ライティングは2つ設問があります。ひとつは、Integrated Taskといい、英文を読み、それに関する授業内のディスカッションや講義を聞き、150語〜225語程度で要約する問題です。
もうひとつはIndependent Taskといい、設問に対して自分の意見を述べるエッセイを300語ほどで書く問題が出ます。
今回はIndependent Taskについての問題です。Independent Taskの問題は、以前のCBT
(Computer Based Test コンピュータを使用した出題形式)のライティング・セクションと同じような問題が1問出題され、30分で300語程度のエッセイを書いていきます。
CBT形式だった時代にはライティングのトピック185題が公表されていましたが、iBT形式になった現在でも同様の問題が出ていますので参考にするとよいでしょう。
問題としては、身近なトピックが出題されます。
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英語でエッセイを書く時の大原則は、Introduction, Body, Conclusionがセットになって初めて完成することです。
I.Introduction: Introduction に入れなくてはいけないのは、出題に対する自分の答え(意見)です。例えば、都会に住むか、小さな町に住むほうがいいのか、という問題には、「私は都会に住みたい」というような自分の意見を必ず書きましょう。
II.Body: Bodyは2〜3段落つくります。自分の意見の理由を2〜3つ考え、理由1つにつき、1段落です。 例えば、「私は都会に住みたい」という意見を例にとってみましょう。この意見の理由としては、
1.生活をするのに便利である。
2.文化的な美術館や博物館に接しやすい。
3.人との出会いが多い。
などが挙げられると思いますが、以上3つのポイントを各段落の第1文に示し、さらに具体例を加えていきます。例えば、Bodyの第1段落目の内容は、以下のように記述することができると思います。
1.生活をするのに便利である。
具体例A,交通手段が多数ある。
具体例B,店舗の種類が豊富である。
以下、同様に、Bodyの第3段落、第3段落を記述していきます。
III. Conclusion: Conclusionには、Introductionやbodyで記述した以外の内容は書きません。まず、Introductionで書いた自分の答えを単語や表現を変えてもう一度書きます。(これをparaphraseといいます。) そして、bodyの3つポイントを要約した文章を加えます。
TOEFLのライティングでは、「私はたくさん単語や表現を知っている!」ということをアピールしなくてはいけません。ですから、paraphraseできることはTOEFLのスコアアップにとても重要です。
上記のように、今回はライティング・セクションのIndependent Taskであるエッセイ・ライティングの「骨」になる部分=エッセイの骨格をご紹介しましたが、次回は、「肉」になる部分でもある、つなぎ言葉についてご案内しましょう。お楽しみに!
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