私が留学している街は、オーストラリアの首都キャンベラです。キャンベラはシドニーとメルボルンの間に位置し、1908年にオーストラリアの首都として選定されました。何もなかった場所に新しい首都を建設するにあたり、全世界に都市設計の募集を行い、アメリカ人ウォルター・バーリー・グリフィンの設計プランが採用されました。サークルを中心に同心円状の道路と放射状の道路がミックスした設計になっています。このように計画的に造られた街だけあって、どの景色を写真に収めても絵になり、またどこを見ても緑に溢れています。キャンベラは海に面していないので、ビーチはありませんが、湖がいくつか点在し、この街の人々はその湖でヨットに乗ったり、釣りをしたりして楽しんでいます。
この街は政治が行われている場所なのですが、東京とは比べものにならないほど静かです。もちろん、先日キャンベラを訪問したエリザベス女王同様、英国のブレア首相やアメリカのブッシュ大統領など著名な政治家が訪れるなど、首都として国際的な一面も持っていますが、基本的にはゆったりとした、穏やかな街です。
私はキャンベラに来てすぐにこの街が好きになりました。街並みや景色が綺麗だからという理由だけではなく、自分の時間を大切にできる街だからです。私がホームステイをしているホストファミリーがそうなんだと思いますが、仕事が第一なのではなく、家族や友達など、自分が大切に思っている人達と一緒に過ごすことをとても大切にしていて、仕事とプライベートの時間をしっかり分けています。ここに住む人にとって仕事は生活の一部にすぎないのであって、生活の全てではないのかもしれません。この考え方は私が日本と異なっていると思う点の一つであり、またこの街の人々が素敵だなと思う点の一つでもあります。






