショー

今年の2月から始めたファウンデーションコースがついに終わりました。今は後期に選択した教科の成績を待っている状態です。EnglishとEconomicsの結果は暫定ですがもう出ているので、あとはManagementのみ。あまりテストの点が良くなかった教科なので、少し心配です。
 
もし、パスしていれば、今月から2月まで夏休み、そうでなければ、サマースクールに行きます。長かったようで、短かったファウンデーションコース・・・それも今年で終わりです。来年からは、この留学の最大の目的である、Defense Studiesの勉強が始まります。同じ大学の先輩の様子を見ていると、来年の勉強は、今年のファウンデーションコースとは比べ物にならないほど忙しくなりそうです。JCFLから飛び立って、すでにオーストラリアの大学で専攻を始めている同級生も、勉強がとても大変だと言っていました。自分の中では、大学生活のスタートラインに、やっとたどり着いた気持ちです。
 
これから2月まで、夏休みは長いですが、気を抜かないで来年に備えていこうと思います。