ニュージーランド留学現地レポート2007年4月
NZにやって来ました
こちらではいま、晩夏を迎えつつあるのですが、平年よりも暑く、日中の最高気温は24℃にもなります。ホストファミリーはしきりに暑い、暑いと言っていますが、最近の東京の夏の異常な暑さを経験している方であれば、ここはかなり過ごしやすいでしょう。 NZでの食べ物
幸いなことにホストファミリーがフィリピンからの移民なので、私は毎日お米を食べることができます。が、そうでない家に行った場合は自分でリクエストしないと作ってくれないこともあります。ニュージーランドでも、とてもおいしい食べ物はありますが、日本の料理(煮物など)の繊細なおいしさ、旨みというものはないと思いますし、まだ出会ったことがありません。最近は少し日本食が恋しいです。いま日本にいる皆さんは今のうちに日本のおいしいものを食べておいた方がいいかも知れません(笑)。 車内アナウンスのないNZのバス
あと、忘れてはいけないのが、バスを降りるとき必ず一言、Thank you と言わなければなりません。これはバス以外のサービスでも常識で、何か食べ物を注文してお金を支払った時などにも、やはり最後にThank you と言わなければなりません。こちらではこれがマナーです。 クラスで唯一の日本人
いま一番仲のよい香港出身のフランキーは日本のアニメ、「ガンダム」が好きで、日本語も少し話せます。また、私の向かいに座っているオマーン出身のムハンマドもかなりのアニメオタクで、日本人でも知らないような業界用語を知っていました。通学途中のバスで、短期留学で来た日本人学生と乗り合わせたり、放課後、街の通りで見かけたりしますが、日本人同士で母国語を話しながら行動しているので目立ちます。でもせっかく海外に来ているのだから日本人のコミュニティから離れてここでしか学べないことを学ばなければ損だと思います。自分がコースで唯一人の日本人であったことに感謝しています。 文法・語彙力が重要!
ニュージーランドへ来てまだ3週間ほどしか経っていないので、まだまだ分からないことがたくさんあります。次からも、そんな疑問を解決しつつ、みなさんのお役に立てるようなレポートを書いていくつもりです。 2007年5月
オークランドに行ってきました
4月6日から5日間ほど、オークランドへ遊びに行きました。 NZの学校は、イースターが始まる前週の金曜日から2週間ほど休みになります。 最初の3日間は市内観光はできなかったのですが、パーマストンノースへ帰る前日には、昨年JCFLで一緒に勉強していた見川まゆかさんと会うことができました。彼女はAuckland University of Technology でビジネスを専攻しています。 彼女とはNZに来てからも連絡を取り合っていて、市内観光のガイドをしてもらいました。 南半球でも最も高いスカイタワー
展望デッキから見る景色も十分に楽しめますが、120%、スカイタワーを楽しみたいのであればバンジージャンプをおすすめします。 飛び降りる場所は展望デッキのすぐ上にあり、写真撮影のために一度、展望デッキの前で吊るされ、その後急降下、最高時速は86kmです。私も見川さんの前で男を見せるためトライしようと思いましたが・・・やめました。次回来た時にやろうと思います。 Sail City オークランド
初めてのバックパッカー体験!
