シドニーには信じられないくらいたくさんの日本食レストランがあります。中には中国人や韓国人が経営しているお店もありますが、どこが一番美味しいお店か知る方法は「日本人に聞く」こと!そんなわけで私も習い事などで新しい人々に出会うと、すぐに「シドニーで美味しい日本食のお店はどこ?」と聞かれます。「○○は実は日本人経営じゃないの。ちょっと邪道ね。」「え〜、そうなんだ!」という会話もよくなされます。
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ちょっと前置きが長くなりましたが、その国出身の人に勧められたレストランというのは、それだけ信頼があるもので、先日行ったチェコ料理のレストランもとっても美味しかった!友人のダンナさんがチェコ人の元同僚に連れて行ってもらって覚えたのだとか。
チェコ料理なんて食べたことがないし、まず聞いたこともなかったので想像もできなかったのですが、独特なのがシチューのような煮込み料理に肉まんの皮のようなパンを浸して食べる物。このパンの食感が何とも言えず面白かったです。それから日本のキュウリのお酢の物と全く同じ味の物の中にクリームチーズが入ったものも初体験で、これも美味しかった!世界の人がどんなものを食べているのかなんて、本当にわからないものですね。
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同じ日の昼間、実は他のお友だちに誘われて「飲茶」にも行ってきました。ここもその友人の彼が香港系の方で、やっぱり地元民お墨付き!ヤムチャは普通ワゴンに料理を載せた(たいていは)おばちゃんがやってきて、これはいるか?あれはいるか?と勧めてきます。実際にのぞいてみて、食べたいかどうか決められます。選んだらその料理を置いてテーブルの上の伝票におばちゃんが印をつけて去っていきます。ワゴンに欲しいものがなくても、絶えず次のワゴンがやってきます。
蒸し物系のワゴン、揚げ物系のワゴン、おかゆのワゴン、デザートのワゴン。調整が難しく、最初に来たワゴンで色々取ってしまうと、後から来たワゴンにもっと美味しそうな物があったりもして、後悔します。このヤムチャは席に着いたと同時にワゴンが回ってくるのでオーダーして待つという時間がないこと、実際に美味しそうな物を見て指をさして選べるところが魅力です。
しかし驚いたのが、こちらがアジア人であればおばちゃんたちは何のためらいもなく「広東語」で話しかけてくること!オーストラリア人のお客さんもたくさんいる人気店でしたが、本当に香港かどこかにいる雰囲気を味わいました。香港系の友だちがしっかりと仕切ってくれたので落ち着いて食べられましたが、きっと友だちがいなかったらおばちゃんに勧められるがままになって、テーブル中料理の山になっていたことでしょう。
ちなみに余談ですが、シドニーでは香港以上の飲茶が食べられるのだとか。シドニーに移住してきている香港人は香港の中でも裕福な人々。その人たちの口に合う質の高い飲茶なので、香港でもなかなかこれだけ美味しい飲茶の店はないのだそう。ちょっと得した気分です。
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本当にこの日はオーストラリアのマルチカルチャー(多文化)を味わった日で一瞬自分がどこにいるのかが分からなくなった日でした。みなさんも是非、オーストラリアで色んな国の友だちを作って本場の味が楽しめるレストランを紹介してもらってください♪
これは、おかゆ。 |
もちっとした回りの皮が美味しかった! |
きゅうりの酢の物のようなチェコ料理!
飲茶はこんなワゴンに乗ってお料理がやってきます!勝手にフタを開けて覗いてOK!
あっという間に色々な料理がテーブルに