Q 埼玉大学の編入試験に合格した時の気持ちは?
A 今でもまだ信じられなくて。先輩から圧迫面接と聞いていた2次の面接試験がとても和やかな雰囲気で安心したのですが、今度は専門分野の質問にうまく答えられなくて、すっかり憂鬱になっていたんです。同日に発表だったのですが、合格者が掲示されるまでの間英語本科の友人と一緒になったので少し気が紛れました。掲示板に自分の番号があった時は、信じられない半分、素直に嬉しかったですね。受験中は色々相談をしていたので、親に一番に報告しました。
Q 日本外国語専門学校(JCFL)を選んだ理由を教えてください
A イギリスの大学に通っていたのですが家の事情で帰国することになり、まずは就職に向けた学校に入ることに決めました。留学中は国際関係を勉強していたので、インターネットで学校探しをする時に、国際関係や当時興味のあった幼児教育、英語などのキーワードを入れて出てきたのがJCFLでした。就職実績が良かったですし、興味のある色々な分野の勉強ができそうだったので、入学を決めました。
Q 就職ではなく、大学編入に進路変更したのはどうしてですか?
A イギリスでは国際関係、主に政治学を中心に勉強していたのですが、英語本科の授業で英字新聞を使って国際問題や英語を学ぶ授業があり、その授業を受けているうちに‘大学でもっと深く学びたい’という思いが強くなってきました。その思いを伝えると、親も応援してくれることになったので、大学編入に切り替えました。高校時代、留学一辺倒で日本の大学受験の勉強を一回もしたことが無かったので、不安はありましたね。
Q 大学編入専攻ではどんなことを学びましたか?試験に特に役に立ったことは?
A 今田先生の『国際関係論』、『国際関係史』の授業が良かったです。特に国際関係史の授業では、たまたま私が研究テーマに選んでいた冷戦時代を中心に講義をしてもらえたので、2次面接対策に役立てることができました。それから石橋先生にして頂いた面接練習です。私は説明下手で回りくどい表現になってしまうのですが、先生にそういった答えの1つ1つにアドバイスを頂いたので、自分なりに答えをまとめてみたり、意識して簡潔に答えるようにしました。英語に関しては、私は文法や基礎の力が無かったので、JCFLの授業で基礎力をつけたり、TOEICのスコアを上げられたのは良かったです。それから、これは直接的ではありませんが、友達の存在も大きかったです。辛い時に話を聞いてもらったり励ましてもらったりしました。
Q 古山さんは留学も経験していますが、JCFLの英語教育はどんな点でプラスになりましたか?
A 単語という点では、1年次にTOEICクラスの担任だった秋山先生が授業で毎時間単語テストをやって下さったことがよかったです。意外に知らない単語が多いことが分かったので、その分暗記に力が入りました。また、文法の基礎がないので感覚的に文章を読むことが多かったのですが、それは当然間違いも多くて。内宮先生のTOEIC対策やリーディングの授業で、文法の基礎や文章を分かりやすい文に訳す方法などを教えてもらえたことが力になりました。同時に同義語や単語も沢山教えて頂けたことも良かったです。入学時735だったTOEICスコアは200点アップしました。
Q 大学編入を考えている人にメッセージ
A 英語本科の大学編入専攻は、予備校と違ってピリピリしていないところが良かったです。私はそういう環境で頑張れるほど精神的に強くないので、JCFLで心を許しあえる友達に出会って、受験を支え合えて良かったなと思います。また、大学編入は英語力が重視されるのですが、JCFLならTOEIC対策やネイティブの英会話、リーディングにライティング、と全ての面で英語力を向上させることができるので強味かなと思います。日本の大学は、海外の大学と比べて専攻を変えることが難しいと聞きます。今の時点で学びたいことが明確でない人は、JCFLで英語を学びながら、色々な授業を受けてみて、やりたい事、興味のある事を見つけるのがいいんじゃないでしょうか。これは留学中も感じたことですが、努力はした分だけ絶対に返ってくると思う。受験勉強中は大変だと思いますが、いつかは努力が報われると信じて頑張って下さい!