鉄道の旅
ものすごい高さの渓谷に架かっている鉄橋や美しい景色で有名な場所を通過する際には、ゆっくりと走行し、アナウンスもしてくれます。 行きは飛行機で1時間、帰りは鉄道で10時間の旅でした。10時間というと日本からNZへ行けてしまう時間ですが、車窓から流れるこの国の美しい景色のおかげで退屈することなく、無事に鉄道の旅を終えることができました。 途中電気系統の故障で1時間ほど停車しましたが、NZの鉄道では到着予定時刻+1~2時間はよくあることだそうです。 もしNZに来て時間的に余裕があるのであれば、ぜひ鉄道を利用してみてください。 留学でしかできない経験
皆さんの中には不安に思っている方もいると思いますが、JCFLでは英語はもちろん、自分の行きたい国からきたネイティブの先生の授業やスタディスキルズなど、留学に役に立つことがたくさん勉強できます。私もJCFLの先輩として皆さんの留学の役に立てるように、次回はパーマストンノースの実生活について書く予定です。 2007年7月
日本は暑いですか?NZは季節が逆、冬なのでとても寒いです。 先日TVを見ていて、日本で大きな地震があったのを知りました。この前の台風もそうですが、TVで日本のニュースが流れると、どんなニュースでも家族のことが心配になります。 日本に里帰り!JCFL訪問
オーストラリア留学科の授業で、1年先の先輩としていろいろ質問を受けました。おもしろかったのは、僕たちが一年前にした質問とほとんど同じことを質問されたことです。 不安に思うことはたくさんあると思いますが、同じような不安を持っていた僕がいまNZの大学で勉強している事実を見てもらえれば、今ある不安はそれほど深刻なものではない、そう感じていただければ、僕がJCFLに行ったことも十分意味もあるのかなと思います。 日本で留学準備をしている時の不安は、専らIELTSのことだと思います。ですが、IELTSはあくまで留学するためのひとつのプロセスに過ぎません。スタートラインに立つための、準備体操のようなものです。僕が一番大事だと思うのは、目標、それに伴うモチベーション、そして何のために勉強するのかという理由です。
もし、最後まで決められなければ、ぜひMassey Universityに(笑)!キャンパスも3つあり、学部・学科もたくさんあるので、自分のやりたいことがきっと見つけられると思います。 大学の2学期がスタート
3教科あるすべての科目にグループワークやディスカッションが含まれており、なかにはネイティブスピーカーの学生もいるので、そのような授業で対等に渡り合う(会話する)のはかなり大変です。Managementの授業では3人ずつのグループに分けられ、Kiwi(ニュージーランド人)の女の子とイランから来た留学生の女の子と組むことになりました。この授業では学期末にGroup Presentationが課されており、全体の評価の15%に当たります。1ヶ月間日本に戻っていたせいで、英会話力、特にスピーキング力が落ちており、このグループワークはかなりハードなものになりそうです。 ケバブにはまっています
日本では(少なくとも私の地元では見かけません)似ているもので説明するとすれば、ケンタッキーのツイスターのようなものです。そのほかにもいろいろなタイプのものがありますが、僕が気に入っているものは写真に写っているような型のものです。中身はサラダとFalafelとよばれる、豆の揚げ物、日本でいったら、つくねの豆版のようなものでしょうか、とてもヘルシーです。僕はあまり肉が好きではないので、かなり気に入っています。
留学するということは長期滞在、半移民のようなものですので、食事はかなり大事だと思います。自分がNZへ来る前にしておけばよかったと後悔するものの一つに、料理の勉強があります。経験上から、留学を予定している方は日本にいるうちに料理の仕方は習っておくことを強くおすすめします! 2007年9月
Semsester2が始まってから、あっという間に1ヶ月が過ぎました。 大学の授業はMid-term breakに入り、8月最後の週から9月の最初の週まで休講です。 今日はこのレポートを書くために1週間ぶりに大学の図書館に来ましたが、ブレイクにもかかわらず多くの学生が勉強していました。自分もこのブレイク中にエッセーの仕上げ、クラスメイトとグループプレゼンテーションの準備をしなくてはいけません。今週からまた忙しくなりそうです。 生活の様子
