18日にドイツで行われたはFグループの試合。オーストラリアはドイツと8時間の時差があるので、日本×クロアチア戦は18日夜11時から、オーストラリア×ブラジル戦は19日の明け方2時から放送されました。
前回の日本×オーストラリア戦は何も考えずにテレビで見ていたのですが、今回ふと気づいたことが。「日本×クロアチア戦」、オーストラリアが出る試合ではないのに、普通のテレビで見られるというのは、実はスゴイことなのではないでしょうか?日本の場合、もちろん日本の試合は全てテレビで見られると思いますが、他の国の試合となるとBSでしか見られないと聞きます。
こちらではSBSという世界のニュースを配信しているチャンネルで全ての試合を放送しているので、特別なチャンネルを契約していなくても、全てみることが可能なわけです。さすが移民の国、オーストラリア。
18日も日本×クロアチア戦の前に、メルボルンから入った中継ではたくさんのクロアチア人が集まっているとのこと。オーストラリアにクロアチアからの移民がそれほどいるとは、全く知らなかったことで、驚きました。
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さて、夜11時の日本×クロアチア戦は何とか見たものの、さすがに夜中の2時からのオーストラリア×ブラジル戦は断念した私ですが、実際どれだけのオーストラリア人がこの試合を見たのでしょうか。11時の時点では野外にスクリーンを設置している会場に熱狂的なファンたちが集まっている姿が放送されていました。
オーストラリアでは日本に比べて寝る時間が皆10時〜11時頃と比較的早いです。少なくとも12時前には寝ているでしょう。そんな情況ですから、前回の11時スタートの日本×オーストラリア戦でさえ「途中で寝てしまった」とか「よく、そんな夜中に起きて見られるわね」と関心されたものです。今回の2時からの試合をどれだけの人が自宅のテレビで見たかはわかりませんが、ある調査では労働力(work force)の4分の1が月曜の朝は職場に現れないであろうと予測していました。そこまで盛り上がっているとは周りで見聞きする限り信じがたいことですが。
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朝のニュースや新聞では、どこもブラジルの勝利を大きく伝えました。しかし、悲観的なものではなかったように思います。某テレビ局のウェブサイトで行われた「サッカルーズは思ったよりも良くやったと思う。YesかNoか」という投票では、よくやったと思うというYESがNOを圧倒していました。ワールドチャンピョンに対して勇敢に戦ったという見方がほとんどです。また、日本とクロアチアの試合がドローであったことを受けて、オーストラリアが優位であることを前面に伝えています。
次のオーストラリア×クロアチア戦では、日本がブラジルに対して2点差で勝たない限り、オーストラリアは少なくともドローであれば次のトーナメントに進めます。こちらの記事では日本がブラジルに勝つということを「miracle(奇跡) 」や「daunting task(至難の業)」という言葉で表現しているので、オーストラリアにとっては楽観的に見ているといえるでしょう。
オーストラリアの望みをつなぎたい気持ちもわかりますが、やはり私は日本人として、日本がそのミラクルを起こしてくれることを心から願っています。