American way of St. Valentine’s Day
〜アメリカ流バレンタイン!〜
2月に入りこちらはだいぶん薄着になって来ました。日も長くなり、公園で昼寝やピクニックをする人を見かける機会も増えています。今月のイベントと言えばバレンタイン。日本では『女性から男性へ愛を告白するand/orチョコレートをプレゼントする日』として定着していますが、アメリカではどんなスタイルかご存知ですか?日本とは逆に『男性が女性にチョコレートをプレゼントする日』と認識している人が結構いるようなのですが、実はそういうわけでもありません。バレンタインデーは『恋人や大切な人へ愛情を表現する日』という感じで、女性も男性も贈り物をしますし、親から子へという場合もあります。また、当日はカップルで仲良くディナーを楽しむのも定番です。
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それにプレゼントはチョコレートに限られていません。(チョコレートはお菓子の一種として “Candy”と呼ぶことも多いので覚えておきましょう!)こちらではチョコレートに並んでカードを贈ることが多く、お店にはシチュエーション別に様々なパターンのメッセージ入りカードが所狭しと並んでいます。情熱的なもの、かわいらしいもの、ユーモラスなもの・・・色々と手に取って見ているうちに時間を忘れてしまうほど。ブランクカードにオリジナルのメッセージを書く自信が無くても、自分の気持ちにぴったりの素敵な一枚が見つかれば、贈られる側の人にも喜んでもらえそうですよね。
カードのほかにはお花の贈り物も人気です。男性が手に花束を持って女性を迎えに行く・・・というシーンは映画でよく見かけませんか?普段のデートでもありえる風景ですが、バレンタインともなるとお花屋さんは大忙し。赤いバラは特に売れ行きも良いようです。そんなのは恥ずかしいと思う人もいるかもしれませんが、実際にお花をもらって嬉しくない女性はいないはず。どうせならお花にバルーンやテディベアをつけて派手に演出するのもインパクトがあります。日本の男性はホワイトデーにお花のプレゼントはいかがでしょう。
ちなみにホワイトデーは日本独特の習慣で、欧米には存在しません。こちらの人に日本のバレンタイン&ホワイトデーの説明をすると、ものすごく驚かれます。先日、アメリカ人の友人は「バレンタインはチョコレート会社とカード会社が商業的にやってるものよ!私は大切な人には一年365日、毎日愛を伝えるのが当然だと思うわ。特別な日なんて必要ない。」と言っていて、思わず納得してしまいました。
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確かに、記念日をイベントとして楽しむのも一つの方法ですが、特別に高価な贈り物や豪華な食事をするより、気持ちをストレートに伝えるのが一番大切に違いありません。そしてアメリカの人たちは大抵これが上手です。恋人や家族、友人など周りの人への感謝と愛情をいつも言葉にする習慣、ハッピーな毎日のために見習いたいものです。皆さんの素敵なバレンタインを願って、米国の劇作家オーガスト・ウィルソンの言葉を紹介します。
“All you need in the world is love and laughter. That’s all anybody needs: Love in one hand and laughter in the other” August Wilson
世の中で本当に必要なものは愛と笑いである。一方の手に愛、他方の手に笑いがあればそれで良い。−オーガスト・ウィルソン
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