イギリス留学現地レポート2012年1月
留学中の休暇の過ごし方
前回までは学校の課題など少々専門的なことばかり書いていましたが、今回はひと休みして学校以外の生活について書きたいと思います。私がイギリスに生活していて一番良いなあと感じることは、少しでも休みがあると気軽に旅行に行けることです。日本から行くことに比べれば時間もお金もかかりませんし、こちらではいくらでも宿泊先や移動費を抑えることができます。 憧れの国、チェコへ
と言っても、私のコースは学校の中でも忙しいコースなので、長い休みでない限りなかなか旅行はできません。それでも、1年生のイースター休暇にはチェコに、2年生のイースター休暇にはモロッコに行ってきました。 チェコの面白い建物チェコはもともと「ヤンシュヴァンクマイエル」というチェコ出身のアニメーターの方や「ひなぎく」というチェコ映画が好きなこともあって、文化的に興味深い憧れの国の1つでした。実際に行ってみて、チェコはいろいろな建築様式が入り混ざっている国なので、街中を歩いているだけでとても楽しかったです。 もう1つ良かったのが、プラハにはアンティークショップがたくさんあること。私はもともとヴィンテージやアンティークの古着や雑貨などが大好きなので、それらを見て歩くだけでとても楽しかったです。イギリスにも言えることですが、ヨーロッパは古いものを大切にする文化があります。至るところにヴィンテージショップやアンティークショップがあるというのは、私にとってはとても幸せなことです。 モロッコではものに値段がない!
イスラム圏の国を訪れたのは、これが初めて。習慣も違いますし、何よりアジア人の女性は目立つので、街中でじろじろ見られたり、話しかけられたりで最初は慣れるのにとても苦労しました。 慣れるのに大変だったことは、モロッコはすべてのものに値段がないこと。タクシーの運賃でさえ、自分たちで交渉をしなくてはならないことです。
私が行ったのは「マラケシュ」というところなのですが、マラケシュは街中の建物がすべてピンク。建物の形も普段見ているものと違い別世界のようでしたが、建築に興味がある私にとってはとても楽しいところでした。 舞台美術の祭典へ
今回チェコに行った理由は「PQ」という舞台美術の大きな祭典があったからです。これは全世界から舞台美術(プロの作品もアマチュアの作品も)と、舞台美術家が集まる大きな祭典で、4年に1度プラハで開かれます。私はこの開催期間に合わせてプラハに滞在し、その間にワークショップに参加したりもしました。
また、いろんな国の学生代表とプロの作品が展示されているのですが、国によって傾向がまったく違っていたり、今まで見たことのないような舞台美術が見られたりと、とても刺激になりました。いつかプロとして参加できる日がくればいいなあと思っています。 |