Seasons for couples and parties

〜恋人たちとパーティーの季節〜

明けましておめでとうございます。みなさんはどんな冬休みを過ごしましたか？アメリカではクリスマスを家族とゆっくり、年末のカウントダウンを恋人や友達と賑やかに過ごすのが定番で、ThanksgivingからNew Yearまでイベント続きのこの季節を全部ひっくるめてHoliday Seasonと言ったりもします。この時期はそれぞれのイベントをどう過ごすか、どう過ごしたかというのがもっぱらの話題といっても過言ではありません。高校生や大学生もどの年越しカウントダウンパーティーに誰を誘って行くかで盛り上がる今日この頃なのです。新年を迎えるイベントでもありますから、一年をハッピーに過ごせるような元日にしたいというのも頷けますよね。

ところでこの華やかな12月、どうやら婚約するカップルも多いようで･･･ある日我が家にも友人カップルから婚約通知が届きました！見ると縦長のカードにはスピード写真のコマ割のように5枚の写真が並んでいます。1枚目と3枚目の二人はそれぞれ“We’re”“Engaged”と書かれた紙を持っていて、「婚約しました」と笑顔の発表。余白には “Come help us celebrate!（来て一緒にお祝いして！)と言うメッセージとともに婚約パーティーの日時と場所が書かれてあります。彼女たちらしくてとっても素敵！早速出席の返信を送りました。さてその2日後。パソコンを見ていた夫が突然 “Oh my god! Mike is proposing Jen this weekend!”（大変！マイクが今週末ジェンにプロポーズするよ！）と驚いた様子。でもそんなことがどうしてわかるの？と思い “That’s exciting! But… how do you know that?” と聞くと、彼は当日プロポーズ後に彼女を驚かすため、こっそり友人を集めたSurprise partyを企画、ついては私たちにも参加して欲しいと連絡してきたとのこと。これまた素敵！でもこちらは遠方の私たちにはlast minute notice(ギリギリの知らせ)だったので、残念ながら欠席することになりました。

Engagement Party (婚約パーティー) は、必ず誰もが執り行うわけではありませんが、アメリカではポピュラーな発表の方法です。日本のように花嫁の両親にお伺いを立てたり、結納を行ったりという風習はなく、男性が女性にプロポーズし女性が承諾したら家族へ報告するというのが一般的です。その後、婚約パーティーを開いたり、親戚や友人へ二人の写真入りの『婚約しました』カードでお知らせしたり、結婚式の日取り入りのSave the date card (この日を空けておいてね！という意味)を送ったりします。婚約期間は数ヶ月から1年くらい設けることが多く、平均的には日本より期間が長めかもしれません。結婚式が近づいてくると今度はBridal Showerという花嫁の女友達が集まってプレゼントを渡すパーティーを行いますし、伝統的にはそれ以降、結婚式直前にも数々のパーティーがあるので･･･それらを考えると、こちらの人たちはみんな本当にイベント好きで、楽しむのが上手だなぁと感心します。

パーティーと言うと大げさなものを想像してしまいそうですが、フォーマルなものよりもどちらかと言うとカジュアルなスタイルが最近の主流。Potluckといって参加者が料理を持ち寄って行うものや、お茶とケーキ又はドリンクと軽食のみのもの、屋外で行うBBQやピクニック風のものなど、お金をかけすぎず、主催者も参加者も気軽に楽しめてネットワークが広がるのがカジュアルパーティーの良いところ。文化圏の異なる国でパーティーカルチャーを体感するのも勉強の一つではないかと思います。不景気や金融危機が懸念される今日この頃ですが、バイタリティーあるアメリカはまだまだ元気！このスピリットをいつか皆さんにも実感していただけたらと思います。オバマ新政権にも期待しつつ･･･新しい年が日米その他世界中どちらにいらっしゃる皆さんにとっても良い年になりますように。Wish you a happy new year!