ニュージーランド留学現地レポート2008年2月
冬の日本で過ごした夏休み
夏休みは、一時帰国して冬の日本で過ごしました。ニュージーランドの長い冬が終わって、少しずつ気温が上がってきたというところで帰国したので、日本にいる間、ニュージーランドに早く帰りたいと思っていました(もちろん、日本でも楽しい事はたくさんありました)。さて、今年はいよいよ、この留学の目的である、防衛学(Bachelor of Defence Studies)の勉強が始まります。今週から防衛学の講義が始まるのですが、今回はそれに先立って先週まで行われていた” Let's get going! オリエンテーション”のことを書こうと思います。 オリエンテーション週間
もちろん、これらの情報も大事ですが、ニュージーランドの環境に触れることも大切です。ということで留学生のオリエンテーション一日目は、マセー大学の農学部がある牧場へ行きました。ニュージーランドといえば、羊です(ニュージーランド人ひとりにつき、25頭の羊がいます!)。牧場では、羊の毛刈りを見せてもらいました。毛を刈った後の羊の肌を触りましたが、とてもやわらかくて、暖かかったです。何人かの学生は、サポートをしてもらいながら、羊毛刈りを体験していました。 ニュージーランドの乳牛
さらに、ニュージーランドの牛は広い草原で牧草を食べて育つので、あまりストレスがなく、おいしい牛乳ができます。ミニレクチャーのあとに、数人の生徒が取れたての牛乳をもらっていましたが、みんなおいしいと言っていました。これは、トリビア(?)ですが、牛糞は生で食べることができます。案内の人が、糞がたんまり入ったバケツを持って、生徒にすすめていました。試しに食べた生徒は、牧草の味がするというコメントしていました。案内をしてくれたニュージーランド人のお兄さんも、最初の授業のときは食べられなかったそうです。牧場訪問の後は、キャンパスに戻って、皆で夕食を食べました。 留学生同士で行動するので、友達を作るにはとてもいい機会でした。 友だちも増えたオリエンテーション
パーマストンノースの主要な建物や場所を周りながら、最終的にマナワツマリーナ(バスケットボールやネットボール等の試合が行われる大きな体育館)に着き、第一学年全部を含めた、マセー大学のディナー会に参加しました。ここでも、たくさんの友達と出会えました。ディナー会の最後には、UniSmart というショー(?)が披露され、どうやって大学生活を成功させていくか、ということを皆で楽しく勉強しました。翌日からは、学生の専攻によってグループをつくり、大学の勉強やサポートに関する、もう少し詳しい説明を聞きました。 学部説明会
しょうがないので、放課後、直接学部のオフィスを訪ねていったら、かえって親切に説明してもらいました。NZDF(ニュージーランド防衛軍)のドクトリン(原則)に関する小冊子を渡され、“今学期はこれを勉強するからね”と言われました。小冊子は薄いことには薄いのですが、やはり、専攻レベルになったら、これくらいは当たり前にやらなければならないのだと、改めて思いました。 オリエンテーション最終日には、マセー大学の学生部MUSA(Massey University Student Association)が、カレンダーとスケジュール手帳を配布し、ナショナルバンク(支店がキャンパス内にあります)、その他の銀行、警察、バイクショップ、キリスト教会、はたまたピザ屋やハンバーガーショップまでやって来て、配布や宣伝、キャンペーン活動をしていました。晩夏ですが、昼間はまだまだ暑かったので、この一週間でニュージーランドの夏を楽しみきりました。 先にも書きましたが、今週からレクチャーが始まります。もうすでに、今日、いくつかの講義に出席しましたが、やらなければならないことがてんこ盛りです。正直言って、本当にこなしていけるのかと思うこともありますが、これが自分の目指してきたことなので、がんばって自分で立てた目標を達成していこうと思います。 次の留学現地レポートは、授業の内容に関して詳しく書けるでしょう。来月終わりには、イースターホリデーもあるので、どこか旅行にでかけるかもしれません。これから留学を目指している人は、来年の今頃、マセーのキャンパスで出会えるかもしれませんね。 2008年8月
さて今回は、ホームステイ、語学の大切さなどについて書きたいと思います。 ホームステイの魅力
この国ではよくあることですが、フィリピン人のホストファミリーも、いま一緒に暮らしているホストファミリーも、皆、生まれた場所はニュージーランドではありません。英語も、彼らにとっては母国語ではありません。フィリピン人のホストマザーはタグログ語で子供に話しかけていました。いまのホストファザーは、スオミ語で息子さんと会話しています。その5歳の息子さんは、スオミ語(フィン語)、日本語と英語の3ヶ国語を使い分けることができます。
以前は、人生経験を積むために大学の寮や友達とフラット(アパートに一緒に住む)することも考えましたが、上のような興味深いことに触れることができるホームステイがやめられず、結局今も居候を続けています。ホームステイは留学生活の基本的なサポート(衣食住)をもらいながら、異国の言語だけでなく、その料理や習慣などが経験できる場所です。海外留学をするのであれば、ぜひ一度体験してみてください。 英語の勉強
そのような多くのリーディングを通して、どのようにして英文が組み立てられているのか理解できるようになりました。最初に自分の主張や意見、事実を述べ、結論部分でその内容を繰り返すまで、中間部分はそれを裏付ける証言や事実、説明などが書かれています。このようなセンスを身につけるには、やはり多くのリーディングをこなすことが必要だと思います。おすすめなのは、自分の好きなもの、興味のあるトピックについて書かれた本や記事を読むことです。また同時に、英語を使って何かを書く人の考え方、思考の経路を知り、どのように自分のアイディアを適切に表現すればよいのかを学ぶことが大切です。
この国に来て英語を習得し、そのことによって自分がどんどん世界の一部(聴衆)になっているような感覚を得ることができました。JCFLのある先生も、他の言語を習得することは、心にもう一つ窓を持つことと同じだ、と言っていました。これから留学される方も、自分から情報を取得するという積極的な態度で、自分自身をglobaliseさせてみてください。 オークランド旅行
まず始めに雪の積もるデザートロードで雪原を撮りました。ルアペフ山にはスキー場がいくつかあって、学生の泊れる安い宿もあります。晴れていれば北島で最も標高の高い山が見えたかもしれません。次に、デザートロードを抜けると、すぐにタウポに着きます。タウポ湖は北島の中央に位置し、オセアニアで一番大きい湖です。タウポはバンジージャンプでも有名で、経験のある友達がそれを見せに連れて行ってくれました。飛び降りる先は、とてもきれいな川の水面で、勢いがあれば半身くらいは水につかります。また、ジャンプ台は渓谷の中にあり、とてもいい景色を見ることができます。同じくタウポ近郊で有名な観光地である、フカ滝にも行ってきました。ものすごい勢いで流れる川を間近で見ることが出来るのですが、あまりにも近いので、すこしこわかったです。 二日目にはティリティリ・マタンギ島へ行きました。ここでは珍しい鳥や絶滅の危機にある保護鳥と出会うことができます。実際に島を丸一日歩いた結果、14種の鳥を発見し、また、島の頂上付近で保護されているタカへという鳥は、直接触ることもできました。島の一番高い場所には、灯台があり、天気が良かったので遠くにスカイタワーも見えました。 三日目は街を観光しました。日本食レストランやショッピング、自分はスカイタワー(192m)からバンジージャンプしました!一緒に旅行をした友達が、とても性能のいいカメラをもっていたので、落下している瞬間を撮られてしまいました。 |