今回は番外編で「オーストラリアレポート」ではなく、「ニュージーランドレポート」になります。みなさん、ニュージーランドに行ったことはありますか?私は初めて、1週間ほどの短い間ですがニュージーランドを訪れました。今回は南島、クライストチャーチとダニーデンだけだったのですが、ニュージーランドで勉強しているJCFLの卒業生に会ったり、大学のキャンパスの様子を見学してきました。それで、もう完全にNZの魅力にとりつかれてしまいました!(ニュージーランドの学生たちの様子はまたHPでもご紹介するので、楽しみにしていてください。)
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これまでNZのイメージといえば、オーストラリアよりも地味〜な感じ。あまりオーストラリアと変わらないだろう・・とか、とにかく羊が多そうだな・・とか。オーストラリアに住んでいるからには、一回ぐらい行っても良いかなぁ、なんていう程度であまり興味はありませんでした。(ごめんなさい!)
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しかし行ってみると、まったく違う国なんですね!確かに、同じイギリス系の国であって、現在は多民族国家で、街の信号機、標識、ゴミ箱、ショッピングセンターに入っているお店、食べ物などはオーストラリアとほとんど変わらないのです。
でも一歩街の外に出ると全く違います。オーストラリアはとても乾いた大地で、赤土のイメージ。森もユーカリのようにドライな感じですが、ニュージーランドは小さな島国で、緑が青々としていて、水が豊富な印象を受けました。また、湖は絵の具を落としたような、信じられない青さで、ただただ感動!オーストラリアの自然もすごく迫力があって感動的なのですが、ニュージーランドの場合、迫力というよりも、なんともいえない澄みきった「美しさ」なんです。
この青は本当に美しすぎる! |
ハーバーにかかるキレイな虹 | ふかふかの原っぱ |
この自然を守っていくことの大変さなどを想像したとき、どうしてこの国で環境学などがさかんに学ばれているのかということも良く理解できたように思います。日本の場合、あれだけの景色がある所であれば、お土産屋やホテルなどが乱立してもおかしくないわけです。でも、実際そこにあるのは、小さなインフォメーションセンター1つだけだったりします。
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また、オタゴ大学のあるダニーデンという街には、とにかく一目ぼれしました!山に囲まれた地形で、坂道が多く、また街の小さなお店や教会やらが、とってもヨーロッパ的。こじんまりとして何もないところですが、素朴な感じがとても魅力的でした。街の中をゆっくりと歩きながら「どこかで味わった感じだなぁ・・」と思っていたら、昔、留学していた友人を訪ねてスコットランドのエジンバラに行った時のことを思い出しました。ダニーデンは「南海のエジンバラ」と呼ばれているそうですが、うまいことを言う人がいたものだな、と思わず納得です。
ダニーデンの街を一望 |
丘に並んだかわいい家 |
古いヨーロッパ的な建物 |
また名門と言われるオタゴ大学のキャンパスは本当に美しく、この大学で勉強できる学生たちは本当に幸せだろうな、と思いました。
オタゴ大学の時計台はスコットランドのグラスゴー大学と同じものとか |
大学の図書館。小さな窓のところは閲覧室で勉強スペース。こんな所なら勉強もはかどるかも! |
キャンパス内がすごく素敵です |
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今回オーストラリア人とニュージーランド人の違いについても、すこし発見しました。オーストラリアは暖かい気候のせいでしょうか、なんだか陽気な人が多いです。ニュージーランドの人は、どこか素朴で律儀で、でも温かい感じのする人が多いな、と思いました。その辺りも、なんだかイギリス的なのかもしれません。
気候はオーストラリアほど暖かくはないですが、その分日本のように四季がはっきりとしていて、様々な植物を見ることができます。桜の木もたくさんみかけました。なんともアットホームな感じのする国で、とても安心できる国です。
イギリスで勉強したいけれど、経済的に難しい!という人に、NZはイギリス気分を十分に味わうことができる、穴場ではないでしょうか。
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あっという間だったNZ滞在。でも、シドニーに戻ってきた今も、その感動がずっと胸の中に残っています。もう何人の人に「NZ、絶対に行くべきだよ!」と勧めたことでしょうか。最初は皆半信半疑でしたが、私の興奮様にちょっとずつ、じわじわと周りの人も興味を持ち始めてくれています。
NZなんて、ただの羊の国・・と思っていた、そこのあなた。騙されたと思って、ちょっと行ってみませんか?