イベント続きの3月!ジリジリと暑い夏も終わり涼しくなってきたので、たしかにイベント事には向いている季節かもしれません。しかし、お天気の変わりやすいこの時期。たまにシャワー(通り雨)が来ることも頻繁で、うかうかしてはいられません。
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まず今月最初に参加したイベントはシドニー・ハーバーブリッジの75周年記念イベント!あのオペラハウスと並び有名なハーバーブリッジを歩いて渡ろう!というもの。朝10時から夜7時半まで行われるウォーキングのために、なんと車道を朝4時〜夜11時まで閉めるという力の入れよう。したがってこの日は車やバスで橋を渡ることはできず、北から南、南から北に向かう人は電車を利用するか遠回りをするか・・ということになりました。そうなるとちょっと不便・・・。どれだけハーバーブリッジがシドニー市民にとって便利な存在であるか、思わぬところで思い知らされます。
たくさんの人が同じ時間に集中するといけないので、オンラインで時間帯を予約するというシステム。前日には締め切られるほど多くの人が申込み、開始の10時から人が途切れることはなかったほど。なんと1日で20万人もの人がこの橋を歩いたとか。シドニーの人口が約400万人ですから、とにかくすごい数!!当日はあいにくの曇り空でしたが、みんな記念写真を撮ってみたり、橋に寝そべってみたりして、この記念すべき日を祝いました。この橋がなかった頃を知っているおじいちゃん、おばあちゃんはきっと感慨深いでしょうね。シドニー市民はハーバーブリッジに愛着をこめて「コート・ハンガー」(形がハンガーに似ているので)なんて呼んだりもします。
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続いて参加したのは、イタリアンフェスティバル。シドニーのリトル・イタリーと呼ばれるライカートで行われました。イタリア系移民の多いオーストラリア。こういった民族系のフェスティバルでは大規模な方だと思います。前回お知らせしたようにイタリア語の勉強を始めたばかりの私にとっては、あちらこちらからイタリア語が聞こえてくるのがとても新鮮!!イタリア語の先生に聞いた話ですが、移民した人たちによるオーストラリア流イタリア語もあって、イタリア語では
farmacia (ファルマチア)という薬屋さんのことを
chemista(ケミスタ)(オーストラリア英語ではchemist(ケミスト))と言ったりするそう。イタリアに行って「ケミスタ」なんて言っても、さっぱり何のことか分からないでしょうけれど、コミュニティーの中で言葉が作られていくっておもしろいな〜と思いました。
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それからギリシャ・フェスティバルにも行ってきました!こちらは相変わらず独特の音楽と民族衣装がとっても素敵!ギリシャ系の人たちは皆おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、子供たちと3世代でかたまって行動しているのが何とも印象的。家族をとっても大切にする民族なんですね。
他にも3月はアイルランドのセントパトリックのお祭りなんかもありました。これから冬に向けて残念なことにイベント事は少なくなりそうです。今週の月曜からサマータイムも終わり、日本との時差も2時間から1時間に。さ、これから冬の楽しみを考えなくっちゃ。
ギリシャ・フェスティバルで |
シチリアのお菓子CANNOLI |
75周年になったハーバーブリッジ