朝食をカフェや喫茶店で食べるなんていうと、日本なら忙しいサラリーマンを想像してしまいます。時間がないから、職場の近くの喫茶店でモーニングのセット(大概はトーストとコーヒー)なんかをエネルギー補給に流し込む。たいていの人は家ですませるか、何も食べないか。週末であっても、友達と約束するのに、ランチやディナーの約束をしても朝食を外で食べる約束をすることはあまりありません。
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私がオーストラリアに来て驚いたのは、カフェで朝食を楽しむ人がたくさんいること。平日であれば、新聞を広げてカフェのテラスで優雅に朝食を楽しむビジネスマンも見かけますし、朝食を囲んでミーティングをしているショップのスタッフのような女の子たちを見かけることもあります。ビジネスランチならぬ、ビジネスブレックファストをしている人たちもいます。
週末ともなれば、その数は倍増。朝食はどこのカフェでも出していますので、早朝から開いています。家族で来ている人もたくさんいますし、久々の友達とcatch up(近況報告などし合う)している人たちもたくさんいます。カフェで朝食なんて、すごく優雅!贅沢!と思ったのですが、観察しているとなんとなくその理由が見えてきます。
日本では家族で夜お食事に行くなんてこともあると思いますが、オーストラリアの外食(特にディナー)はすごく高い!テイクアウェイで家で食べることはあっても、家族で外食をしているグループを見かけることがあまりありません。いても観光客か、バースデーパーティーなど特別な時です。子どもたちが比較的早い時間に寝てしまうことももしかしたら、外で外食しない理由のひとつかもしれません。その点、ブレックファストならディナーに比べて安価で、ボリュームもあるメニューが多いです。
例えばどこのカフェにもある「ビッグブレックファスト」と呼ばれるメニューには、ベーコンエッグ、ソーセージ、ハッシュポテト、グリルしたトマトやマッシュルームなんかが山盛りにのったメニューが人気。その他、クロワッサンや、ターキッシュブレッドのサンド、フレンチトーストやマフィンなども充実です。
それになかなか都合が合いづらい友達とも、週末の朝だけなら、わりと都合が合わせやすいものです。朝食を食べてからどこかに一緒に出かけるわけでもなく、その場で「じゃ、また今度ね!」という人たちがたくさんいます。だから道で偶然再会した友達にも「こんどカフェで朝食でもしてcatch upしようよ。」なんて気軽に言えるのです。
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朝から、カフェでゆったりと友達と一緒に朝食を食べると、その日一日が充実した日になります。皆さんもオーストラリア留学してオージーの友達ができたら、「週末カフェで朝食でもしない?」を使ってみてくださいね。