ロンドンライフ
ロンドンは人種が多様で、おもしろいです。道を歩いていても聞こえる言葉は色々で、まさに"MeltingPot"です。だから、渡英直後から自分が外国人という意識はあまりなく、とても馴染みやすかったです。
こちらに来て大変なのは。物価が高いこと。もちろん安い物もありますが、大半が日本よりも2、3倍します。日本には100円ショップがありますが、こちらでは100円で日本のようにクオリティの高いものは手に入りません・・・。
休日にはよく街歩きをしています。カメラを片手に一人バスを乗り継ぎ、適当に降りて散策する。ロンドンにはフォトジェニックな場所がいっぱいあって、私のカメラは大活躍。よく働いてくれてます(笑)。ぶらり旅のおかげで頭の中にロンドンの地図が着々と出来上がってきています!さらにその地図を広げるべく、今は自転車の購入を考えています。一年後にはロンドンをどこでも案内できるようになっているといいなぁ、と密かな野望を胸に、日々散策です。
他には、ギャラリーに行ったり、友達と公園で遊んだり・・・等々、充実した時間を過ごせていると思います 。
![]() |
学校の寮からフラットへ
初めの2ヶ月は学校の寮に住んでいました。初めて到着した時、「き、汚い・・・」これしか言葉が浮かびませんでした。こんなところに住めるのだろうか!?と思いましたが、慣れとは怖いものですね。住めば都で、なんとかなるものです。同じフロアに住んでいる日本人や中国人、台湾人達とゴハンを一緒に食べたり、今までのバックグラウンドや自分の夢など、いろいろ話しました。
そんな寮生活、9月からも続くはずだったのですが、キャンセルして今はフラットシェアをしています。(アパートに数人で暮らすスタイル。)理由は・・・幽霊です。「嘘でしょ!?夢だったんじゃないの〜??」と何度も言われましたが、嘘ではありません!まさか自分が体験するとは思っても見なかったので、ビックリしました。とっても怖かったです。ロンドンならではですね。まぁ、これもいい思い出になりましたが。
今住んでいるフラットはとても快適です。日本人の友達とルームシェアをしていて、シャワー・トイレ付きで週70ポンド(約15,000円)です。新築でかわいらしいお家で、とても気に入ってます。そして他のフラットメイトは皆韓国人です。お互いに言葉を教え合ったり、ゴハンを作ってあげたりと、異文化交流しています。キムチの作り方も教わりましたよ!また、日曜日にはお庭でバーベキューをしたりと、楽しいフラット生活を送っています。
![]() |
イギリスで実感した家族の大切さ
こちらに来て家族の大切さを本当に実感しました。日本にいた時家族との時間をあまり持てなかったので、こっちに来てとても後悔しました。「なんでもっと一緒にいなかったんだろう」と。日本にいる友達もですが、やはり家族に会えないのはとても寂しいです。特に来たばかりの頃は会いたくてしょうがなかったですね。
なので、よく手紙や絵はがきを送ります。美術館に行くたびにハガキを買ってます。メールで簡単に済むことですが、やっぱり違いますね。返事をもらうのも嬉しいです。これが最近の私の楽しみです。これも留学ならではの醍醐味ですね。
![]() |
スクールライフ
コースに入る前の語学学校では、周りはアジア人ばかりでした。そしてみんなペラペラなんです!「なんで語学学校に来てるの!?」と思う様な子ばかりでした。だから始めは英語を話すのが嫌で、とても静かでしたね。うまく言いたいことを表現出来なかったり、周りの子が流暢に話しているのを聞いていると、悲しくなりました。エッセイの課題が出された時もあまりできなくて、悩みました。でもそんな時にイギリス人の友達が励ましてくれて、エッセイのアドバイスをしてくれたり、手直しをしてくれたりと、とても助けてもらいました。その時、「あぁ、私は一人じゃないんだなぁ」と思えました。
JCFL時代の友達もいるし、学校や寮でできた新しい友達もいる。でも結局は自分一人でやっていかなければいけない・・・。そんな気持ちを抱いていた私は、自分では気づかないうちにストレスがたまっていたらしく、友人の励ましに涙してしまいました。「もっと頼っていいんだよ」と。とても嬉しかったですね。今では兄弟のように接してくれてます。そんな友達と出会えたことも、留学していなければなかったことです。
そしていよいよ大学のコースが始まりました。授業はまだスタートしたばかりですが、印象は、「おもしろいけど、難しい」です。レクチャーではまず先生の言っていることを理解するのが大変です。イギリス・ヨーロッパ人がほとんどなので、先生はゆっくりなんて喋ってくれません。レクチャーの最中に他の学生と話す時も、聞き取るのに精一杯で、自分の意見を言う余裕がまだありません。
初めからできるわけない、と予想してはいましたが、さすがに少しへこみました。でもなにより悔しいのは、英語力ではなく、「自分の意見がない」ということです。トピックに対しての知識や、自分の意見。それがないから、何も言えない。それが本当に本当に悔しいです。だから英語の勉強に再度力を入れ、色んなことに目を向けるようにし始めました。今までも多少はやっていたつもりでしたが、足りなかったようです。DVDを字幕無しで見てリスニングの練習をする、英語でニュースを読む、等々簡単なことですが、いつか成果が出ることを願って、毎日続けています。
こんなことを聞くと、不安になってしまうかもしれませんが、留学とはこういうものだと私は思ってます。それに簡単に進んでしまってもつまらないですよね。こちらに来て、後悔したこと、悩んだこと、辛かったこと、嫌なこと、たくさんありました。でも、そんな辛いことは、私の糧になると思います。ここで生活して、いろいろあったからこそ、自分と向き合う時間を持つことができ、そう思えたのだと思います。それだけでも留学して良かったな、と思えます。
留学は思っていたよりもハードですが、自分の目標を達成すべく、毎日頑張ります。胸を張って日本に帰れるように。




