更新日07.8.9
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■アメリカの州立大学でスポーツマネジメントを学ぶ卒業生

ウエストヴァージニア州立大学 スポーツマネジメント専攻
2005年 アメリカ留学科卒業
群馬県立高崎高校出身
アメリカのウエストヴァージニア州立大学で、スポーツマネジメントを専攻する卒業生が来校してくれました。この専攻は人気が高く、3年進級時には上位4分の1の成績を取った学生だけが進学を許可されます。見事上位の成績を収め、現在最終学年に入った佐藤さんにインタビューしました。
アメリカでスポーツマネジメントを学ぶ卒業生

Q スポーツマネジメントって、どんな勉強をするの? 

 簡単に言ってしまうと、スポーツを商品として扱う学問です。例えば、アメリカはプロのスポーツリーグが沢山あるのですが、実際にあるチームをモデルにして、そのチームの経営戦略を分析したり。あとは、自分たちでスポーツのチームを作ると仮定したプロジェクトなどもやりました。どの都市を本拠地にするかという段階から始めて、その都市の嗜好を調査し、だったらどんなチーム名がいいのか?ロゴは?チームカラーは?何を売りにするか?など考えていくんです。

Q どうしてアメリカでスポーツマネジメントを学ぼうと思ったの? 

 浪人をしている間に、大学で何を勉強したいのかじっくり考えているうちに、日本の大学へ行く意味が分からなくなってしまったんです。友達から聞く大学の話は飲み会の話ばかりで、それは違うなと感じてしまって。ちょうどその頃に広告でスポーツマネジメントという分野があることを知ったんです。小・中・高とずっとバスケットボールをやっていて、日本のバスケをもっと盛り上げたい、普及させたいという思いがありました。日本の大学を調べてみたのですが、スポーツマネジメントを勉強できるところがなくて、だったら本場のアメリカで勉強しようと思ったんです。

Q アメリカ留学科で留学の準備をして良かったと思うことは? 

 1年で実践的な準備ができたことです。特にプレゼンテーション。僕の専攻では、ほぼ毎回の授業でプレゼンテーションがあったのですが、これはいきなりやれと言われてもできないと思います。ネイティブの学生も始めはどうしたらいいかわからない様子でした。僕はアメリカ留学科でパワーポイント(資料作成ソフト)の使い方やプレゼンテーションの段取りを教わっていたので、みんなを取りまとめたりしているうちに、周りが認めてくれるようになりましたね。

Q アメリカに留学して何が良かった?

 日本で当たり前だと思っていたことが、色々な国の人の価値観に触れることで色々な見方ができるようになったこと。視野が広がりました。二択しか与えられていなくても、納得がいかなかったら第3の道を作っちゃおう、という発想ができましたね。教授から言われたことでも、もっと他にいいものがあるんじゃないかと思えば提案して交渉してみますし、そのアイディアが面白ければこちらの人は受け入れてくれるんです。自分自身で生きていく力がついたんじゃないかと思います。

Q 今後の目標は?

 これまでの2年間、自分なりに納得してやってきたので、最後の1年は気合を入れて新しいことに挑戦したいですね。前にオールAを取って学部で表彰されたことがあるのですが、これはまだ連続でやった人がいないと思うので、もう一度オールAを目指してがんばろうかと。卒業後は、アメリカで働くことを目指すか大学院へ進むかまだ考え中なのですが、その時々にあるものを思いっきりやっていこうと思います。

Q アメリカ留学を考えている人へメッセージ

 不安はわかるけれど、やると決めたらやるんだと開き直って頑張ってほしいと思います。やらずの後悔よりも、やってみて後悔する方が断然いいので。そして留学したら、日本代表で来ているんだ、という気持ちで自分の行動に責任を持って生活していってほしいなと思います。

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