Q エアラインスタッフとは、どんな仕事ですか?
A JALグランドサポート羽田では大きく分けて4つの業務があるそうで、グランドハンドリング業務と言われている仕事です。まず1つは、マーシャラーと言って、飛行機の間近で到着した飛行機を駐機場まで誘導する仕事。それから、出発する飛行機を滑走路まで車で牽引する仕事。カウンターでのチェックイン業務、そしてカウンターのバックで手荷物を扱ったり、カーゴに積んだりする仕事です。
Q エアライン業界で働きたいと考えるようになったきっかけは何ですか?
A 高校で農業を学んでいた関係で、タイで農業研修をする機会があったんです。その時に初めて飛行機に乗ったのですが、窓から飛行機のそばで働く男性を見てものすごく感動して。離陸の前に一礼をして手を振っている姿におもてなしの心を感じました。当時は知りませんでしたが、飛行機を誘導するマーシャラーという仕事だったと思います。飛行機は大好きだったのですがエアライン業界は女性の職場、というイメージがあったので、男性も活躍できると知ってすごくワクワクしました。中学・高校と柔道をやり、高校では農作業もやっていて体力には自信があったので、どこかで活かせないかなと考えていたんです。これだ、と思いましたね。
Q エアライン業界に進むために、当校のアジア・ヨーロッパ言語科を選んだ理由を教えて下さい
A やりたい事はエアラインと決まっていたのですが、韓国ドラマがきっかけで韓国語を独学で勉強したり、高校の時クラスにいたドイツ人の留学生と仲良くなってドイツ語を教えてもらっているうちに第二外国語の面白さにもはまって、両方勉強したいと思っていたんです。大学も考えたのですが、カリキュラムを見てみっちりやるならJCFLかなと。就職実績も良かったし、インターネットで目にする在校生や卒業生の話からも充実している雰囲気が伝わってきたので。英語以外の言語ができた方が空港の仕事には有利かなと思い、アジア・ヨーロッパ言語科を選びました。
Q アジア・ヨーロッパ言語科で学んだり身についたことで、どんなことが就職活動に役立ちましたか?
A ビジネスマナーが役に立ったと思います。そういった事は全く知らない状態で入学したのですが、授業で得た知識をファーストフード店でのアルバイトで実践することで確実に身についていったかなと思います。社会人として恥ずかしくないマナーを身につけたかったので、サービス接遇検定の準1級も取得しました。担任の豊島先生は1人ひとりをじっくり見てくださっていて、自分では気付かなかった強みをうまく引き出してアドバイスを下さったので、説得力のある志望動機や自己アピールを考えることができました。
一番根本的なところで自分を変えられたと思うのは、1年次後期にあるヨーロッパ短期留学です。現地ではホームステイをしながら語学学校に通うのですが、現地では第二外国語で何とかコミュニケーションを取らなくてはいけないので、積極的に働きかけるようになりました。また、ホームステイ先には他の国からの留学生が何人か滞在していたので、彼らとの交流を通してオープンになれたし幅が広がった気がします。それまでは内気な方だったのですが、就職活動前に少し自分の殻が取れて、積極的な姿勢で臨めてよかったと思います。
Q どんなエアラインスタッフになりたいですか?今後の目標を教えて下さい
A 1つでもミスをしたら大きな事故につながってしまう責任ある仕事なので、安全第一に、与えられた仕事を必ずやり遂げていこうと思います。今までは自分が旅行を楽しんできましたが、これからはお客様に楽しんでもらう立場なので、カスタマーファーストの精神を忘れずに、最高のホスピタリティを提供していきたいです。羽田空港はアジア圏の方の利用が多いので、卒業までに選択授業で取っている韓国語をもっと頑張っていきたいと思います。
Q エアライン業界に憧れている人、アジア・ヨーロッパ言語科に興味のある人へ
A 航空業界でも男性が活躍できる仕事は調べれば色々あります。どんな仕事にしても、エアライン業界はチームプレイで成り立っている業界なので、コミュニケーション能力が重要だと思います。そのためには、自分から多くの人と接したり、外国の方と積極的にコミュニケーションを取ること。アジア・ヨーロッパ言語科だと少人数制でネイティブの先生の授業があり、質問がしやすい状況なので、コミュニケーション力もアップします。エアライン以外の業界でも、これからの社会は英語はもちろん大切ですが、英語ができてさらに第二外国語ができるというのは強みになると思うので、頑張って下さい。