Tapapa Museumはウェリントンのウォーターフロントにある博物館で、建物の概観、内装、もちろん展示物も、とてもきれいでした。博物館というと、すこし古臭くて重みのあるところだというイメージがありますが、ニュージーランドは歴史の浅い国であるせいか、その分、(雰囲気としての)若さ、新鮮さを感じました。これは街の中を歩いていても感じることができます。
そして、さすがウェリントン、首都だけあってたくさんの日本料理店があります。1日目の夜には親子丼、サーモンの巻き寿司は毎日必ず1回食しました。ここウェリントンは、自分のステイしているパーマストンノースと違って、新鮮なネタが手に入るので、少々高いですがお寿司は毎日食べることができます。日本では、たとえ内陸でも新鮮な魚が簡単に手に入りますが、NZでは生魚を食べる習慣がないので、海から車でたった2時間のこの街でも、そのような食材を手に入れることは難しいです。あの巻き寿司のことを思い出しながら書いていたら、また食べたくなりました。次にウェリントンに行けるのはいつになるでしょうか・・・。 生活の様子
在校生の方はもうすでにJCFLでEconomicsの授業を受けていると思いますが、自分にとっては昨年JCFLで勉強したことがかなり役に立っています。授業では経済学の基礎を勉強するのと同時に、各国の先生の英語の訛りを体験してもらうために、Lecturer(講師)が数週間ごとに入れ替わります。そのため、先生によってはかなり聞き取りづらかったり、ほとんど何を言ってるのか分からない時もあります。そういう場合に、ある程度の基礎知識があると、たとえ聞き取りづらかったとしてもかなり楽になります。 加えて経済学の用語は、その定義を理解するのに確かな英語力と理解力が求められます。前者は習得中であっても、後者は日本語での力なので、英語での理解が不十分であれば母国語である程度学習することも大切だと思います。
【 Kiwi saver 】日本では今夏、参議院選挙が行われ、年金についても盛んに議論されたことは自分もインターネットを通じて知っています。 NZでは、新たな年金制度が今年の夏からスタートしました。実はまだあまり読んでいないのですが、この若い国が年金で困るようになるのは、あと20年後だそうです。 その時にこの新しい制度の真価が発揮されるわけです。日本の現状から見ると、この点ではNZの方が、まだまだ未来があり、これからどこに住もうかと考えている若い自分にとっては、魅力的です。
さすがに日本のような経済大国にまではならないと分かっていても、成長を直で感じることのできるような新しい国にいることは、特に若い人たちにとっては楽しいのではないか思います。最近は(まだ早いですが)NZで就職することも考えるようになったので、経済のことについてこれからも情報収集を怠らず、しっかりと見極めていきたいです。 2007年12月
NZの春
NZでは、春を迎え、本当にゆっくりですが、いまは夏に向かっています。暖かい日中に街を歩くと、タンクトップで歩いているKiwiもたまに見かけるようになりました。実際、夏の服装で出歩くにはちょっと寒いのですが、ニュージーランド人はどうやら平気のようです。数字だけ見れば、いまの気温はちょうど11月の東京とそれほど変わらないのですが、NZの長くて寒い冬を過ごしてきた自分にとっては、今がちょうど良い暖かさになっています。 花火大会と移動遊園地
本番の花火は15分ほどで終わってしまいましたが、その前に十分楽しんだので、満足して帰りました。
ニュージーランドには、遊園地のようなレジャー施設はほとんどないので、移動遊園地があったことだけでも、かなり驚きです。ただし、ほとんどの機械がたよりなさそう(古い)だったので、次は乗りたくないです・・・。 ファウンデーションコースが修了
もし、パスしていれば、今月から2月まで夏休み、そうでなければ、サマースクールに行きます。長かったようで、短かったファウンデーションコース・・・それも今年で終わりです。来年からは、この留学の最大の目的である、Defense Studiesの勉強が始まります。同じ大学の先輩の様子を見ていると、来年の勉強は、今年のファウンデーションコースとは比べ物にならないほど忙しくなりそうです。JCFLから飛び立って、すでにオーストラリアの大学で専攻を始めている同級生も、勉強がとても大変だと言っていました。自分の中では、大学生活のスタートラインに、やっとたどり着いた気持ちです。 これから2月まで、夏休みは長いですが、気を抜かないで来年に備えていこうと思います。 |