Back to School! 新学期の準備
日本の皆さん、こんにちは!私はJCFLで国際ブライダル科の担任をしていました櫻井純子です。結婚を機に先月よりアメリカへ移住することになり、これからはアメリカ特派員として当校のホームページに記事を書かせていただくことになりました。今後は月に2回、特に留学や海外生活に関心のある方に向けて、こちらの暮らしの中で興味を持っていただけそうな情報をお伝えしたいと思いますので楽しみにしていてくださいね!第1回目の今回は、夏休みも終わりに近づいた今日この頃の新学期の準備についてです。
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そろそろ8月も下旬に入り日照時間がだんだん短く感じられるようになってきました。アメリカではほぼ全域でDaylight Saving Time(いわゆる夏時間)が用いられてます。これは春から秋にかけて太陽の出ている時間を有効に使うため、時計の針を一時間進めて生活する制度です。そのおかげで、ここ北カリフォルニアでも7月は午後9時すぎまで明るかったのですが、最近では8時ごろには薄暗くなり、日没後は気温も20度程度で秋の気配さえ感じられるほどです。私が住んでいるのはサンフランシスコから東へ140kmほどのところにある小さな町ですが、同じカリフォルニアでも海岸部のサンフランシスコやロサンゼルスでは夜の気温がさらに低くなります。カリフォルニアはとにかく“暑い”というイメージを持っている方も多いと思いますが、夏でも湿度が低く風もあるため、午後の数時間以外はとっても快適なのです。
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この季節になると、日照時間と反対に長くなるのがお店の営業時間。日本ではそろそろ「夏休みの宿題終わった?」という会話が聞こえてくる頃だと思いますが、こちらではテレビのコマーシャルでも親戚の集まりでも、みんな子供に向かって“Are you ready for Back to School?”(新学期の準備は出来た?)と声をかけます。これを聞くともうすぐ9月だなぁと思い、なんとなくこちらまでせわしない気持ちになってきます。
日本では新学年は4月に始まり3月に終わりますが、アメリカでは9月から6月初旬までがSchool Yearになっています。つまり学校や学年のはざまに、宿題のない夏休みがなんと丸々3ヶ月近くもあるのです!ちょっと羨ましいですよね。
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夏休みの過ごし方はさまざまで、小学生や中学生だと“Summer Camp”というアクティビティ三昧の夏季学校に参加し、乗馬やアート制作など普段なかなか体験出来ないことに挑戦する子もいますし、高校生ならスポーツやアルバイトに一生懸命取り組みます。大学生だと寮や一人暮らしから地元に帰って友達に会ったり、家族や友達と、あるいは一人で国内外へ長期の旅行に出かける人もいますし、やはりアルバイトをして過ごす学生も多いです。また、多くの大学では単位の取得ができるSummer Classesを提供していて、学生に普段の時間割で履修できなかったものを夏の間に勉強したり、少しでも早い卒業を目指したりする機会を与えていますので、中には休暇中に大学へ来る学生もいます。
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いずれにしてもそろそろ誰もが新学期の準備の時期。町のあちらこちらに“Back to School SALE!”の広告が大きく掲げられ、店の営業時間が延長されます。“School Supply”コーナーには買い物カゴに新しいノートやファイルをたくさん入れて大忙しの親子連れが多く見られますし、“Girls’ Apparel”コーナーには「新学年初日に何を着ていくか」という大問題に直面して洋服の試着に忙しい女子高生たちもいます。
大学生になると“Back to Campus”のためにパソコン、収納家具や携帯、中には通学用の自動車などを新しく購入する人もいます。長い長い夏休みをこころゆくまで満喫し、そろそろ学校が恋しくなってきた頃、ワクワクしながら新生活の準備をするのはどんなに楽しいことでしょう!
さて、皆さんは9月からの学校生活に向けての準備は出来ましたか?宿題を終わらせたら、新しい季節に相応しいアイテムを探しに、ぜひ街へ出かけてみてくださいね!
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