今年もフライトアテンダント・エアライン科のシドニーでの研修が終わりました。まずSWICという語学学校(JCFLの提携校!)で4週間の語学研修を受けた彼女達。それから憧れのオーストラリア・カンタス航空で2週間のキャビンアテンダント研修を行いました!私も毎日カンタスに行き研修の様子を見守ってきましたが(研修の様子はこちら)、全て英語で行われる授業に皆ちゃんとついて行っていたのには感心しました。そして今回、彼女達を見ていて良かったな〜と思ったのは、皆それぞれにオーストラリアを満喫し、オーストラリアが大好きになっていたこと。そして、最後にはオーストラリアを離れたくないと思うようになっていたことです。
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オーストラリアは太る?
よく留学相談をしていて聞かれる質問が「海外では太りますか?」というもの。自分自身が留学した時、よく試験期間中や実習中などストレスが溜まる時に暴食して1、2キロ太ったりしましたが、それ以外は安定していたので、海外=太るという風には思っていませんでした。しかし、今回来ていた学生達は皆口々に「太った〜!」と。ホームステイなどで美味しいものをたらふく食べさせてもらったのかな・・と思ったら、どうやらそれだけではないよう。休み時間になると、1人一袋スナックを開けてミニパーティーが始まります。
ちょっと待って!その一袋、日本のスナックのサイズの1.5倍から2倍近くはある大きさ。しかもそれを毎日?!!みんなちょっと感覚が鈍ってきているのが面白いです。もちろん本人たちが気にしているほど太ったようには見えないので問題ないとは思いますが、気をつけてくださいね!オーストラリアには美味しいお菓子が山ほどありますから。
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オーストラリアンタイム
長期で海外にいると感覚が鈍ってしまい、日本とオーストラリアの違いなどを新鮮に感じる機会が少なくなってきます。そんなわけで、短期で来ている彼女達から色々と話を聞くのは私にとっても新鮮。今回何人かの学生が、ここでは色々なことを考える時間があった・・と話してくれたのが印象的でした。
私も日本にいた時によく感じたことですが、日本での生活は何故だか時間があっという間に過ぎていきます。夜寝たと思ったらすぐに朝が来て、時間に常に追われているような感覚で、まさに「時は金なり」という情況。でもこちらで「Time is money」 といっても全くピンときません。ひとつ言っておくと、間違ってもオーストラリアだけ一日28時間ある・・ということはありません!笑
どうしてオーストラリアでは皆時間があるとか、時間の流れがスローだとか言うのかな・・と考えた時に、1日の中でできることの見極め方が違うのではないかと思いました。オージーはある意味自分に甘い人たちだと思います。でも、だからこそ他人に対しても甘くできる。1日に1人の人間ができることを過剰評価しない。最大限のものや、完璧が求められる日本とは異なり、ここまででOKというラインが低いのかなぁ、と思います。だから皆すごく余裕がある。焦って何かをする必要もないし、マイペースなのだと思います。
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フライトアテンダントになるという夢に向かって日々日本でがんばっている彼女たち。人気の職業だけに、その努力は並大抵ではないと思います。そんな緊張状態とは180度異なるオーストラリアに今回来てしまい、最初はあまりに時間がゆっくりと流れるので戸惑ったかもしれません。
日本にいるクラスメイトたちの就職活動の進捗情況を聞いて、焦ったりすることもあったと思います。でもここに来たからこそ、自分の将来についてじっくり考える時間が持てたり、ここでしかできない経験をすることができたと皆わかっていて、最後にはそれをプラスに変えられる力を全員が身につけていたように思います。
そう・・オーストラリアとは、疲れた心や体を休ませてくれるだけの環境ではなく、パワーを充電してくれる環境でもあるのだな、と彼女達を見ていて実感しました。
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それぞれの友達や、ホストファミリーと交わした「また帰ってくるよ!」という約束。いつかフライトアテンダントになってその約束を守ってくれたらいいな、と思います。