今年もJCFLのエアライン科の学生たちが、シドニーのカンタス航空でキャビンアテンダント研修をする!ということで、私も彼女たちの様子をいち早く皆さんにお知らせするために、カンタス航空に取材に行ってきました。
フライトアテンダント・エアライン科の先生からこの研修について聞いたことはありましたが、実際に自分が見に行ってみると、その充実した内容に本当にビックリ!
語学学校の先生である付き添いのカトリーナと取材に来ているだけの私が興奮してしまうくらいだから、実際に客室乗務員を目指している学生たちのテンションは計り知れません。「研修が始まってから1日があっという間にに過ぎていく!」と学生たちが口々に言うのも無理ありません。
フライトアテンダント・エアライン科の学生たちは本当に一生懸命で、先生の一言一句を聞きのがさずに、メモしていきます。ノートを見せてもらうと、そのメモの内容もイラスト付きで細かい!!この2ヶ月の語学研修で英語力もだいぶついてきたようで、「先生が言っていることは全部わかる」というから、頼もしい限りでした。一日一日、成長していいく彼女たちを見ていると「ああ、こういう人たちがキャビンアテンダントになっていくんだなぁ」と、つくづく思いました。
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さて、2週間、ほぼ毎日私もカンタス航空に通っていた訳ですが、実感したのはこの航空会社の素晴らしさ!これまでに1度も大きな事故がないことで有名なこの航空会社は、「Safety安全」ということに一番重点をおいています。
たとえばエアライン科の学生たちの教室でも、まず危険がありそうなもの、たとえば椅子の下においたカバンは足をひっかけて転ぶ可能性もありますから、端に寄せるように指導します。もちろん、教室に入ってすぐに非常口の説明もありました。
緊急時の訓練はいつもの教室とは異なる建物で行いましたが、その時も一番最初に非常口の説明がありました。
そして驚きなのが、(エアライン科のトピックでも紹介しましたが)6ヶ月に1度、カンタス航空のフライトアテンダントは緊急時の誘導訓練の試験を受け直さなければいけないこと!試験に落ちたら、受かるまでフライトには行けません。しかも、何度か落ちてしまうと、フライトアテンダント失格になってしまうのです。フライトアテンダントの方たちにとっては大変でしょうけれど、乗客にとってはとても安心なシステムだと思います。
こんな書き方をすると、ちょっとピリピリした会社なのかな・・と思わせてしまうかもしれませんが、実はとっても皆さんフレンドリー。入り口の警備の人から受付の人、全く関わりのないスタッフまで、気軽に声をかけてくれます。そして、常にお互いにジョークを言い合ったりして、わきあいあいとしています。そして、何より、カンタスのスタッフ一人ひとりが自分の会社に誇りを持っていることが、すごく素敵だと思いました。
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オーストラリアという国は、のんびり、ゆったりしていますが、基本的に自国を守ること、安全ということにはとても厳しい国です。例えば、オーストラリアの生態系を崩さないための努力が様々なところで行われていて、空港で外国の食べ物、木などを持ち込むことはとても難しいです。靴についた泥までチェックが入ります。
オーストラリアを代表する航空会社カンタス航空は、まさにオーストラリアという国そのもののように、フレンドリーで、リラックスした雰囲気を持ちながらも、安全に関しては決して手を抜かない会社なのだということが、よくわかりました。エアライン科の学生もすっかりカンタス航空の大ファンです。このような航空会社で訓練ができるということは、本当に幸せですね!!