Black Friday for Christmas? 〜黒い金曜?そしてクリスマス〜
いつまでも暖かい気がしたカリフォルニアも、いよいよ冬模様になってきました。でも日本はもっと寒いかな?先日11月第4木曜日はThanksgiving Day(感謝祭)という祝日でした。Thanksgivingは、家族や友人が一同に集まり、ご馳走を食べながら身の回りの恵みに感謝するという年間行事の一つです。我が家も親戚宅にお邪魔し七面鳥やマッシュポテト、パンプキンパイなどのお食事を頂きました。大人数の家族の集まりだったので、日本のお正月を思い出しましたが、同時に、どどーんとしたオーブン料理が主体のアメリカのご馳走に比べ、日本のおせち料理はなんと細々として手のかかることか・・・でも食べるのはどちらも美味しい!Thanksgiving翌日の金曜は休日になる会社や学校が多く、この日はBlack Fridayと呼ばれています。黒い金曜・・・不吉な感じがしますか?実は悪い意味ではなく、この日は早朝からクリスマスセールをする店が多いのでプレゼントのショッピングで売り上げが伸びる=店が黒字(black)になる、というところからその名がついています。
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クリスマスのディスプレイは11月上旬から始まっていますが、この時期になると本格的に忙しないムードになってきます。クリスマスツリーは大きなフェイクをリビングルームに飾る他、ファームで本物を伐採して持ち帰ることも出来ます。家のフロントヤードにはイルミネーションが施され、小さな子供のいる家庭などでは、さらにスノーマンやキャラクター物の大きなバルーンを飾るのが最近の流行りのようです。プレゼントはたいてい家族のメンバーや友人それぞれに用意し、当日まで開けずにツリーの下に飾ります。プレゼント用のラッピング材も多種多様なものが販売されているので、贈られた人が開ける様子を思いながら自分でラッピングするのも楽しみの一つです。
また、クリスマスは家族で過ごすのが一般的なアメリカでは、地元を離れて暮らす大学生なども休暇前の12月中旬にSemester(学期)の期末試験を終え、実家に帰ってゆっくり過ごします。なんとなく浮き足立ってくる今月中は、家でクリスマスソングを流すのはもちろん、映画館や劇場で“クリスマス物”を観るのも休暇を楽しみにする気分を盛り上げてくれそうです。私もスタニスラウス大学で公演される“クリスマス・キャロル”を観劇する予定なので、今から楽しみにしています。イギリスの作家ディケンズの名作を、大学の演劇学部の学生たちが授業の一環として制作し、大学内のシアターで公演するのですが、衣装や大道具・小道具等も本格的で、なかなか見ごたえのある作品になりそうです。 |
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日本ほどお正月を盛大に祝わないアメリカですが、ThanksgivingやChristmasに家族で集まり、皆の健康と幸せを願う気持ちはどこでも同じだなぁと思います。義兄宅で皆と飾り付けたクリスマスツリーには色んな人から贈られたたくさんのオーナメントでいっぱいでした。中には20年前の日付が入ったものや、子供の生まれた記念のものなどもあり、ツリーも家族の歴史を刻む大切なシンボルだとしみじみ感じます。でも日本ではもっと賑やかな催しがぴったりくるかもしれませんね。12月23日はJCFLで開催するクリスマススペシャルイベントも盛り上がれてお勧めですよ!皆さんもご家族やお友達と楽しくて素敵な休暇を迎えてくださいね。Happy Holidays!
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